Windows、無線設定をバックアップしたり、リストアしたり。

WS000001

↑お客様から、VAIOの初期化作業を依頼され、無線設定をバックアップとったところ。。。

Windows7「以前」なら、OS標準の機能として、無線設定のバックアップ&リストア機能が用意されてるのをご存知だろうか?

が、、、Windows8以降は、(10も)その機能が省略されてしまった。セキュリティ強化の一環だろうか?

無線設定のバックアップといっても、1つしか設定してなかったり、WPSボタン使って設定してたりするなら、そこまでするのは、逆にめんどくさい。でも、複数の設定があるなら、バックアップリストアしたほうが確実だし簡単。それに、、、圏外の無線設定するとき・・・たとえば自宅にいて職場の無線設定する場合、SSIDを控えてないとできない。
ってことで、無線設定バックアップの出番。

早速やってみよー。

●無線設定のバックアップ方法

リカバリー前にバックアップを行なう。
って、当たり前だけど。

・必要なモノ→USBフラッシュメモリー(容量問わず)
(50KB程度だけ使用するため、中身初期化しなくてもOK)

WS000000

↑ネットワークと共有センターを開く

WS000001

↑ワイヤレスネットワークの管理をクリック

WS000002

↑バックアップしたい項目を右クリックプロパティで、ワイヤレスネットワークのプロパティを開く。
「このネットワークプロファイルをUSB・・・」をクリック

WS000003

↑用意してあったUSBフラッシュメモリーをPCに接続。

あとは画面の指示に従えば、あっという間に、USBフラッシュメモリーへのバックアップが完了する。

WS000002

↑USBフラッシュメモリーに保存されるデータ。50KBにも満たないほどのデータ。

ここで、少し工夫してやる必要があるのは、複数の無線設定をバックアップ取る場合。
このまま、同じ手順でバックアップ作業すると、先のデータは上書きされてしまう。

WS000001

↑冒頭のスクリーンショット

USBフラッシュメモリーにフォルダーを作り、無線設定の場所がわかるようなフォルダー名でもつけて、バックアップデータを個別に保存するようにする。
こうすることで、1つのUSBフラッシュメモリーに、複数の無線設定をバックアップできる。

●無線設定のリストア方法

USBフラッシュメモリーを接続し、フォルダー毎にわけた「1つのフォルダと2つのファイル」を、USBフラッシュメモリーの階層トップにコピーする。

つづいて、setupSNK.exeファイルを、ダブルクリック。画面のメッセージを確認して、OK。これで、1つの無線設定のリストアが完了となる。

あとは、すべてのフォルダー内のバックアップデータをその都度、USBフラッシュメモリーの階層トップにコピーして同様の操作を繰り返すだけ。

ちなみに、、、バックアップデータのフォルダーの中の「WSETTING.TXT」を開くと・・・

WS000003

↑SSIDと、ネットワークキーが、テキストで保存されてる。

●Windows8、8.1、10について

残念ながら、Windows8以降は、ワイヤレスネットワークの管理という設定項目が、なくなってしまったため、同じ方法でのバックアップはできない。

コマンドプロンプトを開いて、SSIDをネットワークキーを個別に表示させて、それを、メモ帳にでもはりつけて、手動で、登録するしかない。

わかる人にだけどうぞ。

・登録している無線設定のSSIDをすべて表示させる

WS000005

netsh wlan show profiles

・指定したSSIDのセキュリティーキーを表示させる

WS000006

netsh wlan show profile name="SSID" key=clear

リストアも、少々めんどくさい。

WS000004

↑リストアは、ネットワークと共有センターを開いて、
「新しい接続またはネットワークのセットアップ」をクリックして、SSIDとネットワークキーを一つずつ登録していく。地味な作業。。。

おしまい。。。

店長野田の記事が気に入ったらシェアしてね
  • URLをコピーしました!
目次