真のフラッグシップウォークマン「NW-WM1Z/WM1A」、満を持して、ついに見参!!!!

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ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。

やっとやっと製品化してくれましたね。真のフラッグシップウォークマンと呼べるものを。

ウォークマン誕生時のコンセプトを貫くならば、、、決して、ウォークマンと呼べないかもしれない。でも、時代が求めてるものはそうじゃない。ソニー関係者の方々の間では、様々な葛藤があったかと察しますが。本当によくぞここまでのものを製品化してくれました。まずは、心からお礼を言いたいと思います。ありがとうございます合掌。

発表と同時に↑こんなことを考えていたら・・・

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Just ear開発者の、松尾さんが、こんなツイートを。

なんかちょっとムネアツです。感動しました。(T-T)

本来、ウォークマンは、手軽に音楽を外に持ち出せる、ポータブルオーディオプレーヤーだ。 
500g近い重量は、手軽に音楽を外に持ち出せるものなのか? 
30万円のオーディオプレーヤーが、ウォークマンなのか?

以前、ウォークマンZX1、ZX2、そして、今回のWM1Zの開発者でもある、佐藤氏に、質問をしたことが。「市場では、一部の層から、AKが圧倒的な支持を得ていますが。それに対抗できる、価格&性能のウォークマンは出さないのですか?」と。 
そのときいただいた返答は、やはり、それがウォークマンと呼べるものなのか?というニュアンスの内容だったことを記憶している。ZX2お披露目の会場にて。

世の中では、重くて高価なAKが受け入れられてる。時代は変化してるのだ。 
当店では、Just earをご厚意により常設展示させていただいているが、AK&ポタアン総重量1kgは超えるであろう重装備で、そのJust earを試聴に来る方が、普通にいるのだ。

「高価でも、重くても、高音質を求める人は確実に存在するのだ」

このブログを書いてる店長野田自身も。

とまぁ、こんなことを、常日頃思っていたもんだから、WM1シリーズの発表に、さらにトドメを刺すかのような、松尾さんのツイート。そりゃぁもう感動さ。

というのをふまえて、やっと、WM1のことについて、見ていってみる。 
(流れからおわかりかと思うけど、すでに、WM1万歳というスタンスです。。。)

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話が前後するが、最初から整理を。

今回、フラッグシップウォークマンとして、WM1シリーズがIFA2016にて発表された。一見カラバリのように思えるが、ゴールドが「NW-WM1Z」(3,299ユーロ)、ブラックが「NW-WM1A」(1,299ユーロ)で、上位下位という位置付け。2機種の違いは、純粋に、音質だけと言ってもいいだろう。サイズ重量内蔵メモリー容量くらいしか、スペック上は違いが見えないが、筐体やケーブル部品など、音質を左右するところが違うのだ。

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↑ファイルウェブさんのYoutubeより(いつもホームシアターファイルではお世話になってますm(_ _)m)

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2機種の大きな違いは、音質。その音質差の要因のひとつは、筐体の素材。 
WM1Zは、なんと、1.8kgもの無垢の無酸素銅削り出し。さらに、それに表裏ともに金メッキを施したシャーシーを採用している。これにより、「高域がすごいのびてきれいになるということと、低域のずしんという深みのある音が出る」(佐藤氏談 公式Youtubeより)

対して、WM1Aは、0.5kgのアルミ削り出しシャーシー。 
気になる価格差が2倍以上あるが、どれほどの音質差があるのか。日本での発表後、しっかりと試聴してみたい。

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↑BALANCEDの文字が見える、気持ち大きな直径の端子が、おそらく、世界初搭載であろう、4.4mm5極端子。反対側が従来の3.5mm「4極」ステレオミニジャック。

2機種共通点としては、まず、バランス対応を推したい!!!さらに、日本のJEITAが今年3月に規格化した、4.4mm5極端子の採用もポイント。WM1シリーズでは、従来の3.5mmステレオミニジャックで、アンバランス再生、そして、4.4mm5極端子でバランス再生を可能にしている。もちろん、アンバランス再生は、ZX2でプチお祭りとなった、4極プラグ採用による、グラウンド分離再生も踏襲。一般的な3極ジャックでのステレオ再生もできるのでご安心を。 
なお、バランス再生時は、アンバランス出力はストップするようだ。二人仲良くペア試聴は不可^^;

当店ブログ「例の、バランス用5極4.4mmプラグが、「ヘッドホン祭2016」で施試作展示」

バランス、アンバランス出力を可能にしたのが、今回、刷新されたフルデジタルアンプ「S-Master HX」。ZX2で大きな懸念だった、出力不足も解消。実に、4倍もの出力に強化。(ZX2が15mW×2、WM1シリーズがアンバラ時60mW×2、バランス時250mW×2。ゲイン設定は2段階)これで、ウォークマン単体で、MDR-Z7などの高いインピーダンスのヘッドホンも余裕でドライブできるだろう。さらに、これまた待望の、ネイティブDSD再生に対応。11.2MHzまでネイティブ再生が可能(バランス出力時のみ)DSDは、アンバランス出力では、PCM変換で最大384、352.8kHz/32bit出力となる。

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↑WM1Zでは、4芯編み構造のキンバーケーブルを採用。WM1Aでは無酸素銅ケーブルを採用。

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「アンプの根元からヘッドホンぎりぎりのところまでキンバーケーブルでつないだらどうなるだろう?外部からのノイズを遮断する。繊細さとかが出る」(佐藤氏談 同Youtubeより)

佐藤氏の説明、実際の部品をみてびっくり。こだわってるねぇ。

つづいて、WM1Zの外観を見てみよう。

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450gがとにかく頭にあるせいか、ファイルウェブさんのYoutube見ると、手に持った感じが、思ったよりコンパクトだなぁと。実際、数字で見てみると、厚みはさすがに除いて・・・縦横ともに、Xperiaよりも小さいくらい。WM1Z_Chassis_Product-Large

↑右側面には、ハードキーが配置される。背面はシボ加工のレザーグリップ。

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↑左側面には、ホールドスイッチが配置される。見た目重厚感あるスイッチだ。

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↑ストラップホールがあるのには少々安堵。 
データやりとりは、相変わらずのUSB2.0ベースのWMポート。んー、そろそろ、USB3.0ベースのWMポート2とか来ないかなぁなんて淡い期待してたんだけど。こりゃぁ発売日の夜は、256GBの音楽データ転送祭りだな。寝る前に転送開始して、ほっとくか・・・。microSDスロットがあるのは当たり前になってきたウォークマンだが。2スロット欲しかったなぁ。このクラスなら、1TBくらいマイライブラリーを持ち歩きたい人多いと思うんだけどなぁ。

つづいて、UI。 
今回は、非Android。ソニーオリジナルOSのようだ。これは、どうしたって賛否両論だろう。(↓スペック表にも書いてあるが、UKサイトのスペック欄がどうやら間違ってるようで、Androidと書かれてる) 
たくさんのメリットを捨ててまで、非Androidにしたからには、それなりの理由がないとね。また、そのせいかどうかはわからないが、WiFiも載ってない。非Androidの名機といえば、やはり、ウォークマンX。これは微妙な使い勝手だったがWiFiが搭載されていた。音楽再生特化ってことで、これは、一つの「解」と、指示したい。

非Androidウォークマンでは、ウォークマンXを最後にタッチパネルモデル不在だったが、今回、WM1シリーズでも、タッチパネルが採用されている!

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↑なかなか好印象の画面デザイン。これが、ホーム画面というのか、初期画面というのか。最初の画面になるんだろう。 
少しわかりづらいが、Androidでいうところの通知バーには、左から、

「BALANCED WAV 192kHz/24bit 音量表示? 時計」

という表示が。これは、画面遷移しても常時表示っぽい。 
その下の段に、

「再生中 リピートマーク Bluetooth バッテリー残量」

という順番で表示されてる。

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↑最初の画面から、左にスワイプすると、曲関係の情報が。右にスワイプで曲のブックマークリスト画面が。

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↑上へスワイプで、フォルダー(?)画面。

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↑下へスワイプで、USBオーディオ出力画面。

いろいろ動画を見てみたが、どうやら、再生画面らしき最初の画面を中心にして、上下左右へ画面が配置されたUIのようだ。また、上下の画面では、さらに左右へ画面遷移するようだ。 
なかなか単純で使いやすそうな印象。 
レスポンスもかなり良さそうで、ヌルサクではなく、サクッサクッとした動きのようだ。ここらへんは、非Androidの恩恵か。

では、最後に、あちこちから、情報を引っ張ってきて、スペック表をまとめてみた。音楽特化と思ってたら、MPEG4、AVC (H.264/AVC)、WMV9も対応してると、UKサイトには書かれてるが???

  NW-WM1Z NW-WM1A
カラー Gold Black
内蔵メモリー 256GB 128GB
外部メモリー microSD
ディスプレイ 4.0型TFT液晶、FWVGA(854×480)
対応フォーマット 音楽:MP3/WMA)/FLAC/LINEAR PCM(最大384・352.8kHz/32bit) / AAC / HE-ACC / APPLE LOSSLESS / AIFF / DSD(バランス出力のみ、ネイティブ11.2MHz、アンバランス出力はPCM変換) 
映像:MPEG4、AVC (H.264/AVC)、WMV9
出力 アンバランス時:60mW×2 
バランス時:250W×2 
ゲイン設定2段階
サウンドエフェクト ソースダイレクト,10バンドイコライザー/トーンコントローラー,DSEE HX(5モード), DCフェーズリニアライザー,ダイナミックノーマライザー
再生時間/充電時間 33時間(MP3 128kbps) 26時間(FLAC 192kHz/24bit) 
11時間(DSD 11.2MHz) 
/7時間
Bluetooth Bluetooth 4.2 
プロファイル: A2DP/AVRCP/OPP 
コーデック:LDAC/SBC
NFC
サイズ 65.3 x 123 x 19.9 mm 53.8 x 119.5 x 14.8 mm
重量 455g 267g
付属品 USBケーブル,レザーケース,ストラップ,スタートアップガイド,インストラクションマニュアル ←(レザーケースを除く)
OS ソニーオリジナルOS(UKサイト仕様欄に表記されてるAndroidは、間違い) ソニーオリジナルOS
インターフェース 4.4mmバランス端子,ステレオミニジャック、WMポート

ということで、まとめ。

これまでのウォークマンの概念をいい意味で打ち破った、画期的かつ記念すべきウォークマンWM1シリーズ。 
これまでのウォークマンではできなかった、DSDネイティブ&バランス再生、出力大幅増強、Androidを捨て、音楽特化にした潔さ。 
えぇ、買いますとも。買わせてもらいますとも。ユーロ換算だと30万オーバーですが、なんとか30万に納めてもらえないですかね?

なにせ、、、Just ear製4.4mm5極ケーブルも買わないといけないし、本体だけの出費じゃ済まないから。ね?Just earオーナーの皆様。やっぱウォークマンで聴くでしょ?!

ということで、松尾さん、、、発売日に、ケーブル入手できるよう、是非製品化をお願いいたしますm(_ _)m

※情報収集、動画視聴、、、もろもろ、5時間かかりました。さて、仕事しよう! 
(今回のブログに限って、、、趣味です!)

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参考にさせていただいた、ファイルウェブさんの、Youtube

佐藤氏のワンマンショー的な、WM1ZオフィシャルYoutube