新VAIO typeS 実機レビュー
「typeSをこよなく愛する店長野田」改め、
「typeZをこよなく愛する店長野田」ですが、なにか?
昨日一足早く、ソニースタイルさんからの粋な計らいで
フライング入荷となった、、typeSとtypeF[FWシリーズ]。
今回は、typeSの実機レビューをお届け。
VAIO typeS
VGN-SR90 159,800円~ 先行予約販売中
(内蔵グラフィック選択の場合は、7/24から販売開始)
まず、おさらいから。
モバイルVAIOの最上位モデルとして位置付けられていた、typeS。
今回、そのtypeSが、大きく2つに枝分かれし、
・最上位モバイルVAIO typeZ
・カラバリを取り入れ、ラウンドフォルムとなった、ソフトなtypeS
となった。従来の、typeSは、ブラックでクールなデザインで、スペック
は、モバイル最高グレード。ということで、特に男性層に人気だった・・・。
で、ソニーさんは考えた(?)
typeSをもう少しソフト路線に変更し、女性層も取込もうじゃないか!
そして、従来のtypeS支持層へは、さらにスペックアップした、typeSの
進化形、こだわりのtypeZをぶつけ、ガッチリ押さえようじゃないか!
店長野田も考えた・・・ソニーさん、がっちり正解ですよ(笑
●親しみやすいデザイン
スペックなどもそうだけど、旧typeS(SZ)と、新typeS(SR)とは、
デザインが大きく違う。
筐体から新設計の、フルモデルチェンジ。全体的にやさしい
デザインに仕上がってる印象。
ということで、デザイン面(外観)を眺めてみよう。
特徴その1 シリンダーデザイン
VAIO505で採用されてたシリンダーデザイン。VAIO 10周年記念
モデルのtypeTで復活となったが、そのシリンダーデザインを、
typeS(SR)でも採用。シリンダー部分にバッテリーをうまく納める
ことで、見た目も美しく、また、ダウンサイジングにも、貢献。
シリンダー左部には、ACアダプター用ジャック、右部には、グリーン
LEDが印象的な電源スイッチを配置してる。
また、気になるUSBは、従来通り、右側面やや奥。
ということで、マウス接続時に、USBフラッシュや、プリンターのUSB
ケーブルが邪魔になりにくい。さらに奥には、LAN、電話ポート。
↑正面から見ても、電源状態がわかるように、電源ボタン部
だけでなく、リング状にも光る。
↑シリンダーデザインのためか、液晶はこれで最大に開いた
状態。
特徴その2 アイソレーションキーボード
これまた、typeTで採用されている、通称浮き石型キーボード。
今回より、「アイソレーションキーボード」という名称になった。
ちなみに、isolation→分離 という意味。
↑左上にあるのは、スピーカー用スリット。
左右対称で、右にもある。
キー同士が完全に独立し、女性の爪でもひっかかりにくいのが
特徴。
また、typeSのアイソレーションキーボードは、A4ノートPCと
同じの、19mmピッチで、ストロークは2mm。うちやすい。
特徴その4 3色のカラーバリエーション
ナイトブラックは、キーボード面もブラック
サクラピンク、スターシルバーは、シルバー
カラーは3色。
スターシルバー
サクラピンク(ソニースタイル VOM限定)
ナイトブラック(ソニースタイル VOM限定)
↑ソニスタさんよりお借りしているのは、ナイトブラック
サクラピンクとスターシルバーは、実物天板をお借り。
かなり雰囲気の違う3色。ナイトブラックは男性、サクラピンク
は女性、スターシルバーはどちらでも。と、思いきや、実際
見てみると・・・サクラピンクは、意外と、淡い色合いで、
男性が持つのもアリ。
↑左:typeSサクラピンク 右:typeCラグジュアリーピンク
右はちょっと男性には・・・でも左はアリでしょ。
↑個人的にはやっぱり、ナイトブラックが気になってしまう。
●便利な機能
デザインに引き続き、お次は、便利機能について見てみよう。
typeS(SR)には、モバイルVAIOとしてはめずらしい便利
機能が搭載されてる。
なかなか面白いアイデア機能、「Switch」。
3つのモードとして、自宅、会社、外出先を用意。設定画面の
「カスタマイズ」項目で、その名称変更OK。
そして、そのモードごとに、壁紙を設定でき、さらに、
キーボード上の5つのボタンに、アプリケーションや、
よく使うファイル、フォルダを登録し、ショートカットとして
一発起動できる。
3モード×5ボタン=15のショートカットが登録可能。
また、5つのボタンは、デスクトップ上にアイコン表示されていて、
わかりやすい。デスクトップ上のアイコンをクリック、もしくは、
キーボード上のボタンを押す。どちらでもショートカットの起動が
可能。
「MODE」ボタンを押す毎に、モードが切り替わり、設定した壁紙
や5つのボタンの表示が変わる。
ちなみに、モード切替にかかる時間は、
壁紙・・・瞬時。通常壁紙を替えるときって、意外と時間かかるのにね。
5つのボタン表示・・・フェードアウト、フェードインという、表示効果が
入るため、瞬時ではないが、1秒未満。ほぼ瞬時といっていいか。
本当に一瞬で切り替わるため、CPUや、メモリに依存するほどでも
ないと思われる。ほんと、その一瞬の速さにちょっと驚き。
↑キーボード上の5つのボタンと、MODEボタン、SETTINGボタン
5つのボタンに登録すると、デスクトップ上に、↓表示される。
↑この表示されたアイコンは、「SETTING」ボタンで、
常に最前面表示、一定時間で非表示のそれぞれのON/OFFを
切替えることができる。
また、5つのボタンへの登録は簡単で、登録したいものをドラッグ&
ドロップするだけ。
↑スタートメニューから、ドキュメントを3つめのボタンに登録している
ところ。
3モード×5ボタン=15のショートカットをうまく使い分ければ、
かなり楽ちん操作ができそう。
●モバイル最上位モデルじゃないけれど、スゴイんです。
今回お借りしてる、typeS(SR)のスペックは↓
CPUは、最上位じゃなく、2番目。
メモリも2GBと、標準的。
これで、214,800円。
ヒジョーに王道的なカスタマイズ。
で、パフォーマンスはどれくらいか、見てみると・・・
おおおお。金額からは想像できないスコア出てるし。
早速、数時間ほど、Webブラウズや、3Dゲームなどで、
使い倒してみた。
・レスポンス
OSの起動、IEの起動他各アプリケーションの起動
→非常に調子いいっす♪ きびきびとした動きが心地よい。
やはり、Centrino2規格による、処理速度向上によるんだろう
ねぇ。アプリの起動は、シュパッと切れ味鋭い感じ。
・キーボードの打鍵感
→旧typeS(SZ)と比較しても、アイソレーションキーボードの
安定した感触は、気持ちいい。また、タイピング時の音も
小さくなってる。
●まとめ
typeZの弟(妹?)分という位置付けながら、実機にさわってみた
感じ、確実にメインマシンとして十分活躍してくれることがわかった。
今回の実機の性能&価格を考えても、もう少しスペックを落として、
価格を抑えても、快適に使えそう。
ということで、明日は、実際のシミュレーションで、金額をチェック
してみよー。
明日へつづく・・・