S、SZ、Zユーザーに捧ぐ。VAIO Pro13レビュー!
本当にイイデキバエ。今回新発表された新筐体のVAIO3機種、、、「Duo13」、「Pro11」、そして、この「Pro13」。その中でも、バツグンのまとまってる感を醸し出しているのが、Pro13だろう。
モバイルPCとしては、13型という大画面。
それでいて、軽量薄型。
なにより、2004年9月にtypeSが登場以降、13型最強モバイルVAIOは、モデルチェンジを繰り返しながら今まで発売されてきたという、安心感。このサイズのモバイルPCは使いやすいんだろう。いや、間違いなくイイ!
といいつつ、、、最後の3代目Zの登場からまもなく2年。Windows8モデルすら登場しない、Z系列。
S、SZ、Zオーナーさんたちは、、、今後どうすりゃいいの?と、完全難民生活。
さぁ、Pro13は、そんな難民達を救えるのか?
●Pro13をリプレースマシン候補にしていいのか?
さて、、、当店ブログ「VAIO Pro11は、Tの後継ってことでOK?Pは?Xは?」をアップしてからというもの、S、Z難民なんすけど?というお問い合わせがちらほらと。特に、Zの最終モデル(Zは、2度のフルモデルチェンジで3モデルあった)は、S~SZ~Z系統初となる光学式ドライブレスという、思い切ったデザインで、賛否両論=とんがった製品として、熱烈なファンが生まれたわけで。
その後継機種の登場を待つ気持ちは、よーーーくわかる。
ってことで、Pro13は、、、S~SZ~Z難民にとって、気になってしょうがないモデルのはずっ!
では、S、SZ、Zのそれぞれ最終モデルをおさらい比較してみよー。
typeS | typeS(SZ) | Z(三代目) | |
画面サイズ |
13.3型 |
13.3型ワイド 1,280×800 |
13.1型ワイド |
CPU | PentiumM | Core Duo | Core i7 |
薄さ | 29.9~35.4mm | 22.8~33.7mm | 16.65mm |
幅 | 312.5mm | 315mm | 330mm |
奥行き | 224.8mm | 234.3mm | 210mm |
重量 | 1,950g | 1,690g | 1,150g |
光学式ドライブ | あり | あり | なし |
バッテリー時間※ | 4.5時間 | 7時間 | 9時間 |
※バッテリー時間=最軽量時の最大持続時間
どの3機種も発表直後、心躍りまくってたのを覚えてる。 特に、Zになってからは、2度のフルモデルチェンジをしてるが、それがまた、すごかったよね^^
このサイズを最強モバイルとして、見事に確立したよねぇ。
ソニーとして、当時の持てる技術をすべて投入した感があって、IT業界の縮図のような(←言い過ぎ?^^;)
んじゃま、Pro13のスペックも並べてみよ。
Pro13 (タッチパネル搭載) |
解説 | |
画面サイズ | 13.3 型ワイド 1,920 × 1,080 |
TRILUMINOS |
CPU | Core i7 | |
薄さ | 12.8~17.2mm | 手前が薄くなってる |
幅 | 322mm | キーピッチ19mm |
奥行き | 216mm | |
重量 | 1060g | タッチ無しは940g |
光学式ドライブ | なし | |
バッテリー時間※ | 13時間 | 拡張バッテリーで、なんと26時間に! |
※バッテリー時間=最軽量時の最大持続時間
タッチパネル搭載なのに、3代目Zよりも軽く、薄く!
さらに、スタミナ!
また、搭載されている、第4世代Coreプロセッサは、電力効率向上&GPU強化が、特長。Pro13は、3代目Zの外付GPUに、匹敵するという噂もあり、、、こうなると、タッチパネル搭載も考慮して、爆裂的な軽量化に成功したと言えるかも。
ただ、U番最速のCore i7 4650Uを搭載したDuo13の存在が、最強モバイルの称号を与えるのをジャマしてるのも事実。そこは、ハイスピードSSDがどこまでカバーするのか?
ということで、Pro13、、、いいよね!
では、、、具体的な、Pro13の特長を見てみよー。
●PCIeのハイスピードSSDは、爆裂に速いという。。。
やはり、Pro13の最大の特徴は、これじゃないだろうか?
どうも、ソニーオフィシャルWeb、ニュース系サイトも含めて、地味な扱いな感じが残念なんだけども。。。
確かに、実機でベンチマークとったわけじゃないし、その辺の情報もなさげだが・・・。どう考えても、ストレージの速度が2倍ってのは、全体のパフォーマンスに大きく影響を与えるんじゃないかと。。。
近々実機が入荷してくるので、ベンチ測定してみるつもり。。。
●「UDカーボン」と「アルミ」を使いこなし、軽さと強さを両立
軽量薄型PCにありがちな、、、贅肉落としすぎて、筋肉まで落としちゃって、、、結果、貧弱に。。。ダメダメなパターン。
↑red editionのページがわかりやすい
そこで、UDカーボンとアルミを要所要所で使い分け、軽いのに強いボディを創り上げたわけだ!そう、、、「細マッチョボディ」の誕生だ!
ノートPCに使われるカーボンはクロスカーボンといわれるが、UDカーボン(東レ製)は、さらに強く軽い素材。ただ、加工が非常に難しく、Pro11では、ソニーの長年培った、カーボン加工技術により、天板として採用できたらしい。
確かに、同サイズのクロスカーボンやアルミと比較してみても、持てばすぐわかるほど、軽さを実感できた。
↑カーボン素材へのこだわりの、動画。。。
●「音」が、、、モバイルPCとは思えないほど、、、超絶にイイ。音量もすごい!
実際に聞いてみた!すごい!
正直なところ、、、今まで、VAIO SZに搭載されてた、Sound Reality以降、あまり、モバイルPCには音質を求めたことがなかった。
というか、それ以前に、スピーカーまでもが小型化されてて、音質云々言う以前に、「音が小さい」。
ところが、Pro13に関しては、、、スピーカーが鳴った瞬間、明らかに、従来のモバイルPCのそれとは、異質の音が。とにかく、パワフルな音に驚かされる。
http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/602/716/html/20.jpg.html
↑理由はこれ。Pro13の分解写真に、はっきりと大容量のボックススピーカーが写っているのがわかる。感心するのが、Lスピーカー(写真向かって右)、、、ヒートパイプをくぐって配置されてる。右と左のスピーカーの形状が非対称ってことだ。
・コンテンツにあわせて最適な音質を設定できる「ClearAudio+」
・内蔵スピーカーの音圧を強める「xLOUD」
などのソニー独自の高音質技術も採用されている。
なるほど、音が気持ちイイのも納得だ。
昔に比べて、今は、気軽に動画コンテンツを楽しめるようなインフラが整い、モバイルPCといえど、音が少しでもいいに越したことはないよね。
っていうか、音楽までも楽しめるレベルだ。
●「絵」が、、、モバイルPCとは思えないほど、、、超絶にイイ!
↑色がキレイ!
色がきれいだと、写真見たり、動画みたり、、、とにかく、映像全般が圧倒的に美しくなる!
↑トリルミナスのイメージ
↑きめが細かい
本来のPCとしての使用=ブラウズ、メールなど、、、フルHDの効果により画面内にたくさんの情報が表示される。画面がより広く使える。
↑ソニー自慢の高画質回路。BRAVIAの技術。高画質動画、低画質動画。ありとあらゆる映像ソースを、鮮明な映像表示にする!
↑広視野角
●スムーズタイピング!
キーピッチ→タイピングが快適に行えるかどうか判断できる数値。
Pro13は、19mm。
なんの問題もなく、快適タイピングが可能。
今打っている文章も、同じくキーピッチ19mmのVAIO Zでタイピング。なんの違和感もない。
また、、、これだけ、薄く軽いくせに、Pro11のキーボードは、、、しっかりと「光る!」。。。だから、暗い場所でもタイピングができる!とか、、、そんなことは言わない。。。「光るとかっこいいじゃん!」そうさ、見た目大事なのさ♪
●こだわりのタッチパネル液晶、、、のヒンジ!?
まさに、うんちくレベルかもしれないが、、、実際に使ってみても気付かないだろう(ぇ
ただ、、、これがなければ、使いづらいはず。あって当たり前なのかもしれない。
液晶を開け始めるときは、ヒンジが固い。簡単にぱかっと開いちゃうと困るからね。で、、、少し開けると、スッとヒンジが軽くなり、、、一気に開けやすくなる。が、、、開ききったところでは、ヒンジはまた固くなる・・・タッチパネル液晶だから、指で押さえるから!
とまぁ、言われてもわからないこだわりかもしれないが、ないと本当に使いづらいはず。実機にさわるときは、必ず、液晶の開閉動作を行い、ヒンジの絶妙のこだわりに注目してほしい。
●その他(って、ひとまとめにしたくないけど)
●Rapid Wake/Rapid Wake+ECO
正直、、、起動時間は爆速。製品で試してみないとわからないが、シャットダウン状態からの起動時間は、6秒~くらいだと予想される。
●USB3.0×2(うち1ポートは、電源オフ時でも給電が可能)
4,125mAhのバッテリーを、、、スマホやウォークマンへおすそわけ充電が可能。
もちろん、AC電源なしでも可能だから、バッグへ放り込んでの移動時などにも、Pro11→スマホなどへ充電ができる。モバイラーには、相当便利な機能のはず。(最近のモバイルVAIOでは標準搭載の機能)
●NFC搭載
やはり、Bluetoothのベアリングの簡略化(かざすだけ)は、特に便利だろう。
●まとめ
今回の夏モデル第2弾の中で、、、最もまとまったVAIO言えるのが、このPro13だろう。3代目Zは、モバイルPCとして、完成の域に達したと思うが、それをさらにチューンナップし、見事なVAIOに仕上げてきた。
画面サイズ、重量、、、トータルで見ても、オールラウンドなVAIOだろう。
また、価格も、Z系統とは思えないほど抑えられたのも、大きな魅力の一つ。
そして、、、Pro11と迷っている人も、すごく多いようだが、、、
「Pro13は、、、メモリ8GBがチョイスできる!!!!」
↑これ、4GBMAXなPro11に対して、ものすごいアドバンテージだろう。
ヘビーに使うメインマシンをお探しなら、迷わず、Pro13をオススメだ。
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