「4K撮影はできない」けど、「4K出力が可能」な、α7S、海外にて発表。ポイントは全画素読み出し!

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あくまで「海外発表」だけで、日本国内は未発表ということで。

「α7シリーズ」に、はやくも、3機種目となるモデルがラインナップに加わることに。

新α7sは、動画性能を大きく強化したモデル。
α7、α7Rとは、少々毛色が違うモデルだ。

●全画素読み出しが、最大のポイント!!!

●新開発の1,220万画素35mmフルサイズ Exmor CMOSセンサー

新開発のExmorセンサーが、α7sの大きな特長。

「フルサイズセンサーとして、はじめて全画素読み出しに対応」

↑これがポイント。

デジイチカメラでは、動画撮影時、画素数が多すぎて、全部の画素データを読み出せない。そのため、なんらかの方法で、「間引き処理」を行なっている。
(ざっくりと、間引き処理の方法として、ラインスキップや、ビニングや、画素今後やら、、、メーカー、機種ごとに、いろいろあるらしい。。。この方法によって、画質が大きく左右される。)

フルHDは、しょせん、200万画素程度なんだから、間引きしたところで、画質に影響ないんじゃ?

ごもっとも。
が、、、実はこのあたり、、、結構ややこしくて。

●ローパスフィルター

DSC-RX1、、、この発売後、ローバスフィルターレスモデルの、DSC-RX1Rなんていうモデルが発売されたため、ご存知の人も多いかもしれない「ローパスフィルター」

CCDやCMOSといった、光を電気に変換するデバイスにつきものの、モアレ、偽色。これを、おおざっぱに言うと「適度にぼかす」ことで、回避してくれるのが、ローパスフィルター。(カリッカリッの解像感を望む人は、モアレ、偽色を覚悟、、、うまく自分でコントロールして、ローパスフィルターレスモデルを選ぶのだっ!)
このローパスフィルターは、画素数にあわせたものでないと当然効果はない。
だから、写真撮影時には効果があっても、間引きしてしまって画素数が落ちた、動画撮影時には、効果がない。

ということで、デジイチのローパスフィルターは、「動画撮影時には働かない」

ざっくりと、こんな理解でよろしいかと。

●全画素読み出しによる、高画質

これまでのことをふまえて、整理すると。

動画撮影時、、、

・間引き読み出し→ローパスフィルターが効かない→モアレ、偽色が出やすい

・全画素読み出し→ローパスフィルターが効く→モアレ、偽色が出にくい

ってことで、改めて、、、

「フルサイズセンサーとして、はじめて全画素読み出しに対応」

この意味するところはすごく大きい。
1220万画素という低画素数にすることで、全画素読み出しが可能になったのは間違いないとは思うけど、この画素数だからこその、常用ISO100~102,400、拡張50~409,600という、、、効いたことのない高感度が実現したのも間違いないかと。
しかし、すんごいISO感度だね。

●4K撮影はできないものの・・・

4K撮影ができると、某サイトが大きな「誤報」したのを発端(?)に、あちこちで、まちがった情報が飛び交ってるのが、ものすごく残念。

「4K撮影はできません。。。」

とはいえ、、、

全画素読み出しによる高画質と、、、4K、フルHDともに、「クリーンHDMI」という、4:2:2フォーマットでの出力ができるのは、業務用途にも十分耐えうる。
今後、外付レコーダーなんかが出てきたら、α7sは面白い存在になるだろうね。

本体での録画は、フルHD XAVC Sフォーマットに対応。50Mbps記録が可能。120fps/720のハイスピード撮影や、MPEG-4 AVC/H.264のAVCHDやMP4の記録にも対応。

さらに、オプションで、XLR音声の入力にも対応。

気になる、、、動画撮影時に必須のフルサイズ電動ズームレンズだが、、、

28-135mm F4

というレンズが、開発中らしい。。。

ソニー発表のスペックリスト(PDF)
プレスリリース

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ソニーストア α7

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