α350発売直前実機レビュー in 秘密基地♪
一昨日、秘密基地にて、α350を、じっくりさわることができたので♪
早速、長編実機レビューをお届け。。。
秘密基地の戦闘員の方にご協力いただき、開梱風景から、
撮影できた!感謝(笑
↑今回、使用させてもらったのは、
DSLR-A350K(18-70mm F3.5-5.6レンズキット)
ソニースタイル価格 99,800円(税込)
まずは、ラインナップのおさらいを。
DSLR-A350(ボディのみ)
ソニースタイル価格 89,800円(税込)
DSLR-A350K(18-70mm F3.5-5.6レンズキット)
ソニースタイル価格 99,800円(税込)
DSLR-A350H(DT 18-200mm F3.5-6.3レンズキット)
ソニースタイル価格 139,800円(税込)
レンズキットはどちらも、かなりお得な価格設定に。
DSLR-A350Kは、ボディのみと1万円の差額で、標準ズームレンズ
(単品購入価格25,200円)がついてくるし、DSLR-A350H(←店長
野田ダンゼンオススメ)は、5万円の差額で、18-200レンズ(店長
野田も愛用)(単品購入価格56,280円)がついてくる。
●開梱して、付属品の確認
↑本体、レンズの他、
充電器&ケーブル、バッテリー、USBケーブル、ビデオケーブル、
ショルダーストラップ、アイピースカバー、CD-ROM、取説。
この付属品の中・・・あれ?っていうものが、2つない。。。
まず1つめは、アクセサリーシューキャップ。
アクセサリーシューキャップ FA-SHC1AM
ソニースタイル価格 851円
フラッシュなんかを取り付ける、ファインダー上のアクセサリーシュー
のキャップ。別になくても支障はないと言えばそれまでだが、
見た目的にどうかと・・・。α100、700では、フツーに付属してた
だけに、ん~、どうだろ。付属しといてほしかった。。。
なんか、接点がむきだしってのが気になるし、本体と一緒に
購入をオススメしたい。
そして、もひとつ。これは、ないと困る人大勢いると思う。
メモステDuo→コンパクトフラッシュアダプタ AD-MSCF1
ソニースタイル価格 5,387円
このアダプタは、α200、350には、付属していない。
αユーザーは、ソニーファンが多いだろうから、メモステ所有率も
かなり高いだろう。それだけに、手持ちのメモステをα用の記録
メディアとして使うつもりの人も多いはず。
α700は、メモステスロットもあるため、このアダプタは不要だが、
α100、200、350は、CFスロットしかない。α100には、このアダプタ
が付属してたから問題ないが、α200、α350は、なんと別売り。
αのために、CFを買うか、既存のメモステを使うために、この
アダプタを買うか。。。タブン、アダプタを買うことになるんだろうね。。。
ちなみに、α350をすでにソニースタイルにて注文済みの店長野田
は、α100は、結局下取りに出さずに、当店展示用として、寄付(!)
する予定。ってことで、α100のシューキャップとアダプタをそのまま
使用するので、今回は購入しないぞっと。
●目玉機能のライブビューを見てみよう
なんといっても、α350の最大の特徴は、「ライブビュー」だ。
コンパクトデジカメや、ケータイのカメラ機能では、撮影中に、
液晶画面に被写体の映像がリアルタイムで写っているのは、
当たり前だが、一眼レフは、そうではない。。。
↑切替えミラーが、パタパタッと切り替わることで、光を、
ファインダーか、ライブビュー専用CCDへと、切替える。
一眼レフカメラは、レンズを通した入ってきた「映像」は、CCD(CMOS)
には写らず、メインミラーで反射し、ファインダーを通して、目に入る。
CCDに光があたってないんだから、液晶画面にリアルタイムに、
映像が表示されるはずもない。
そこで、α350では、もうひとつ、ライブビュー専用のCCDを設け、
ファインダーに当たる光をそのCCDへと切替えることで、リアルタイムで
液晶に映像が写り続けるってわけだ。しかも、オートフォーカスセンサー
は、ライブビュー中でも、動作しつづけるため、他社モデルのように、
ライブビュー中は、オートフォーカスが使えない、なんてことはない。
ライブビュー撮影ができるんだから、当然、液晶画面は↑こんな風に
可動する。
おもいっきり万歳して高い位置からのハイアングル撮影や、お子様目線に
あわせての、ローアングル撮影時なんかには、強烈に便利になる。
もちろん、三脚での撮影時にも、無理な姿勢をとることなく、
自然に撮影できる。ちなみに、横振りは、できない。
↑三脚撮りで、ものすごく楽できる。中腰とはおさらばだ(笑
確実に、三脚を持ち歩くことが増えるだろうな
↑の4分割写真の左下を見てもわかるが、
ローアングル撮影時には、アイピースカップが、明らかにジャマ。
が、取り外せば問題ない。
↑アイピースカップを取り外せば、これだけの角度でも、液晶面は
隠れることなく視認できる。
おまけ
液晶の横振りができなくても、縦に構えて、真横に向けて・・・
液晶面を起こして・・・。壁に隠れて・・・・・・・。
こんな撮影が可能・・・決して隠し撮りではない・・・。
↑ライブビュー中の、液晶画面。
バッテリー残量の他、シャッター速度、絞り値など、情報の表示は、
十分。
実際に、ライブビュー撮影を試してみたが、やはり非常に便利。
通常の撮影では、やはりファインダーでの撮影のほうが、しっくり
いくが、コンパクトデジカメに慣れている人には、はじめての一眼
レフとしては、なじみやすいかもしれない。
ハイアングル、ローアングル撮影は、思った以上に便利。
人混みをかきわけての撮影では、ハイアングル撮影。前の人の頭の
上から、撮っちゃえ!
お子様目線や、迫力ある「あおり」での撮影では、ローアングル撮影。
そして、↑でも書いたが、三脚撮影には、もうライブビューなしでは、
撮影したくないかも。身長176cmの店長野田は、三脚撮影時は、
さすがに、自分の目線まで三脚をのばして、ファインダーをのぞく、
なんてことはできない。中腰で撮影するしかなく、長時間はつらい;
三脚撮影+ライブビューは、相性バツグン!
そして、ライブビュー機能に関連して・・・スマートテレコンバーター機能。
要するにデジタルズーム。
↑ライブビュー中にしか、使えない機能。
ボタンワンプッシュでデジタルズーム倍率が、オフ→1.4倍→2倍→オフ
に切り替わる。
1.4倍は、Mサイズ(3264×2176 約710万画素)
2倍は、Sサイズ(2416×1600 約390万画素)
に、それぞれ、自動的に固定される。
画素数を考慮して使えば、このデジタルズームもかなり重宝しそう。
また、撮影時、シャッターを押す直前に、一時的に、デジタルズームして、
フォーカスなんかの確認にも使えるかも。
ところで、この4分割写真、ライブビュー画面の3枚が、イマイチに見える
だろうが、これは、あくまでライブビュー用のCCDの性能のため。
撮影写真には影響ないから、これくらいのCCDで十分だろう。
実際に2倍撮影したものをレビューしたのと比べると、これだけ小さくても、
解像度が違うのがわかる。
気になったところといえば。
撮影すると、デフォルトでは、ファインダー、ライブビュー撮影に
関わらず、約2秒間、自動的に撮影写真がレビューされるが。
ライブビュー撮影時に、連続撮影する場合には、かなりうっとうしい。
ガシガシ撮影したいのに、シャッター切るたび、撮影、レビュー、
撮影、レビュー・・・。撮影が中断されてしまう。
とまぁ、これは、MENU画面のオートレビューを「切」にすれば、解決
されるわけで。 設定変えるほどでもないや。って場合は、シャッター
半押しで、即レビュー画面解除。っていう方法でもOK。
●さぁ、シャッター切ってみよう
(まだ、発売前ということで、実際の撮影データは、公開できないので、
ご了承くださいませ。)
第一印象。明らかに、フォーカス精度、速度ともに、α100とは、大きく
違う。公表の1.7倍の速度というのもうなづける。α700に迫るのでは?
と思うほど。とにかく、このことを声を大にして言いたい!!!!
シャッター性能が大幅向上したぞぉぉぉおお!
また、シャッター音も、ずいぶん、α100とは違う印象。好みもあるとは
思うが、「いい音」になっている。。。
ということで、ソニーさんもシャッター音に関しては、かなりこだわってる
らしいので、α全シリーズと、サイバーショット、auケータイのシャッター
音を比較してみよう!
強引に、擬音で表現してみたが、その擬音を参考に、聞き比べてみて
くださいな。個人的にはやっぱり700が好きかも。是非、聴いてみて!
(ちなみに、ファインダー近くにマイクを設置し、生録しました。。。)
●操作感はどうだろう?
α700同様、200、350ともに、上面の回転ダイヤルは、1個になってる。
↑α350
α100では、使用頻度の高かった、ISO、ホワイトバランス、フォーカス、
露出などの、設定は、↓の写真の左にある回転ダイヤルに収められてた。
そのため、レンズにポジションニングしている左手を、わざわざ離しての操作
となり、ややめんどくさかった。
↑α100
が、200、350、700は、その位置に、使用頻度のやや低めになる、
「モードダイヤル」を配置し、ISO類の設定は、右手親指だけで、操作
できるように改善された。
↑α350の液晶面
そのため、使用頻度の高い操作は、右の「Fn(ファンクション)」
ボタンからだけで、ほぼ事足りる。
Fnボタンを押すと・・・
6つの項目が表示される。α700を操作したことある人なら、
え?画面変わってワンクッションはいるのかよ?と思うかも
しれないが(店長野田も同じく)。α700の場合は、Fnボタンを押して、
最初の画面内でカーソルを操作する必要があるため、操作の手間
自体は、変わらないと言ってもいいだろう。α350、200の操作法では、
最多でも、3ボタンプッシュで、すべての設定項目までたどりつくわけ
だから。
もちろん、ISO、露出補正は、シャッターボタンまわりに、単独ボタンと
して配置されてるので、楽ちん。
ということで、α100から大幅に操作性アップした、α700の操作性を、
初心者でも迷わないようにさらに改善されたのが、α200&350の
操作性って感じ。
●まとめ
価格的には、エントリーモデル。ただ、撮影時に一番気になる、
フォーカス精度&速度は、完全に兄貴分α700ゆずり。
また、ライブビューの使い勝手もよく、α700をも上回る、1420万画素
という高解像度を生かした、デジタルズームも面白い。
また、初心者向けに、「AUTO」モードでの、自動フラッシュポップアップも、
α200、350からの新機能。さらに、AUTOモードの他に、「フラッシュ禁止
AUTOモード」も搭載されているあたりも、「フラッシュご遠慮ください」と
いうシチュエーションで助かるはず。
重量も適度に軽いし、ライブビューを使えば、女性でも楽々一眼レフ
ならではの美しい撮影ができるんじゃないだろうか?
ということで、αシリーズでは、迷わず、α350をイチオシしたい。。。