そらの病気のこと

ちょっと重い話。。。
実は、この1ヶ月。我が家は、そらの病気のことで、本当にくらーい雰囲気で。 

20091030sora1
↑生後3ヶ月のそら(10年前)

ずいぶん前から、体重が落ち始めたそら。元気もなく・・・。いつものかかりつけの病院での検査では、甲状腺機能障害。薬を飲み始めてずいぶん元気をとりもどし・・・ほっとしてたところだった。

ところで、先日のうみの腫瘍の摘出手術でお世話になった、高松の入江動物病院で、なんと、麻酔なしで様々な検査が可能という、そんな設備があることを知った。そらも10歳という節目だし、人間ドックならぬ、わんこドックを受けさせようと。

すると・・・本当に目の前真っ暗になる検査結果が。「肝臓ガン」の疑いが濃厚。しかも、かなり大きい。後日、麻酔をしてのCT検査が必要だと・・・;;

ところで、高松のこの病院=「入江動物病院」。院長の入江先生は、日本獣医がん学会の獣医腫瘍科認定医1種という資格を持っている、日本でも数少ない獣医師の一人。腫瘍の専門医ってことらしい。そんな理由で、うみの執刀をお願いしたわけだけど。まさか、そらのほうがもっとお世話になることになるとは・・・;

院長先生の判断では、まず、院長お一人だけではオペは非常に難しい。麻布大学の渡邊先生との共同執刀でなら・・・。というなんだか、すごい話に。逆にそれだけ難しいオペってことだ;
ところで、麻布大学附属病院・・・すんごい動物病院。。。詳しくは、こちら

で、2日前の木曜日、最終的にどうするかの判断。直々に渡邊先生に、診察していただき。詳しくご説明していただいた。

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今回のそらの病状は、

・CTやエコーで診断する限り、部位が、もっとも太い血管の大動脈に癒着しており、術中死の可能性も否定できない。
・血管への癒着は、完全に部位を取り除くことが非常に難しい(血管ごと切除してのバイパス手術は、犬の場合、技術的にも不可能)
・転移の可能性は低い。
・そらは、、、現在、この部位による痛みも、影響も出ていない。
・そらが、高齢、10歳である。

その他もろもろの判断により、渡邊先生は、おすすめしないという判断ではなく、オペをするべきではない。と、はっきり判断してくれた。

当初は、悪性でも良性でも、かなり大きな影が写っているため、オペはさけられず、術中死の覚悟も必要といわれてたけど。結果的には、その日は、そらを連れて帰ることができたわけ。

悪性か良性かは、おなかを開かないとわからないわけだけど、まずは、そらの年齢、健康状態を考えれば、今回の判断が最善だったと、信じてる。
今後は、1ヶ月に1度の定期エコー検査で、経過を見ていくことになった。
そらの肝臓になにが潜んでいるかわからないままだけど、そらが天寿を全うするまで、この部位がおとなしくしていてくれることを祈りつつつきあっていくしかなさそうだ。

●かわいいわんこが家族にいる方々へ。

1年に1度は、わんこドックを強く強くおすすめします。動物のレントゲンは麻酔が必要なのが常識だけど、入江動物病院のように、麻酔なしでレントゲン含め様々な検査をやってくれるところもあるはずです。是非、探してみてください。

●今回のことで、いろいろご心配ご迷惑をかけた方々へ

いろいろすいませんでした。急に店を抜け出したり・・・。
我が家のかわいいかわいい長女の一大事だったということで、ゴカンベンください。

●おまけ

もう、ほんとに心配も無意味なくらいなので、おまけ扱いで。


↑抜糸もしてないのに、こんな感じで、暴れまくり。怪獣です。。。吠えてますが、なにか?
っていうか、抜糸前に海岸へつれてくなと^^;

今は、抜糸も終わり、完全復活のうみちゃんでした。。。

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