新型Z様、クアッドSSDベンチその後・・・新たな発見! [VAIO Z様]
ブログ読者さんからのコメントをきっかけに、、、
CrystalDiskMark 3.0 Beta5
という、いつものベンチマークソフトのβ版だけど、最新バージョンを使ってみたところ・・・。
また、少し違った結果がでたものの、「4k QD32」という新たな項目が表示され、、、なんか、すごい数値が出た!
↑昨日ご紹介した、バージョン2.2(正式版)でのクアッドSSD512GBのベンチマーク
●QD32ってなんなのさ?
まず、、、
「店長野田は、NCQはSSDには無関係。効果なし」
と、誤解してました。
というのをふまえて。。。
NCQとは?
ネイティブ・コマンド・キューイングの略
で、、、ものすごく簡単に言うと、HDDのパフォーマンスアップをする機能。
どんなことをやってるかというと、、、
↑このイラストで、、、1番から4番までのデータにアクセスする場合。
NCQなしでは、1~4まで、順番にアクセス
NCQありでは、最短コース(ヘッドの動作とディスクの回転を最小限に)の1、3、2、4という順番でアクセス。
NCQありの方が、あきらかに回転も少ないし、ヘッドの移動距離も少ないのがわかる。
とまぁ、ものすごい乱暴だけど、こんな感じ。
ここまでで、、、SSDは無関係で、HDDのみに関係あるだろうと思うはず。。。
さて、、、NCQがどんなもんか、なんとなくわかってもらったところで、、、
QD32=キュー・デプスを32個。。。
つまり、NCQが、その近道する命令を、一度に32個受け取れるってこと。
んー、うまく説明できないぞ。。。ま、1個よりは、32個のほうが命令が多くて、なんかすごそうでしょ?
ということで、新測定項目の4k QD32のご説明でした。
●NCQは、SSDには本当に無関係なのか?
有名人、インテルの天野氏曰く、、、
「NCQを使うことでアクセスが整列されるため、SSD内のキャッシュ効率がよくなる。メモリの並列書き込みが効率化されるので、さらに性能向上が見込めます。」
だそうだ。。。
漠然とした説明に思えて、理屈がわからないが、有名人が言うんだから、実際そうなのだろう。。。
さて、、、NCQを使うにはどうすればいいのか?
BIOS、マザー、OS、HDD(SSD)が対応していれば、OK
BIOSでは、、、HDD(SSD)の項目の設定で、タブン、IDE、AHCI、RAIDなどの設定があるはずだから、AHCIを選ぶ。OSは、Vista以降は標準対応。XPでは、、、ごにょごにょしないといけないらしい。ぐぐっちゃってくださいな。他は、ハード的な対応だから、設定でどうこうはできない。
あー、今度はAHCIっていう新しい単語が出てきた・・・
AHCIとは、、、現在主流のHDDやSSDのインターフェース=SATA(シリアルATA)のネイティブ規格。SATAは、昔のIDEとの互換性も考慮されたインターフェースだけど、AHCIってのは、SATA限定の規格。AHCI規格の中に、NCQも含まれているわけだ。
ちなみに、現行VAIOでは、、、店頭展示しているVAIOを見てみたが、BIOSで設定できるものはなさそうだ。
また、マザーボード(チップセット)のAHCIの対応については、最近のものは対応している。とのこと。
で、肝心のHDD(SSD)に関しては、ネットで調べりゃいいんだけど、肝心の型番がわからない場合、、、もしくは、調べるのがめんどくせーって人は・・・
http://crystalmark.info/software/CrystalDiskInfo/
↑こちらから、CrystalDiskinfoってのをダウンロードして、使えば、すぐわかる!
↑起動すれば、すぐにこの画面が表示され、HDD(SSD)の情報がわかる。
ここで、赤矢印のところのNCQがグレーアウトされてるから、このSSDは、NCQ非対応ってこと。
ちなみに、このSSD、、、当店展示中のVAIO Fに搭載されているもの。世界初といわれている、512GBの東芝のSSDっす。
そして、、、そのベンチマークが↓これ。
QD32項目は、ほとんど変化なしだよねぇ。
そのほか、VAIO Y、VAIO S、、、そして、、、VAIO Xまでもベンチマークとってみたり、Diskinfoのぞいたりしてみたが、NCQ対応はなし。。。
で、、、改めて、貼るけど、、、
新型Z様のクアッドSSDでは、、、↑この結果。
RAID組んでるため、NCQ対応かどうかは、Diskinfoではわからないため、この数値だけで判断するしかないけど。。。実際に速度出てるしねぇ♪
もちろん、、、クアッド256GBでも、同様に、QD32では、一気に数値が跳ね上がる。
デュアルSSDモデルが、手元にないため、未確認だけど、、、お持ちの人、どうっすか?
5回1000MBというデフォルト設定で測定し、↓こんな風に、編集→コピーの情報をコメントしていただければ・・・もちろん、SSDの設定(インテルラピッドストレージテクノロジー)はデフォルト(ライトバックキャッシュ無効とか)でお願いしますm(_ _)m
———————————————————————– ?????????? Sequential Read :?? 467.697 MB/s ? Test : 1000 MB [C: 27.7% (127.9/462.2 GB)] (x5) |
●まとめ
結局、昨日のブログで、店長野田のクアッドSSD512GBのシーケンシャルリードのみ速度低下で悩んでる。ってのは、、、最新バージョンで測定すると、クアッドSSD256GBのシーケンシャルリードの数値が、旧バージョンでは高めに測定されてしまうっていう感じだった。。。まぁ、気にすることはないのかなっていう結論^^;
また、、、旧バージョンより、全体的に低めの数値が出てるのは、、、よくわからね;
で、今回、偶然、QD32の項目が、すごい結果というのを発見したわけだが。
新型Z様のクアッドSSD(デュアルSSDは未確認)では、数値だけを見ると、どうやら、NCQに対応しているっぽいと。。。
詳しい方、是非、ご意見お聞かせくださいm(_ _)m
ま、なんにせよ、新型Z様は、、、超快適ってのには間違いないわけ。。。
おしまい。。。
<新 VAIO Zご注文は、是非↓こちらからお願いしますm(_ _)m>