新型VAIO Z様 レビュー<ダイナミックハイブリッドグラフィックシステム編> [VAIO Z様]

今回は、新型Z様の目玉機能のひとつ、「ダイナミックハイブリッドグラフィックシステム」にスポットをあててみようかと。?
AUTOモードって、どんなモードなのか?

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レビューに使用した新Zのスペック

Windows 7 Home Premium 64ビット?
Core i5-520M?
メモリ 4GB(2GB×2)?
SSD 約128GB(Serial ATA)(RAID 0: 64GB×2)?
NVIDIA GeForce GT 330M?
13.1型ワイド(16:9)解像度:WXGA++ 1600×900ドット?
DVDスーパーマルチドライブ?
USB(USB 2.0)×3?
WiMAX、WLAN(MIMO2×2)、Bluetooth?
FeliCa?
Webカメラ?
重量:1.36kg

●SZ~Z~新Z 進化し続ける「ハイブリッドグラフィックシステム」

SZで、初めて搭載された「ハイブリッドグラフィックシステム」。?
高性能なNVIDIAグラフィックスと内蔵グラフィックスを両方搭載し、シーンにあわせて切り替えて使用するシステム。?
高速処理が必要なときはNVIDIAグラフィックスを使用し、バッテリー駆動時には内蔵グラフィックスを使用して、バッテリー消費をセーブする。。。

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2006年2月から発売のSZシリーズに搭載された「ハイブリッドグラフィックシステム」は、切り替え時に再起動が必要だった。

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2008年10月から発売のZシリーズに搭載された「ハイブリッドグラフィックシステム」は進化し、切り替え時には再起動が不要に!

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↑おもしろいギミックな三角スイッチ。どのモードからモードへも切り替え可能。?
2010年3月から発売の新Zシリーズでは、さらに進化。「ダイナミックハイブリッドグラフィックシステム」と名称も変更され、AUTOモードが新たに追加された。AC駆動、バッテリー駆動を認識し、自動切り替えも可能に!?
もちろん、従来通り、手動切換にも対応し、ハイブリッドグラフィックが、さらに使いやすくなった。

●「ダイナミックハイブリッドグラフィックシステム」を、チェック!!

「ハイブリッドグラフィックシステム」に、3つめのモードとして追加された「AUTO」モード。

このAUTOモードは、

・ACアダプターの脱着時?
・HDMI、DVI端子へのケーブル脱着時?
・ポートリプリケーター脱着時

に、最適なモードに切り替える。(VAIO ヘルプ画面より)?
補足すると、、、

1番目の意味、、、AC=SPEED。バッテリー=STAMINA。?
2番目の意味、、、SPEEDモード時のみ、外部映像出力可能。?
3番目の意味、、、ポトリ実機がなかったので、詳細不明^^;

現在どのモードかの確認は、三角機械スイッチ(正式名称、パフォーマンス切り替えスイッチ)のランプで確認できるが、、、ちょっと芸が細かいが、デスクトップ右下の通知領域のアイコンを見るか、、、アイコンへマウスカーソルを乗っけて表示されるポップアップでわかる。

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↑通知領域のアイコンをよーく見ると、パフォーマンス切り替えスイッチの位置に連動しているのがわかる。。。こだわってるねぇ^^

ハイブリッドグラフィックシステムは、モバイル時のバッテリー消費をセーブするのが一番の目的。そのため、モード切り替え時には、「電源設定」も一緒に変更してくれる。ものすごい実用的だ!

ということで、各モードに対応する「電源設定」を、新型Z様のヘルプ画面で確認してみよー。

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↑AUTOモード含めて、3つのモードで電源設定が、異なっているのがわかる。?
また、STAMINAモード、SPEEDモードそれぞれ、手動の場合とAUTOの場合では、電源設定が異なっているのも要チェックだ!

ちょっとややこしいが、、、それぞれの電源設定は、AC駆動時とバッテリー駆動時でそれぞれ異なる設定が可能なため、、、

手動STAMINAモードで、省電力設定×2?
手動SPEEDモードで、高パフォーマンス設定×2

と、手動モードだけで、4つもの電源設定が存在することになる。

AUTOモードでは、AC=SPEED、バッテリー=STAMINAとなり、それぞれで、異なるバランス設定が存在するから、2つ。

以上、モードにより、6つの電源設定が存在するわけだ。複雑^^;?
※AC駆動時に、手動STAMINAにすることはまずないだろうから、実質は5つと考えていいのでは?

もちろん、6つの電源設定は詳細設定を変更できるから、きめ細かい電源管理が可能になる。

さて、、、実際にどんなシーンで使い分けたらいいのだろ?

たとえば、、、

基本は、AUTOで、モバイル時にも電源管理はVAIOまかせ。?
あまりバッテリー消費を気にしなくていいモバイル時には、手動SPEED。?
とことんバッテリー消費をセーブしたいときにはSTAMINA。?
こんな使い方がいいのかもしれない。だから手動STAMINAの省電力設定は、とことんバッテリーセーブになるような電源設定へ変更しておくのがいいのかも。といっても、実際に省電力設定の詳細設定をチェックしてみると、デフォルトでも十分、省エネ設定になっているから、そのままでよさそう。

まとめると・・・

・基本はAUTO?
・バッテリー余裕時には、手動SPEED?
・バッテリーセーブ時には、手動STAMINA

こんな感じか?意外とわかりやすかったり。。。

●「ダイナミックハイブリッドグラフィックシステム」切り替え時間をチェック!

SZシリーズでは、再起動が必要だっただけに、初代Z以降、再起動不要になっただけで十分とも思えるけど。どうせなら、早いにこしたことはない。。。

ちなみに、、、

新型Zの一つ前のモデル、Z93で、計測してみたところ、、、

SPEED→STAMINA 約4秒?
STAMINA→SPEED 約9秒

だった。環境によっては多少違いはあるかもしれないが。

では、、、新型Z様での実験結果を、動画でみてみよー。

SPEED→STAMINAで約2秒、STAMINA→SPEEDで約7秒と、 ともに、2秒とはいえ、確実に時短している。?
また、完全に消画される時間は、従来Zでは、特にSPEEDモードへの切り替え時は長くて、一瞬焦るが、、、新型Zでは、どちらも一瞬。精神的によろしい^^

また、従来のZシリーズでは、切り替え時に「アラート画面が出て、OKボタンをクリック」が必要だったが、動画のとおり、アラート画面すら出ずに、即、切り替え動作に入ることを考えると、実際の数値以上の時短になっていると言える。。。

●まとめ

「3世代目となるハイブリッドグラフィックシステム」=「ダイナミックハイブリッドグラフィックシステム」。確実に進歩した感じ。

このシステムのおかげで、楽に、ハイパフォーマンスとスタミナを切り替えることができる。

やはり、新型Z様は、従来Z様を超えた、モンスターモバイルPCと言えるねぇ♪

新型Z様レビューは明日もつづく。。。

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