Fiio ポータブルヘッドホンアンプ『E7』、『E11』発売開始！＜がっつりレビューE11編＞

2011年12月2日

＜がっつりレビューE7編＞はこちら

お待たせしました！
いよいよ、本日より、Fiioポータブルヘッドホンアンプ『E7』、『E11』、そろって、当店オンラインショッピングサイトにて、発売開始！

左：Fiio E7、右：Fiio E11

この日にあわせて、様々なソースを用意し、また、iPhone、、、iPad、ウォークマンなどのポータブルプレーヤー、そして、VAIO Zと、プレーヤーもとっかえひっかえ、がっつりと聞き比べ、それぞれの特長をご紹介。

「がっつりE7レビュー編」に続き、ハイコストパフォーマンスなコンパクト「E11」の、店長野田の「耳」による、独断と偏見レビュースタート！

●シンプルで、ハイコストパフォーマンスなポータブルヘッドホンアンプ「Fiio E11」

今や、巷では、「ポタアン」と呼ばれ親しまれている、ポータブルヘッドホンアンプ。
純粋なポータブルヘッドホンアンプ機能に特化して開発されたのが、「Fiio E11」だ。

●開梱・・・

↑~~ちっちゃなお弁当箱~~ シンプルなパッケージ

↑同梱品一式
ステレオミニジャックケーブル（約11cm、L字＆L字）、USB-miniUSBケーブル、シリコンバンド

付属品までもが、いたってシンプル。。。

↑シリコンバンドは、、、ポータブルプレーヤーと一緒にまとめて固定するためのもの。。。
（写真は、iPhone3GSと。。。どれだけコンパクトかよくわかるはず。。。）（バンナイズ製完全無欠のキャリングケースがあれば、もっともっと幸せになれるが・・・）

●外観を眺める・・・

↑表

↑裏

↑本体トップ部。IN、OUT それぞれの、ステレオミニジャック端子が並ぶ。
電源スイッチ兼用のロータリースイッチは、ガードがついてるが、デザイン的におしゃれだ。。。
ロータリースイッチには、0～8まで数字がふられているが、もちろん、アナログ式なので、無段階。

↑ハイローのGAINスイッチは、ヘッドホンのインピーダンスにあわせて、出力調整する。
EQは、BASS Boost。フラットの0から、2までの3段階調整。

↑USB DAC非搭載のため、miniUSBは、充電専用。

↑本体ボトム部のロックスイッチは、、、背面カバー脱着用。

↑背面カバーをはずすと、、、回路系がソートーむきだし＾＾；
E7はバッテリー交換不可だが、こちらのE11は、交換可能。

↑バッテリーは、ケーブルレスの接点式。200分フル充電で、約10時間の連続再生が可能。

●接続方法

是非、、、ライン出力を接続してほしい！ヘッドホン端子からの出力ではなく。。。
ヘッドホン端子からの出力の場合、すでに、そのポータブルオーディオプレーヤーのヘッドホンアンプを通ってしまっているため、E11の能力をフルに発揮できない！
iPhone、iPod、、、そして、ウォークマンの場合は、Fiio純正ケーブルの使用を強くオススメしたい！

左：Fiio L5（ウォークマン専用ケーブル。長さ8cm）、右：Fiio L3（iPhone/iPod用Dock専用ケーブル。長さ8cm）

これらを使用することで、ウォークマンやi
Phoneなどの、ヘッドホンアンプを通る手前のライン信号を、E11に入力することができ、E11本来の音質を楽しむことができる。

↑Fiio E11＋Fiio L5＋ウォークマンEシリーズと、、、ソニーMDR-Z1000。

★ずばり、音質はどうよ？

もっとも気になる、音質はどうか？
「どんなソースを聞いても、、、iPhone使用しても、、、爆発的な音質向上が期待できるとは限らない」
↑これを、十分理解しておかないと肩すかしを食らうことになる。
もっとも重要なのは、音楽ソース。これによっては、劇的な、、、いや、感動すら覚えるほどの、音質向上を目の当たりにすることとなる。。。

ということで、、、音楽ソースに選んだのは、、、E7とおなじく、、、

Colorado／Tina amazon価格3,059円

1999年11月にリリースされた、Tinaという女性シンガーの「Colorado」というアルバム。
音楽に詳しい知り合いから、たまたま借りていたCDで、、、試聴してみると、なかなか、よろしくて、、、しかも、聞き比べには、非常にイイ！ちなみに、HDCD。

ポータブルプレーヤーに選んだのは、、、iPhone3GSと、ウォークマンEシリーズ。
ヘッドホンは、ソニーMDR-Z1000。

第1印象は、、、「パワフルッ！！！」。パンチのある低音ながら、破綻することもなく。EQでBASS Boost入れてやっても同様。さらに、素直に低音が力強くなる印象。少しノイズ感が出てしまう気もしないわけではないが。。。のびる高音も決してトゲはなく、クリアさが保たれている。
また、なんといっても、歌唱力がウリと思われる、このアルバムとの相性はバツグン。ボーカルが、グイグイと前に出てきて、ライブ会場の特等席、ボーカルの真ん前にいるような錯覚に陥るほど。
兄貴分のE7とは違い、パンチがあるという個性があるだけに、音楽ジャンル問わずのオールマイティーというわけにはいかないかも。クラシックでは、ナチュラル感に欠けるかな。

S-mastar搭載機種を除くウォークマンや、iPhone、iPodとの比較では、個性があるだけに、E7よりも、違いが体感でき、、、1万円を大きく割り込む価格も考えると、まさに、エントリーポタアン最強と言えるかもしれない。手持ちのポータブルプレーヤーをもう少しイイ音で聞きたいなぁ。でも、いきなり万単位の投資はちょっと・・・。そんなあなたにぴったりなのが、「Fiio E11」だ！

↑E7よりもコンパクトなボディだけに、バンナイズ製「完全無欠のヘッドフォンアンプ用フロントポケット付きポータブルオーディオ用キャリングケース」にも、ゆとりの収納可能。