実機レビュー!四代目全部盛りワイヤレスヘッドホンフラッグシップモデル「WH-1000XM4」

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ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-1000XM4 ソニーストア価格40,000円+税
9月4日(金)発売
ソニーストア先行予約販売中
(↑写真ブラックカラーは、WH-1000XM3)

製品詳細、ソニーストアでのご注文

↓プレスリリース直後の当店ブログ↓

例の「4」のヤツは、最強ノイキャン新モデル「WH-1000XM4」のことだった!

本日9時に国内発表されたばかりの、WH-1000Xシリーズの四代目「WH-1000XM4」。早速、実機をさわることができたので、品定めしてみる。

同一カラーではないけど、WH-1000XM3と比較しつつ。。。

●外観と物理操作系

※プラチナシルバー:WH-1000XM4、ブラック:WH-1000XM3

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↑ぱっと見では、この型番刻印じゃないと、区別つかない。

さわってみればわかるが、ハウジング部やアーム部のマット感がかなりM4では増していて、それにともない高級感も。同色比較ではさらにわかりやすいんじゃないかと。

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↑間違い探しのようだが・・・NFCマークが、プリントから、刻印に。

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↑ソニーロゴが、より立体的に。それと、、、すんげー細かいけど、ハウジング部と、それを支える部分とのスキマが、かなりせまくなり、よりスタイリッシュに。(些細なことの積み重ねが、よりいい製品につながるのだ)

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↑向かって右側が「左耳用」、左側が「右耳用」。操作周りは、M3と同じ。

左から、充電用Type-C端子、有線接続用ステミニジャック、電源ボタン、割り当て可能なCUSTOMボタン

電源ボタンは、長押し操作で、ON/OFF。OFFからの長押しでON→引き続き長押しでペアリングモード。

CUSTOMボタンは、1回~3回押し、長押しの4アクション。外音コントロール、Googleアシスタント、Amazon Alexaを割り当てできる。

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↑多用するであろう、右ハウジング部のタッチセンサーコントロールパネル。
慣れれば、操作に悩むこともないだろう。

●新機能「スピーク・トゥ・チャット」と、引き続き搭載の「クイックアテンションモード」

ヘッドホン装着者の声だけを認識してくれる。これがポイントだ!スピーク・トゥ・チャット機能!
なんとも、すごく賢いヘッドホンだ。

ヘッドホン装着者の声をまわりと区別してくれるからこそ、、、まわりの人の声には反応しない。

装着者が、、、例えば、「すいません・・・」と、発声すると・・・

実測値で約0.5秒後に音楽が一時停止し、さらに約1秒後に周りの音がよく聞こえるようになる。もちろん、自分の声も。

試しに、横で、スタッフみっちーにしゃべってもらったが、ガン無視(笑)ご主人様だけにヒジョーに忠実なのだ!^^

外出先で、音楽聴きながら、お店に入って、コーヒーでも注文しようと・・・そんなとき、自分の声がトリガーとなって、音楽再生操作や外音機能が、いい感じで働いてくれる。操作の必要もないし、ヘッドホンを外す必要もないし。

ヘッドホン操作する、もしくは、設定したスピーク・トゥ・チャットモード終了時間(15秒、30秒、1分、自動終了しない)で、外音取り込みモードが元の設定にもどり、音楽が再生される。

WH-1000XM4でも搭載の「クイックアテンションモード」。右ハウジングのタッチセンサーコントロールパネルを触れることで、同様の動作をしていたが。

自分がしゃべる場合は、スピーク・トゥ・チャット機能にまかせる。人から声をかけられたとき、まわりの音を聴きたいときは、クイックアテンションモード。そんな使い分け。

ちなみに、それぞれの外音取り込み設定はしっかりと差別化されており、、、

スピーク・トゥ・チャット機能は、対人利用を想定して、外音取り込みMAX(20)+ボイスフォーカスとなっており、人の声に特化している印象。
クイックアテンションモードの設定は不明だが、音楽は、一時停止されず、音量がかなり小さく絞られ、まわりの人の声以外もまんべんなく取り込むような印象だ。

この2つの機能の併用で、音楽を聴き「ながら」が、さらに楽しく便利になるはず。

●「装着検出機能」

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これ、まじ便利!

ソニーのサラウンドヘッドホンなんかでは、アーム部のスプリングの伸び縮みで装着検出してたが。
構造上、WH-1000Xシリーズでは、なかなか難しいのかと思ってたら。

WH-1000XM4で初搭載となった、装着検出機能。左ハウジング内部に、↑(写真参照)「近接センサー」を仕込み解決。

音楽再生中、ヘッドホンをはずすと、自動的に一時停止&タッチセンサー無効。再装着すると、自動音楽再生スタート&タッチセンサー有効。
ヘッドホン自動電源OFF機能と併用すれば、バッテリー節約、利便性アップ。

どちらも、Headphones ConnectアプリでON/OFF可能。

●進化したノイキャン性能

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さすがに、屋外に借り物実機を持ち出すわけにもいかず、室内でのノイキャン比較はちょっと難しく。

それでも、生活雑音、エアコンなど、、、案外、ノイジーな室内。
WH-1000XM3と比較すると、確かに、中高域のノイズが、さらに、キャンセル効果が高くなっていると感じる。

公式サイトに書かれている「飛行機内、街中やカフェなど人の声が多い環境でも・・・」というのには期待できそう。

●付属の専用ケース

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WH-1000XM3と同じもの。評判はすこぶるいい。

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↑裏面には、メッシュポケット。

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↑これくらいの伸縮性のあるポケット。

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↑ソニーロゴは重要。。。

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↑見ての通り、スキマ無く、、、が、決してムリヤリ詰め込んでるわけではなく。

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↑底のヘッドホン収納目安になる絵は、、、厚紙なので撤去できる。
三角ポケットには、有線接続用ケーブル、航空機アダプター、充電用Type-Cケーブルが、上手に納まる。

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●専用アプリ「Headphones Connect」

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PCと接続するにしても、非Androidウォークマンと接続するにしても、、、
設定するには、この専用アプリ「Headphones Connect」が必要に。設定しておけば、その状態のまま、PCなどと接続できる。
また、、、本体アップデートもこのアプリからのみ可能。

ソニーさん、このアプリ推しで、大半のヘッドホンに対応しており、また、着実にアップデートで進化している。

ステータス、サウンド、システムと、大項目として3つにわかれており、3つのタブをタップもしくは、左右のスワイプで切替可能。
ステータスでは、バッテリー残量や、接続しているBluetoothコーデック名の表記、アダプティブサウンドコントロールの状況(位置)や、再生楽曲が表示されている。

サウンドでは、外音コントロール、スピーク・トゥ・チャット、イコライザー、音質モード(音質優先or接続優先)、DSEE Extreme ON/OFF。

システムでは、CUSTOMボタン割り当て、自動電源オフ、装着検出機能オンオフなど。

煩雑な設定などは、アプリにまかせることで、ヘッドホンボタン操作がシンプルになっている。

●新マルチポイント機能

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ちょっと面白い機能。
Bluetooth接続は、普通、1プロファイル1接続。例えば、通話デバイスは1つ、ステレオ音声再生デバイスは1つのみの接続なのだ。が、WH-1000XM4では、同プロファイルを2つ接続可能なのだ。

※プレスリリース後、アップデート(40分ほどかかった)により、お借りしている実機は使用できるようになったが、製品版については、出荷時使用可能なのか、アップデート必要なのかは不明。

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「システム」で、「2台の機器と同時に接続」にチェックをいれることで、使用できる。

↑Xperia1と、ウォークマンNW-ZX500を新マルチポイント機能で、接続したところ。
1つ残念な条件があって、この場合、LDAC接続が不可となる。SBCか、AACに限定されてしまう。

2台接続した場合、後から音楽を再生したほうが優先されて、ヘッドホンから音が出る。
この2台は、どちらにも、Headphones Connectアプリがインストールされているが、これも、後から起動した方が優先され、先に起動してたほうは、接続が切れたという表示になる。

もちろん、電話着信時は、音楽が一時停止され、着信音がヘッドホンに流れる。タッチセンサー中央ダブルタップで、電話に出て、切ることができる。そして、一時停止された、音楽が再生される。

●まとめ

ヘッドホンといえば、重要なのは音質だが、今回の、WH-1000XM4では、有線接続時や、ハイレゾ再生時の音質は、M3と同等。CD音源、圧縮音源といった、非ハイレゾ音源は、DSEE Extremeの恩恵で、より高音質化した。

また、ノイキャン機能は、プロセッサーQN1へ新アルゴリズム投入と、BluetoothオーディオSoCとの連携で、さらに向上。

使い勝手面では、新機能スピーク・トゥ・チャット+既存機能クイックアテンションモード、、、そして、装着検出機能により、大きく進化した。

唯一、残念で、疑問なのが、Bluetoothコーデックが、SBC、AAC、LDACの対応で、aptXやaptXHDが非対応となったこと。新しめのモバイル端末では、特に支障は無いだろうし、ソニーファンであれば、なおさら、LDAC一択だろうから困らないはず。が、PCメインでの使用を考えるなら、、、特に、Windows10マシンでは、ちょっと気にする人も多いのでは?SBCでの接続を強いられることになるだろうから。(MacはAAC OK)音質や遅延比較はできてないので、実用上どうかはなんとも言えないが。

ということで、モバイル端末での使用であれば、ヒジョーにオススメの全部盛りワイヤレスノイキャンヘッドホンだ!

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ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-1000XM4 ソニーストア価格40,000円+税
9月4日(金)発売
ソニーストア先行予約販売中
(↑写真ブラックカラーは、WH-1000XM3)

製品詳細、ソニーストアでのご注文

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