サウンドバーフラッグシップモデル「HT-A7000」とサブウーファー「SA-SW5」が、やってきた。サウンドバーは壁掛。

85型BRAVIAと一緒に壁掛設置のHT-A7000

サウンドバー「HT-A7000」8月28日(土)発売 ソニーストア価格154,000円(税込)
ソニーストア

サブウーファー「SA-SW5」ソニーストア価格82,500円(税込)

ソニーストア

8月28日(土)の発売を前に、本日、超待望のサウンドバーフラッグシップモデル「HT-A7000」とサブウーファー「SA-SW5」が入荷した!

スピーカー4本ともワイイヤレスのHT-A9

巷では、同時に発表された、↑「HT-A9」がヒジョーに話題になっており、当店経由ソニーストアのご注文も、22万円という値段にも関わらず、好調だ。

では、、、壁掛工事の模様もあわせて、実機レビューしていこー

是非セットで使いたい、HT-A7000とSA-SW5

↑梱包重量は、HT-A7000が12kg、SA-SW5が19kg。あわせて29kg。まさか、まとめてハンドキャリーで持ち帰りしようという方はいないとは思うけど・・・。HT-A7000単体でも、長さ約1.4mなので、お持ち帰りはご注意を。

目次

サウンドバーフラッグシップモデル「HT-A7000」

●開梱&外観

サウンドバーHT-A7000パッケージ

HT-A7000パッケージ開封

↑付属品は、別箱に入れられ、同梱される。

HT-A7000付属品

↑紙モノ以外の付属品一式。HDMIケーブルや、アナログ音声入力用のステミニケーブルも付属。
そして、、、今回待望の、壁掛金具が用意された!(壁掛については、後ほど)

HT-A7000本体

↑フラッグシップモデルらしい、高級感。ピアノブラックの光沢が上品。左右のメッシュ内には、イネーブルドスピーカーが搭載。

HT-A7000の3サイズ

↑幅は1300mmと、ほぼ55型テレビ相当。かなりの大きさだ。

HT-A7000前面

↑少し角度を変えて眺めると、前面には、左右に2基ずつ、中央に3基(うち2基はウーハー)、計7基のスピーカーがスピーカーグリル越しに確認できる。天面の2基と合わせて、合計9基搭載。それらは、新開発の「X-Balanced Speaker Unit」で、音の解像感向上、クリアな高音質を再現する。また、両サイドに「ビームトゥイーター」も配置。

HT-A7000底面

↑ボトム部。合計7個のラバークッションで支える。多少の弾力があるクッションとはいえ、ガタつきはスピーカーには致命的。できるだけフラットなところに設置したい。。。

HT-A7000背面

↑赤矢印は、IRリピーター。HT-A7000がテレビのリモコン受光部を遮っても、HT-A7000正面で受光し、このIRリピーターから出力するから、問題無し。

端子類は、本体正面から見て、中央少し右寄り。
HDMI入力1、2
HDMI出力(TV用 eARC/ARC)
光端子
アナログ入力
USB端子(音楽用)
S-センタースピーカー端子(対応テレビ用)

●壁掛設置

HT-A7000に金具を仮止めしたところ

↑待望の専用金具が付属した!(突き出しているビスは、壁固定用で、わかりやすいように。別途用意する)

金具は、中心から約38cmのところに左右対称で、本体とビス止め固定する。

位置出しは慎重かつ、難度も確認を。

↑金具の位置決めは、とにかく正確に。

HT-A7000付属金具ペア

↑金具は、L字風。

これまでのサウンドバーは、ビスを2本打ち込み、それに引っ掛けるという手抜きシンプルな壁掛方法だった。
その左右のビス位置は、高さ1mm違うだけでも、すぐ傾きに気づいてしまう。あとから、ビス位置を1mmずらすなんてことも、到底できないため、ほぼリカバリーは不可能。シビアすぎた;
それに対し、金具固定なら、金具のビス穴のゆとり分、なんとかリカバリーができる。壁側になる画像上側のビス穴は、見ての通り、特に縦方向に長めなので、この範囲であれば、上下方向に調整可能。5mmくらいならリカバリーできると思われる。
ものすごく残念なのが、画像下側(ビスを置いてあるところ)の本体との固定用ビス穴。これが左右に楕円であれば、金具位置が左右にずれていても取り付けできる。この状態だと、1mmずれても結構きついんじゃないかと。んー、この辺、改善してほしいな。

HT-A7000壁掛完了

↑30分足らずで、無事設置完了。テレビ以上に、ケーブル隠蔽による、すっきり感がでかい。

HT-A7000壁掛状態で下から覗く

↑これまでのビスに引っ掛ける方式と違い、金具固定は、より壁にしっかりと固定されて安心感あるし、金具と本体もがっちり。振動をしっかりと抑えられるだけに、音響面でも有利だ。

HT-A7000壁掛時、壁との隙間は金具分の約5mm

↑金具の厚み分、サウンドバー本体は、壁とは約5mmほど離れている。
このおかげで、、、1.3mもの幅広のために、既存のコンセントプレートと微妙に干渉してしまったが、問題なく壁掛できた。ほっ。。。

※おまけ

補強されてない壁(石膏ボード)でも、今回のHT-A7000の本体のみ重量8.7kgくらいなら、「ボードアンカー」の類で、がっちりとビス固定できる。日曜大工に腕の覚えのある方なら、できるんじゃないかと。
ヒント:重量8.7kg→片側金具に掛かる荷重は約4.5kg。ゆとり多めの耐荷重5倍とみて22.5kg→0.225kN・・・強度約0.3kN以上のボードアンカーでよろしいんじゃないかと?

※おまけ2

隠蔽配線・・・コンセントケーブル、HDMIケーブルを隠蔽配線するのは、、、やはり、専門知識のある人にまかせたほうがよろしいかと。特に、電源工事(コンセント工事、感電の可能性のあるような工事)は、電気工事士の資格が必要なので、無資格では絶対やらないように。。。

サブウーファー「SA-SW5」

SA-SW5は13kg

↑本体重量13kg。スピーカーとしては、なかなか頼もしい重量だ!

3サイズ

↑3サイズ。

存在感あり

↑ただでさえ、無骨に見えるサブウーファー。デザイナーさんのがんばりなのか、少し丸みを帯びて、やさしさすら感じさせるデザインに仕上がっている。

SA-SW5スケルトン

↑スピーカーユニットは、前面と底面に配置。

開口部

↑底面ユニット用の開口は、前後左右に。

スピーカーユニット

↑その開口から覗くと、スピーカーユニットが見える。180mmというでかいドライバー。

背面

↑背面。電源ボタンとLinkボタンしかない。どちらも、普段はノータッチ。下部の穴は、電源ケーブル端子。

ボトム

↑ボトム。お値段お安めのスピーカーでは、ゴム足が両面テープで固定されてるだけで、剥がれやすかったりするが。その心配はなさそうだ。

別売りサブウーファーだけに、最初に、対応機種の「HT-A7000」や「HT-A9」とのペアリングが必要だが・・・

対応機種のサウンドバーの電源を入れる→サブウーファー電源入れる

以上で、勝手に自動ペアリングしてくれる。

いざ、試聴!

DSC06089

↑HT-A7000の電源入れて、画面の指示に従い、、、初期設定やってたら、、、いきなりアップデートが。
10分以上かかったような。初回出荷時には、360 Reality Audioは非対応だったんすね^^;

DSC06097

↑おっと、それと忘れたちゃいけないテレビの設定。eARC対応のものは、入やオートの設定にするのを忘れないように。

top3

↑取説の63ページに記載されてるが、入力できる音声フォーマットについて。

これを見ると、重要な「Atmos」の項目で、3項目中2項目は、eARCじゃないと非対応となっている。
ちなみに、NetflixAtmosコンテンツは、eARCをOFFにすると、Atmos入力されなかった。

DSC06091

↑リモコンの「画面表示」ボタンを押すと、入力フォーマットがスクロールされて表示されるので、確認しておこう。

前置きが長くなったが、NetflixのAtmos対応コンテンツでチェックしてみる。

top4

↑音響チェックによくお世話になる、「ロスト・イン・スペース」
ちなみに、、、本編は見たことがない^^;

最初は、サブウーファー「SA-SW5」未設定状態で。

接続したBRAVIAは、XRJ-85X95J。現行液晶BRAVIAのフラッグシップモデルだ。
もう、単純に、高音質というのは、すぐにわかる。さすが、フラッグシップ。
テレビ内蔵スピーカーと比較しなくても、明らかに、心地よい音色。
非常に高音がよく伸びてるし、中音域が特にクリアな印象。人の声の音域に当たるが、非常に聞き取りやすい。
もちろん、重要なサラウンド感も、前方にしかスピーカーがない、サウンドバーとしては、申し分なし。
サラウンドコンテンツがない場合、、、初期設定時にやったはずの、音場設定を試してみよう。えぇぇ、なんか、斜め後ろから音が聞こえるっうう!ってなるはず。つい、後ろを振り向いてみたくなる!

次に、、、サブウーファー「SA-SW5」を追加設定してみる。想像以上に、がらっと良くなる。
ズンドコする低音は特に望んでないからウーファーはどうでもいいと思う人も少なくないだろうが。低音は迫力だけじゃないのだ。
そもそも低音は、物理的にスピーカーボックス容量が必要で、そのことからも、薄型テレビ時代になってからは、圧倒的に不利になったと言える。もちろん、サウンドバーといえど、十分なサイズとは言えないだけに、ウーファーのありなしは大きく音質に影響する。
サブウーファー「SA-SW5」は、見た目からも十分な容量(サイズ)だし、ズンドコと存在感のある音量にすることもできる。また、さりげなく、縁の下の力持ちとして、抑えめ音量でも、全体の音質の底上げになっている。低音がしっかりしていると、全域にわたって、安定した音色に感じられる。また、キレのイイ低音は、クリア感にもつながる。低音は重要なのだ。
そして、その音量調整は、リモコンに、サブウーファー単独ボタンが設けられており、簡単に好みの調整が可能。

気の毒だが、HT-G700と比較したが、もう・・・。圧倒的な、クリア感に、呆然としてしまうほど。

DSC06105

↑音楽用スピーカーとしても、なかなか秀逸。

Bluetoothコーデックとして、SBC、AAC、LDACに対応。LDACならハイレゾ音源を十分な高音質で堪能できる。
音質は、フツーに、イイ。日常の、音楽鑑賞用としても、十二分に活躍する。

※残念なのが、NFC非搭載な点。最近ソニーさん、NFC非搭載傾向っすね;Xperiaユーザーには、ほんと残念;;

また、、、

・テレビ音声を再生中、、、Bluetoothへ切り替え後、、、テレビ電源OFFしても、連動してOFFにならない。
・テレビと共に電源OFF、、、HT-A7000だけ電源入れてもテレビは電源ONにならず、そのままBluetoothへ切り替えることができる。

HDMIコントロールというありがたい機能のおかげで、テレビ電源ON/OFFに連動して、サウンドバーの電源がON/OFFしてくれるし、音量もテレビのリモコンで操作できる。ありがたい機能だ。が、音楽を楽しみたいときは、テレビは不要。Bluetoothモードにしておけば、テレビの電源に連動しないため、必要の無いテレビ画面が表示されることがない。※大ヒットのHT-X8500なども同様。

まとめ

今や、サウンドバー全盛期。知名度もあがり、テレビ買い換え時にセット購入するケースも多くなった。価格も非常に幅広く、選択肢も多くなった。そんな中、154,000円のHT-A7000は、かなりの高額サウンドバーだ。が、、、実機に触れてみて、単純にサウンドバーにカテゴライズしてはいけないクオリティーだと感じた。テレビのスピーカーでは不満だから、ちょっといい音を。それが、本来のサウンドバーの目的。が、HT-A7000は、違う。もう、完全に音質、サラウンド感を堪能するためのアイテムなのだ。

ということで、予想以上にいいデキバエのサウンドバーなので、早速、リアスピーカーを増設することにした。後日、レビューするよー!

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サウンドバー「HT-A7000」8月28日(土)発売 ソニーストア価格154,000円(税込)
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サブウーファー「SA-SW5」ソニーストア価格82,500円(税込)

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