<実機レビュー>剛性アップ、光量安定、連写、スタミナ、、、大幅性能アップの、ガイドナンバー60フラッシュ「 HVL-F60RM2」
ガイドナンバー60 フラッシュ「HVL-F60RM2」ソニーストア価格61,600円(税込)
12月17日(土)に発売された、ガイドナンバー60のフラッシュ「HVL-F60RM2」。当店でも当日より店頭展示中だが、フラッシュとしては、お客様の反響がなかなかイイ。「HVL-F60RM」の後継機種として発売された、本機。先代では、マルチインターフェースシュー(MIシュー)の強度が心配と言った声もあったが、「HVL-F60RM2」は、それら要望をしっかりと反映し、さらに性能アップしたモデルだ。
●気になる基本スペックピックアップ
・最大ガイドナンバー60(ISO100・m、照射角200mm)
・照射角:AUTO/マニュアル(20mm-200mm)ワイドパネル装着時14mmレンズの画角をカバー
・発光回数:240回以上(ニッケル水素電池)
・連続発光性能:対応カメラとの組み合わせで10コマ/秒で200回
※対応カメラ:α1/α9 II/α7S III/α7R IV(ILCE-7RM4A)/α7R IV(ILCE-7RM4)/α7R III(ILCE-7RM3A)/α7R III(ILCE-7RM3)/α7 IV/α7 III/α6600(2021年12月時点)
↑10連写+フラッシュで、撮影。ほんとに10連写に追随して、ビカビカビカビカ~っと光る^^
ちなみに、今日現在、α1との組み合わせ時のみ、1秒以上発光させて、20コマ/秒の撮影が可能。FA-EBA1と組み合わせると、10秒以上可能。
・電波式ワイヤレス機能
・重量:439g
開梱
まずは、同梱物から。
↑紙モノ類の他、ポーチ、カラーフィルター(電球向けアンバー、蛍光灯向けグリーン)、バウンスアダプター
(ミニスタンドも同梱されるが、後ほど)
↑本体用のケース。αレンズのものと同等クオリティ。
↑ケース内には、ミニスタンドが同梱される。
↑このミニスタンド、、、フラッシュのサイズ以上に、幅広で、しかも、フラッシュ装着位置が、3箇所もある。。。
↑幅広だけに、安定感はバッチリだが・・・
↑HVL-F60RM2は、左右180°バウンスできるようになっていて、、、見ての通り、自立できない。
↑ということで、取り付け位置をずらせば、バランスがとれて自立できる。
こんなデザインにすることで、よりコンパクトになり、ケースに納めて、かさばらないように気軽に持ち運べる。
外観チェック
↑すぐに気になったのが、強化されたMIシューだ。電気端子部を含む全方向の衝撃に対して配慮した「サイドフレーム補強構造金属シュー」を搭載。さらに、防じん防滴性能を向上させるため、シュー周りにシーリングを施した。このシーリング、、、脱着しやすいよう、本体ロックレバーに連動し、上下する。なかなか目を惹くギミックだ。
↑シュー周りのシーリングが、ぴたっと、α本体に密着してるのがわかる。
↑電源は、単3タイプを4本。アルカリ電池とニッケル水素電池が推奨。
↑また、反対側に搭載された、外部電源用ターミナルに、外部電池アダプター(FA-EBA1)接続して使用できる。
(隣の端子は、シンクロターミナル)
↑シンクロターミナル上方に、マルチ/マイクロUSB端子。ファームウェアアップデートで使用。
↑クイックシフトバウンス機構。下8°~上150°(0°/30°/45°/60°/75°/90°/120°/150°)。左右90°(0°/30°/45°/60°/90°)。
↑上下左右ともに、角度目盛あり。
↑キャッチライトシートと、ワイドパネルも搭載。
キャッチライト・・・フラッシュを真上に向ける場合に使用し、人物の目に光を写り込ませる
ワイドパネル・・・照射角を、20mmから、14mmにする。
↑バウンスアダプターは、影が強めにでてしまうときに。装着すると、フラッシュが自動認識して、発光強度を調整してくれる。
操作性
↑日本語非対応なのがちょっととっつきにくいかもしれないが・・・。日本語化しても、ほぼカタカナ表記になるだけなので、一度使えば問題ないかと。が、、、どうしても日本語じゃないと困るっ!って方は、↓を。。。
↑対応するカメラに限定されるものの、カメラから操作できるのは、猛烈すこぶる便利!!!
※対応カメラ:α1/α7S III/α7R IV(ILCE-7RM4A) Ver. 1.1以降/α7R IV(ILCE-7RM4) Ver. 1.1以降/α7R III(ILCE-7RM3A) Ver. 3.1以降/α7R III(ILCE-7RM3) Ver. 3.1以降/α7 IV/α7 III Ver. 3.1以降/α7C/ZV-E10(2021年12月時点)
↑外部フラッシュ設定から、、、
↑外部フラッシュ発光設定を開くと、、、ほーら、フラッシュのディスプレイとほぼ同じ画面が、αに表示される!
もちろん、ここから、発光モード、調光補正、ハイスピードシンクロ、登録呼び出し、ワイヤレスモード、光量比制御の、設定変更が可能!!!!しかも、、、「日本語化」されてる!!!
フラッシュ撮影をよくするなら、この設定画面は多用するだろうから、、、
↑カスタムキーに割り当てておけば、1プッシュで呼び出せる。
↑同様に、外部フラッシュ設定から、外部フラッシュカスタム設定を開けば、、、フラッシュのMENUとほぼほぼ同等の内容が、日本語化されて、表示される!!!フラッシュ本体は操作しなくてもいいレベル。
こちらは、それほどは使用頻度高くないだろうから、貴重なカスタムキーを消費せずに、、
↑マイメニューに、外部フラッシュ設定で、登録するのが、よさそう。
まとめ
さすが、純正!
αとの通信により、最適な光量で、ばらつきなく、被写体を照らしてくれる。カメラ&レンズまかせのTTL撮影は、ほんと楽だし、信頼できる。とりあえず、本体に接続しとけば、フラッシュ操作なしで、バシバシ撮れる。
上位モデルにもアップデートの可能性に期待したいが、α7Ⅳとの相性は抜群。シャッターラグが非常に少なく、瞬時に光って撮影できる。さらに、連写追随もすごい。連写Hiまでは、コマごとに、P-TTLやってくれる。
ちなみに、、、このフラッシュ発売以降、店内撮影のブログ掲載写真は、すべて、フラッシュ撮影してる。いつも暗めのシアタールームでブツ撮りしてるけど、フラッシュのおかげで光量不足にならないし、なにより、ホワイトバランス調整がいらないし。ほぼトリミングだけの撮って出しで掲載できるから、大幅に時間短縮できる。
↑ハイスピードシンクロ機能もあるから、思い切って絞りをあけて背景ぼけを狙える。
最近のカメラは、高感度化され、αはボディ内手ブレ補正内蔵。明るさのためだけのフラッシュは出番が少なくなってきてるのは確か。が、被写体と背景の明暗差が大きいとき、影を消したいときなどなど、、、フラッシュが活躍するシーンは案外多い。フラッシュひとつで、表現の自由度が、大きく広がる。
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ガイドナンバー60 フラッシュ「HVL-F60RM2」ソニーストア価格61,600円(税込)