<実機レビュー>ポータブルオーディオプレーヤーでも安心して聴ける、開放型ヘッドホン「MDR-MV1」。リケーブルも試してみた!

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開放型モニターヘッドホン「MDR-MV1」ソニーストア価格59,400円(税込)
5月12日(金)発売(同日、店頭常設展示開始予定)

ソニーストア(3年、5年、ベーシック、ワイド 長期保証対応!!!!)

開発者インタビュー

早速、実機をお借りできた!
あの、Just earの松尾氏が、商品の企画段階から携わっているという、MDR-MV1。期待は高まる!!!!

業務用モニターヘッドホンという位置付け同士、MDR-M1STとどう違うのか?気になるところだが、試聴すればすぐわかる。そもそも、開放型、密閉型と、形式そのものが違うから、かなり性格の違うヘッドホン同士だ。

では、見ていこう。

目次

外観

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↑スイーベル機構付き

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↑最近のソニー製ヘッドホンでは珍しい、スエード調人工皮革。

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↑肌触りは、ペタペタせず、さらさらと、蒸れにくい。冬でも冷たくはないだろう。ソニー製の他のヘッドホンではスエード調皮革は採用されていないが、個人的には、このスエード調が、ひじょーに好印象だ!

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↑ハウジング部は、開放型らしい、メッシュ構造。当然、音漏れは盛大!

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↑ケーブル端子は、やや奥まってる。もちろん、MDR-M1STと同じネジロック機構付きの3.5mm4極ジャック。MDR-1A系のようなネジロック機構がないケーブルでも使用可能な点も同じ。

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↑(上)MDR-M1ST(下)MDR-MV1 端子が、MDR-M1STよりやや奥まっているのがわかる。

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↑付属ケーブルを挿してみる。

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↑ロックしたところ。
MDR-1A用や、他社製リケーブルについては、後ほど。

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↑ヘッドバンドの調整用目盛り付き。視認性の優れた目盛りを目安に、自分の長さにピタッと合わせられる。

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↑(左)MDR-M1STと、(右)MDR-MV1

ハウジング部をのぞき、ヘッドバンド部など全く同じ仕様だ。

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↑(左)MDR-M1STと、(右)MDR-MV1

MDR-M1STは、かなり耳の小さい人以外には、「オンイヤー」。対して、MDR-MV1は、「オーバーイヤー」。
耳がつぶれるからオンイヤーが嫌、耳がすっぽり隠れて蒸れるからオーバーイヤーは嫌。好みがわかれるかもしれないが。
個人的には、圧倒的に、オーバーイヤーが好み。

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↑付属ケーブル(製品版ではないので、非売品タグがついてる)

やはり、業務用ということで、標準プラグケーブルがメインという扱い。一般的なステミニへの変換ケーブルも付属している。

装着性

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スエード調人工皮革が、ヒジョーに肌触りよろし。
低反撥ウレタンフォームで、ぽふっと感が気持ちイイ。メガネも気にならない。

イヤホンヘッドホンは、万人にフィットすることはありえないけど、個人的には、ソニー製ヘッドホンで1番の装着性と思うほど、装着性は気に入ってる。

夜、営業終了後の静まりかえった店内で、3時間ほどぶっとおしで装着してみたが、、、思った以上に蒸れないし、疲れないのには、驚いた。

リケーブル

当ブログ読者さんの大半は、この「MDR-MV1」買うなら、バランス接続だろう。
ということで、リケーブルは、必須!

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部品ソニーMDR-1AM2付属バランスケーブル バランス端子専用品 2,530円(税込)

Brise Audio製 BriseHP for MDR-M1ST リケーブル5極4.4mm(1.3m)35,200円(税込)(2.5mタイプもあり)

↑ということで、この2種類を試してみた。

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↑ソニーMDR-1AM2付属バランスケーブル
ネジ式ロックには非対応のケーブルながら、MDR-M1ST同様、問題なく接続可能。

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↑Brise Audio製 BriseHP for MDR-M1ST リケーブル5極4.4mmは、、、付属のものに比べて、ネジ部分が薄いが、、、

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↑少し、回しづらいものの、しっかりとネジロック可能。

試聴

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↑プレーヤーは、NW-ZX707とし、、、1AM2、M1ST、Z7M2、Z1R、、、いろいろヘッドホンと比較しつつ聞いてみた。

ケーブルは、先のBriseAudio製のを使って、バランス接続。
各ケーブルによる違いは、↓をご参考に。

「MDR-M1ST」を、いろんなバランスケーブルで試聴してみた

さすが、開放型「MDR-MV1」、、、広い音場は、他に類を見ないレベル。広めの部屋で、スピーカーで聞いているような錯覚すら。Z1Rは密閉型とは思えない音場の広さに定評があるが、空気感の表現が得意。こちらは、それ以上にぶわぁっと音場が広がるのだ。

また、 高い解像度による情報量は、モニターらしい。最近よく試聴曲に選ぶ、ヒゲダンの楽曲「ホワイトノイズ」。これ、解像度低めの機器だと、べちゃっとした音になってしまってわかりやすい。まさに、ホワイトノイズっぽい箇所では、実力が発揮される。見事に、一つ一つのノイズ風音源が、粒立って表現される。

女性の高音ボイス楽曲では、、、そこは元々得意な開放型。ヒジョーにのびやかのある声が心地いい。しかも、モニターらしからぬ、エッジのまろやかさ。艶感も。解像度は高いくせに、音の輪郭は、ゴリゴリ感がないため、聴き疲れしないのが、好印象。M1STのカリカリの解像感とは対照的だ。
一方、、、開放型が不得手とする、低域はどうだろう?ドラムソロ楽曲で試す。。。低域だけに注目すると、開放型?と疑ってしまう。Z1R、Z7M2ほどの、低域は出てないが、それでも、低域の量感は十分。キレキレという低域ではなく、ほどよい量感。
全域を通して、ヒジョーにクセのない音色に仕上がっている印象だ。

まとめ

業務用モニターヘッドホンという位置付けの、MDR-MV1。実は、このモデルに限り、パッケージが、「一般向けのヘッドホンと同じ」なのだ。製品版ということではないので、パッケージをお見せできないのが残念だが。また、ソニーストア自慢の長期保証も、このモデルのみ、対象。業務用としながらも、一般ユースも、かなり強く意識したモデルじゃないかと思われる。音色も、他の業務用モニターヘッドホン以上に、一般的な音楽鑑賞にも適している印象だ。

が、開放型ということで、使用場所はある程度限定される。音漏れに関しては、あきらめるべき。開放型なんだから。通勤、通学では、明らかに回りに迷惑をかける。職場なんかも、もちろん、NGだろう。お借りした実機試聴時、となりのいたスタッフに、「店長、ヒゲダン聞いてましたね」と、そこまで、判別されるシマツ。

軽いし、蒸れにくいし、装着性はいいし。24Ωというインピーダンスは、ヘッドホンアンプなしで、PC、スマホ、ウォークマンなどで、駆動できるし。

これまで、イヤホンのみの人にも、ヘッドホンデビュー用にもおすすめできる。

買いだよ、買いっ!!!!

(他の業務用モニターヘッドホンより、お値段高めだよねー。バランスケーブルも付属して欲しかったよねー)

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