<まとめ>α7Cシリーズのコンパクトさはそのままに、α7RⅤをライバルと言える「α7CR」
●デジタル一眼カメラ
・「α7CR」
ILCE-7CR(ボディ)市場推定価格450,000円(税込)
10月13日(金)発売予定
9月6日(水)10時よりソニーストア予約販売開始予定
9月2日(土)よりソニーストア各店舗先行展示開始
『α7CR』商品サイト
『α7CR』特設ページ
※「α7CR」は、「α7CⅡ」と共通部分も多く、↑<まとめ>α7Cシリーズのコンパクトさはそのままに、α7Ⅳをライバルと言えるほどに仕上がった「α7CⅡ」と、共通文面も多いのでご了承ください。。。
昨晩8月29日(火)23時に発表された、「α7CⅡ」と「α7CR」。事前の噂はあったものの、2モデル構成になった「新α7Cシリーズ」には、戸惑いを覚えた人も少なくないのでは?
今回は、「新α7Cシリーズ」2モデルのうち、高画素6,100万画素「α7CR」をチェックしていってみよう。
αシリーズでの位置付け
α7Cシリーズのみ、用途や性能ではなく、ボディ形状を示す「Compact」ってなってるね。。。
そして、「α7CⅡ」、「α7CR」、それぞれの、位置付けは、、、
ということになる。
ということで、α7RⅤとの比較を交えつつ、見ていってみよー!!
外観、操作系
(重量は、バッテリー、SDカード込み)
「α7RⅤ」からは、実に、208g、29%も、軽く仕上がっている。また、先代「α7C」とは、後述するが、大幅画素数アップ、操作性大幅進化しているにもかかわらず、高さ、幅は同じ、重量6g増に抑えられてるのは、驚愕だ。ちなみに、「α7C」から、3.7mm増となっている奥行きは、グリップ部の改善によるもの。むしろ、歓迎されるべき点だ。
つづいて、操作系を見てみよう。
先代「α7C」では、フルサイズαシリーズ初の、コンパクトモデルということで、軽量コンパクト化と操作性とのバランスでかなり苦労したと思えるが、「α7CR」では、その経験を生かし、コンパクトさはそのままに、飛躍的に操作性を向上させることに成功している。
- シャッターボタンは、大型化
- 前ダイヤル追加!!!
- ファインダー大型化!!!!ファインダー倍率は、α7Cの0.59倍→0.70倍へ
- モニター開閉用切り込み位置変更で、開閉しやすく
- ↑これにより、C1ボタンが配置可能に。MENUボタン位置も右寄りに変更し右手操作しやすく。
- カチャカチャ鳴っていた、三角環が静音タイプに
倍率は、0.59倍→0.70倍へ。(α7Ⅳは0.78倍)
α7RⅤと同等のファインダー輝度、静止画撮影時には通常60pのフレームレートから、120pへと変更可能
・モニターと干渉しづらいよう、端子カバーやメディアカバーは、向かって左開きになり、さらに、端子位置も変更
さすがに、α7Ⅳ搭載の、C3、C4ボタンやマルチセレクターは引き続き非搭載とはなっているが、C1ボタンと前ダイヤルの搭載は大きい!先代「α7C」からは、大幅に操作性向上だ。また、メディアスロットは、SDカードのみのシングルスロットで、CFexpress非対応。高画素機だけに、デュアルスロット&CF対応がベストとは思うが。そこは、α7RⅤに譲ろう。
端子類:マイク、USB Type-C、SDカードスロット、マイクロHDMI、ヘッドホン
USB Type-Cは、SuperSpeed USB 5 Gbps (USB 3.2)に準拠。
充電は、USB PD対応!!!!
ということで、新「α7Cシリーズ」専用アクセサリー「グリップエクステンションGP-X2」が用意されている。(先代α7Cは非対応)
そして、α7CRには、なんと、同梱される!!!
引用元:https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1526137.html
残念ながら、公式サイトに画像が見つからないので、AVWatchさんより。
装着時でも、三脚利用は可能。また、「LOCK/OPEN」スイッチにより、ヒンジ動作開閉し、バッテリー部へアクセス可能。バッテリー交換時でも、グリップ脱着の必要はなし。また、グリップ装着状態でも、カメラ本体は自立可能とのこと。
高画質性能
6,100万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー Exmor R(ローパスフィルターレス)と、画像処理エンジン BIONZ XR搭載。先代「α7C」比最大約8倍の高速処理能力を誇る。
※先代「α7C」では、2,420万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー Exmor Rと、画像処理エンジン BIONZ Xだった。
AF性能の向上と進化したノイズ低減に加えて、15ストップの広いダイナミックレンジを達成
6,100万画素の高画素でも7段!
7.0段高性能光学式5軸ボディ内手ブレ補正+動画時アクティブモード+レンズ強調制御
※「α7C」は5.0段のみ、「α7RⅤ」は8段+動画時アクティブモード+レンズ強調制御
※レンズ協調制御:カメラ本体とレンズが協調して手ブレ補正を行い、通常より大きなブレを補正することができる(動画時はアクティブモードで)
※8月30日(水)現在、α7CⅡ、α7CR情報は非掲載。α7RⅤとZV-E1のみ掲載で、対応レンズはどちらも同じで、SEL24105G、、SEL70200GM2、SEL70200G2、SEL100400GM、SEL200600Gとなっている。
ピクセルマルチシフト撮影
ボディ内手ブレ補正機構を高精度に制御して撮影した複数の画像をPC上で合成することで、1枚の画像で圧倒的な解像感を実現。16枚の画像撮影時の合計約9億6320万画素分もの膨大な情報から、約2億4080万画素(19,008×12,672)の画像生成が可能。4枚撮影約6020万画素のピクセルマルチシフト撮影も可能。
AIプロセッシングユニット
α7RⅤで初搭載となった、AIプロセッシングユニットが、「α7RⅤ」にも搭載!!
今後のαでは、デフォルト機能となるんじゃないだろうか。
AIプロセッシングユニットは、ディープラーニングを含むAI処理で、人物の骨格や姿勢などの詳細に基づいた人物認識に加え、動物や昆虫、乗り物など、人物以外の被写体認識にも対応。これにより、「リアルタイム認識AF」と「リアルタイムトラッキング」の性能が向上し、より広範囲で高精度、信頼性の高い「ファストハイブリッドAF」の被写体捕捉・追尾が可能に。
4K60p動画撮影も可能に
- フルサイズ・・・4K60p、30p、24p。4K60p時は1.2倍クロップ
- Super 35mm・・・4K30p、24p。6.2Kオーバーサンプリング、1.2倍クロップ
- 4:2:2 10bit記録
- S-Cinetone(PP11)
- ユーザーLUT
- ブリージング補正
- フォーカスマップ
- 動画時のリアルタイムトラッキング
- 超解像ズーム・デジタルズーム時のリアルタイム認識AF、リアルタイムトラッキング、フォーカスエリア設定
- AFアシスト機能
- 動画撮影中のピーキング表示
- 光学式手ブレ補正アクティブモード
- オートフレーミング
- デジタルオーディオ対応 MIシュー(4ch録音も対応)
その他
帯電防止コートおよびイメージセンサーシフト駆動によるアンチダスト機能。また、カメラの電源OFF時にシャッターを閉じることもでき([電源OFF時のシャッター][入])、レンズ交換の際にゴミやほこりがイメージセンサーに付着しにくくなる。
比較表
α7C | α7CR | α7RⅤ | |
イメージセンサー | フルサイズ裏面照射型有効約2420万画素 | フルサイズ裏面照射型有効約6100万画 | ← |
画像処理工ンジン | BIONZ X | BIONZ XR | ← |
Alプロセッシングユニット | - | Alプロセッシングユニット搭載 | ← |
オートフォーカス | → | 位相差693点 | ← |
リアルタイム瞳AF (人物、動物) | リアルタイム認識AF (人物、動物、烏、昆虫、車、列車、飛行機) | ← | |
連続撮影速度 | 最高約10コマ/秒 | 最高約8コマ/秒 | 最高約10コマ/秒 |
ボディ内手ブレ補正 | 5.0段 | 7.0段 十動画時アティブモード十レンズ協調補正 | 8.0段 十動画時アティブモード十レンズ協調補正 |
4K動画記録方式 (最高フレームレート/カラーサンプリング) | 4K 30P / 4 : 2 : 0 8bit | 4K 60P * / 4 : 2 : 2 10bit | 8K24p*/4K 60P* / 4 : 2 : 2 10bit |
* 1.2倍クロップ | ← | ||
プリセット | クリエイティブスタイル | クリエイテイブルック | ← |
ビクチャープロファイル | S-Log2/S-Log3/HLG | S-Log3/HLG/S-Cinetone/LUT | S-Log2/S-Log3/HLG/S-Cinetone |
ファインダー | 約0.59倍 約236万ドット | 約0.7倍 約236万ドット | 約0.9倍 約944万ドット |
液晶モニター | 約92万ドット バリアングル | 約103万ドット バリアングル | 約209万ドット 4軸マルチアングル |
スロット | シングルスロット | シングルスロット | デュアルスロット |
質量 | 約509g | 約515g | 約723 g |
価格 | ソニーストア価格262,900円(税込) | 市場推定価格450,000円(税込) | ソニーストア価格555,500円(税込) |
まとめ
先代「α7C」の弱点をことごとく改善し、α7RⅤの機能を惜しげも無く投入された、「α7CR」。
比較表でもわかるとおり、α7RⅤの機能性能を上回る点は見当たらない。が、、、10万円の差。そして、200g以上軽い。
α7RⅤはどうしても、予算的に手が届かない。ファインダー性能、4軸マルチアングルモニターは我慢できる。画質、AFは同等。
「α7CR」も、いいんじゃないかっ!?
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10月13日(金)~2024年1月10日(水)までの期間だが、発売前の予約も対象