Fiio ポータブルヘッドホンアンプ『E7』、『E11』発売開始!<がっつりレビューE7編>
お待たせしました!
いよいよ、本日より、Fiioポータブルヘッドホンアンプ『E7』、『E11』、そろって、当店オンラインショッピングサイトにて、発売開始!
左:Fiio E7、右:Fiio E11
この日にあわせて、様々なソースを用意し、また、iPhone、、、iPad、ウォークマンなどのポータブルプレーヤー、そして、VAIO Zと、プレーヤーもとっかえひっかえ、がっつりと聞き比べ、それぞれの特長をご紹介。
まずは、USB DAC機能搭載の「E7」から、店長野田の「耳」による、独断と偏見レビュースタート!
●USB DAC機能搭載のポータブルヘッドホンアンプ「Fiio E7」
E7は、ポータブルヘッドホンアンプ機能と、音楽データのUSB出力に対応した機器(パソコンや、iPadなど)のための、USB DAC(デジタル→アナログコンバーター)機能を搭載した、1台2役のハイブリッドポータブルヘッドホンアンプだ!
●開梱・・・
↑梱包箱
↑同梱品一式
ソフトキャリングケース、シリコンバンド、シリコンケース、保護フィルム、ステレオミニジャックケーブル(長さ約10cm)、USB-miniUSBケーブル(フェライトコア付)(長さ約100cm)
開けてビックリ、、、付属品の充実ぶりに驚く。
ケースは、ソフトキャリングケースだけでなく、ジャストフィットサイズのシリコンケースまで付属。
シリコンケースは、さすが純正で専用だけに、すべての操作ボタン、端子類がフツーに使用可能。
ソフトキャリングケースは、本体そのままでも、シリコンケースに入れても、収納可能。
↑ソフトキャリングケース
↑シリコンバンドは、、、ポータブルプレーヤーと一緒にまとめて固定するためのもの。。。
(写真は、iPhone3Gと。。。)(バンナイズ製完全無欠のキャリングケースがあれば、もっともっと幸せになれるが・・・)
●外観を眺める・・・
↑有機EL画面(上)と、チャージ中に赤く光る「Fiioロゴ」
↑ボタン類はすべて、左側に集約。
↑右側は、なにもなし。
↑背面。左側面、右側面、背面と、、、ヘアラインが高級感を演出。。。
ちなみに、六角レンチで、4本のビスで分解可能。
↑本体トップ部。ここもヘアライン加工が。E7の大きな特長の1つ、ヘッドホン2セット対応!
仲良くペアっちもよし、、、片方ヘッドホン、片方スピーカーもよし。。。
↑本体ボトム部。左から、miniUSB、Dockコネクタ for E9、ステレオミニジャック入力端子
●使い勝手
操作ボタンは4つとシンプルだが、有機EL画面を搭載することで、画面を見ながら各設定がいろいろわかりやすく変更できるのが、便利。
↑これが、普段表示されている画面。
各種設定項目は以下のとおり
・ボリュームのラストメモリーor固定メモリー、最大音量にリミッターをかける機能
・指定時間で、キーロック、スリープする機能。
・USBバスパワー供給不足な機器と接続して再生するときに便利な、USBチャージオフ機能。
・イコライザー機能→BASSブーストを0~3まで、4段階で調整可能。
●接続方法
★USB DAC機能を使用する場合
PCと付属USBケーブルを使って接続する。また、この際、PC側には特にドライバーソフトなどのインストールは不要。
対応OS:Windows2000、XP、Vista、7。Mac OS X
また、「当店ブログ iPadを、USB経由で、高音質オーディオプレーヤーに!」でご紹介している方法により、iPadで、USB DAC機能を使った高音質再生も楽しめる。
★ステレオミニジャックを使用する場合
是非、、、ライン出力を接続してほしい!ヘッドホン端子からの出力ではなく。。。
ヘッドホン端子からの出力の場合、すでに、そのポータブルオーディオプレーヤーのヘッドホンアンプを通ってしまっているため、E7の能力をフルに発揮できない!
iPhone、iPod、、、そして、ウォークマンの場合は、Fiio純正ケーブルの使用を強くオススメしたい!
左:Fiio L5(ウォークマン専用ケーブル。長さ8cm)、右:Fiio L3(iPhone/iPod用Dock専用ケーブル。長さ8cm)
これらを使用することで、ウォークマンやiPhoneなどの、ヘッドホンアンプを通る手前のライン信号を、E7に入力することができ、E7本来の音質を楽しむことができる。
↑Fiio E7+Fiio L5+ウォークマンEシリーズと、、、ソニーMDR-Z1000。
★ずばり、音質はどうよ?
もっとも気になる、音質はどうか?
「どんなソースを聞いても、、、iPhone使用しても、、、爆発的な音質向上が期待できるとは限らない」
↑これを、十分理解しておかないと肩すかしを食らうことになる。
もっとも重要なのは、音楽ソース。これによっては、劇的な、、、いや、感動すら覚えるほどの、音質向上を目の当たりにすることとなる。。。
ということで、、、音楽ソースに選んだのは、、、
1999年11月にリリースされた、Tinaという女性シンガーの「Colorado」というアルバム。
音楽に詳しい知り合いから、たまたま借りていたCDで、、、試聴してみると、なかなか、よろしくて、、、しかも、聞き比べには、非常にイイ!ちなみに、HDCD。
ポータブルプレーヤーに選んだのは、、、iPhone3GSと、iPad、そして、ウォークマンEシリーズ。
ヘッドホンは、ソニーMDR-Z1000。
まず、第1印象。クリアなバランス型。解像度もなかなかあって、iPhoneでは、複数楽器の音がミックスジュース状態だったものが、E7では、1つ1つの楽器が聞き分けできる。
試聴したアルバム「Colorado」の2曲目、「I can’t take it」では、、、まず、ベースの低音のクリアさに驚かされる。ベースの弦を指ではじいてる様が目に浮かんでくる。好みによるだろうが、少し低音が物足りない場合は、BASS Boostを効かせてやると、十分な迫力を楽しめる。ちなみに、このBASS Boost、、、なかなか優秀で、MAXの3にしても、うまくコントロールされているようで、低音が暴れず、しっかりと効いている。。。
非常に歌唱力のあるボーカルの声は、力強い低音から、女性らしいセクシーな高音までがすんなり再現されてる印象。
iPhoneには気の毒だが、比較してみると、iPhoneは、低音高音ともにこもった感じで、さらに高音がにごっていることがよくわかる。また、解像度も足りず、各楽器がごちゃまぜになっている。
ウォークマンEシリーズは、エントリーモデルで、S-master非搭載モデル。iPhoneよりははるかにいい音が出ているが、E7と比較すると、高音がややきつく、トゲすら感じてしまう。また、低音にも少しこもった感じを受ける。
iPadや、PCとのUSB接続では、、、さらに、E7の威力が顕著に感じられる。ボーカルの声には、さらにツヤが加わり、高音はさらにのびる。
やはり、E7オーナーになるなら、USB接続も是非楽しんで欲しいところ。
あくまで、個人的には、VAIO Zに、E7をUSB接続し、BDレコからのルームリンクで、映画鑑賞で高音質を楽しむ・・・結構ハマル^^
ただ、、、やはり、音楽ソースによっては、違いがわかりにくいのは、当然。録音状況のよくないJ-POPなんかでは、iPhoneとの比較でも、かなりのビミョー感を抱くのはしかたない。。。
また、、、S-master搭載の、ウォークマンXや、ウォークマンAでは、、、E7は、不要かと^^;
当店価格10,800円と、ヘッドホンアンプデビューには、オススメ。
また、ボリューム調整は1~60とかなり小刻みにできるし、リミッター機能もうれしい。さらに、USB充電可能なリチウム電池搭載で、最大80時間もの連続再生できるのもモバイル使用では心強い。デザインもシンプルかつ、ヘアライン加工による高級感で、おっしゃれー。
USB DAC搭載に、ヘッドホン出力2系統と、盛りだくさんのわりには、iPhoneより一回りコンパクト。
最後に。絶賛発売中の、バンナイズ製「完全無欠のヘッドフォンアンプ用フロントポケット付き ポータブルオーディオ用キャリングケース」にも、しっかりと収納可能。
↑サイズは、、、まさに、、、ジャストサイズ!
↑底面のヘッドホンジャックホールも、、、なんと、2本ともぴったり!
完全無欠のキャリングケースとあわせて、是非、強力におすすめしたい逸品だ!!!