<実機レビュー>プロフェッショナルヘッドホン「MDR-7506」。「MDR-CD900ST」と比較したり。
趣味です。
さて、、、ソニーストアで取り扱いのない、プロフェッショナルヘッドホン「MDR-7506」、通称「青帯」を、店頭常設展示することにしてみた。(お取り寄せはもちろん可能)趣味です。
一方、ソニーストアで取り扱いのある、プロフェッショナルヘッドホン「MDR-CD900ST」、通称「赤帯」は、趣味でもあるけど^^;ちゃんと、お仕事として普及活動やってます。ご購入の際は、
↑是非こちらから、お願いいたします。
おさらい
MDR-7506、MDR-CD900ST。どちらも、プロフェッショナルヘッドホンにカテゴライズされるヘッドホンで、どちらも「ド」がつくほどの、ド定番ヘッドホン。発売から30年少々と、スーパーロングセラー製品だ。本来は、音の確認用としてプロ向けに販売されているんだが、音が正確であることから、ヘッドホン好きにも好まれている。
日本での、レコーディング風景といえば、アーティストさんの耳元には「赤帯」が光っているのをよく見るだろう。が、、、たまに「青帯」を見かけることもあるはずだ。前者は「MDR-CD900ST」、後者は「MDR-7506」のはずだ。個人的なイメージでは「青帯」といえば、宇多田ヒカルさん。愛用していることで有名。
MDR-7506は主に海外で超定番で、MDR-CD900STは日本で人気。なぜ、国内外で違うのか?好みなんだろう。つまり、音の傾向が違うのだ。モニターヘッドホン寄りが「MDR-CD900ST」、少しリスニングに寄っているのが「MDR-7506」という印象だ。
「MDR-7506」開梱
↑パッケージ見て、びっくり。ちゃんと製品パッケージしてる!!!本来、プロ機は、質素、いや、シンプルパッケージのはずなのに。。。
↑見よ、MDR-CD900STの、この割り切ったパッケージを。
↑最近の「環境に配慮した・・・」とはなっていないが、そこは、30年前に発売された製品なので。。。
↑MDR-CD900STは付属していない、キャリングポーチが!!!!
ケーブル直付けは同じだが、MDR-7506は、カールコード!!!
さらに、、、
↑ケーブルはヘッドホン本体に直付けなのは同じだが、プラグが、、、ステレオミニプラグで、そこに、標準プラグへの変換プラグがついている!MDR-CD900STは、標準プラグのみ。パッケージ、キャリングポーチ、ステミニプラグ、カールコードと、、、この違いは、どういった理由なんだろうか。
↑さらにさらに、、、MDR-7506は、折り畳める!!!カールコードだし、キャリングポーチ付属だし、持ち運びを意識した設計になってる。
音の傾向
MDR-CD900STと比較しながら、音の傾向を感じたままに。。。
まず、、、MDR-7506のほうが、明らかに、リスニングに適していると。個人的好みなら、圧倒的にMDR-7506のほうを選ぶ。
MDR-CD900STは、音の分解能に優れていて、楽器、声、、、それぞれの音をしっかりと聴き分けることができる。言い方を変えると、粗探ししやすい。ノイズチェックなんかもしやすそう。まさに、モニターヘッドホン。一方、MDR-7506は、そこまでの分解能はないものの、しっかりと音の聴き分けはできつつ、聴き疲れしにくい。ほどよく低音が鳴っているのも、海外でうける要素な気がする。高音は少しクセというか特長があるが、刺さるようなきつさもなく、キラキラ感。楽しく聴けそう。
とまぁ、両方を比較試聴していると、なんとなく、日本ではMDR-7506、海外ではMDR-CD900STというのがわかるような気がする。どちらも、主にモニター用途として使われているが、しっかりと音を分析できるMDR-CD900STと、楽しめる要素も持ち合わせる、MDR-7506という印象だ。
どちらがおすすめかというと、唯一無二感のある「MDR-CD900ST」だろうか。MDR-7506も非常にいいんだが、好みによって、ライバル機がありそうだから。もっかい言うけど、店長野田の好みは、絶対的に「MDR-7506」っす。
さて、、、常設展示はするんだが、まずは、、、毎度お世話になっている、E4UAさんへ、「デタッチャブル化」魔改造をお願いするので、1ヶ月後くらいを目安に、お披露目予定。デタッチャブル化することで、リケーブル&バランス対応になるのだ!完成が楽しみすぎる!!