ステージモニターイヤホン「IER-M9」「IER-M7」、国内発表!
ステージモニターイヤホン
IER-M9 ソニーストア価格129,880円+税
IER-M7 ソニーストア価格74,880円+税
※10月6日(土)発売
>ソニーストアにて、MDR-M9先行予約販売中
>ソニーストアにて、MDR-M7先行予約販売中
ステージモニターイヤホンと言われると・・・「ミュージシャンじゃねぇし、ステージに立たねぇし、関係ねぇし」って思う人もいそうだが。
ステージモニターイヤホンの特徴は、「声、楽器がありのままに」「演奏時には遮音性も装着性も重要」。これって、一般ユーザーにもすごくはまる要素だよねー。
ということを踏まえて。。。
ソニー独自設計のBA(バランスドアーマチュア)ドライバーユニットを採用した、ステージモニターイヤホン2種が発表された。なんと、IER-M9は5BA-5way、IER-M7は4BA-4wayという、新開発のマルチBAシステムを搭載。
ますます盛り上がる、「リスニング用にインイヤーモニターを聞くという市場」。ソニーのラインナップにはなかった、多マルチBA&価格帯へ、2モデル投入!注目すべし!!
●新しいマルチBAシステム
↑M9の「ペンタ・バランスド・アーマチュア・ドライバーユニット」
↑M9の、5BA&5wayによる、周波数特性のイメージ図
↑M7の「クワッド・バランスド・アーマチュア・ドライバーユニット」
↑M7の、4BA&4wayによる、周波数特性のイメージ図
IER-M9/M7に搭載されている、新しいマルチBAシステムでは、それぞれのBAドライバーユニットは、担当する周波数帯域が決められており、補完し合うことで、音声を再現している。
M9では、5つのBAドライバーユニットが、「フルレンジ×2+ウーファー+トゥイーター+スーパートゥイーター」で。M7では、4つのBAドライバーユニットが、「フルレンジ×2+ウーファー+トゥイーター」で、構成されている。単純な違いは、スーパートゥイーターの有無ということになる。
ソニーでは、3つのBA(高中低)を使った、マルチBAシステム搭載のヘッドホン「XBA-300」が、2015年に発売されている。その翌年2016年に、BAの大きな世代交代があり、小型化に成功したという。これがきっかけで、3BAよりも多い、マルチBAシステムへの挑戦がスタートしたそうだ。
世の中には、5BAよりも多い、マルチBAのイヤホンも珍しくはない。また、同じ帯域を複数のBAで担当する、12BA&3wayというのもある。
BAを自社開発し、イヤホンの設計・製造までトータルで同じエンジニアが見るという、ソニーが出した答えが、M9の5BA&5wayであり、M7の4BA&4wayということだ。
↑「マグネシウム振動板採用BAドライバーユニット」はトゥイーターの役割を担う。その振動板には、実用金属の中では、もっとも比剛性が高く、かつ高い内部損失を誇るマグネシウム合金を採用。ボイスコイルに伝送効率の高い銀コート銅線を採用し、端子部には金メッキを施すことで、導電性を向上。入力信号に対して忠実に動く振動系が、微小な音をしっかりと捉え、再生する。
↑5BAのM9
↑4BAのM7
インナーハウジング素材には高剛性と高内部損失のマグネシウム合金を使用することで、BAドライバーユニットを堅牢に固定しつつ、不要な振動をおさえ音の透明度を高める。
(M9と、M7のインナーハウジング部をよく見ると、BAが納まる数が違うのがよくわかる)
↑自然な高音をそのまま聞くことができるオプティマイズドサウンドパス構造(左:M9、右:M7)
各BAドライバーユニットから再生された音は最適化された経路を通ることで、ロスすることなく耳に伝わる。これによりBAドライバーユニットの持つ自然な高音をそのまま聞くことができる。
また、M7の音導管には、ノビのあるクリアな中高音を実現する、真鍮音導管を採用。
●付属ケーブル
↑ステミニアンバラケーブルと、4.4mm5極のバランスケーブルが付属
↑OFC(OxygenFreeCopper:無酸素銅)の表面に純銀コートを施した、二重構造の導体を使った、銀コートOFC線を採用。信号伝送ロスを最小限に抑え音の劣化を少なくし、なめらかな高音域の再生を実現。
↑M9のケーブルには、両端とも、非磁性体のメッキを施したプラグを採用。通常の磁性体メッキのプラグに比べ、電流の流れを阻害しにくいため、よりクリアな音質を実現。
↑M9のケーブルは、タッチノイズを軽減するシルク編組採用
↑M9。軽量高剛性を実現するマグネシウムハウジング
装着安定性を考慮し、ハウジングには超軽量金属であるマグネシウム合金を採用。また、軽量かつ剛性が高いので、ハードな使用が想定される環境でも、ハウジングの破損を防ぎます。
↑M7。進化したノイズブロック構造
遮音性を徹底追及した新しい筺体構造により、周囲の騒音を抑制。また同時に音漏れも低減。背面空間と外気が繋がる経路を、高遮音の観点で最適設計。また、他の箇所が外気に繋がらないよう完全なシーリングが施されている。
↑新開発プリフォームドイヤーハンガー
従来のアジャストフリーイヤーハンガーの持つ快適で安定した装着性はそのまま、より簡単に素早く装着することが可能
↑付属品一式
トリプルコンフォートイヤーピース6サイズ、ハイブリッドイヤーピース7サイズ、ハードケース、そして、
ソニー独自設計のシリコン製ケーブルホルダーが、付属。
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全くの新シリーズだけに、ソニーにとっては、新開発のものがてんこ盛り。
現場のPAエンジニアともコラボし、生の声を忠実に製品に反映したり。
開発者の熱い想いが、ガシガシと伝わってくる製品に仕上がっていると感じる。
そこらへんの細かいところは、是非、開発者インタビューをチェックしてほしい。。。