ソニーストアで買える、SIMフリーXperia「Xperia1」「Xperia5」実機レビュー<その1>
●Xperia 1 ソニーストア価格79,000円+税
分割払の場合:々3,600円(税込)、1回目のみ4,100円(税込)
ブラック/パープル
8月28日(金)発売
●Xperia 5 ソニーストア価格69,000円+税
分割払の場合:月々3,100円(税込)、1回目のみ4,600円(税込)
ブラック/グレー/ブルー/レッド
8月28日(金)発売
8月18日(火)にプレス発表され、いまだ興奮冷めやらぬ・・・。
まさか、ソニーストアで、SIMフリーモデルXperia、、、しかも、現行最新モデルが買えるようになるとは!
今回は、8月28日(金)発売の、Xperia 1と、Xperia 5の実機を使ってのレビューその1。その1では、デュアルSIM対応のSIMフリースマホならではの点に注目して。
大本命の10月30日(金)発売Xperia 1Ⅱは、また後日。
●まとめて、開梱。
付属品少なすぎて、開梱レポするほどでも・・・^^;
SIMフリーモデルも、とにかく、付属品は少ない。Type-Cケーブルも充電器も別売り。
余計なモノを付属するよりは、このほうがいいよね。
紙モノ以外の付属品は、3.5mmイヤホン変換ケーブル(EC260)(Type-C端子用)のみ。
↑パッケージは、完全に統一されてる。
(左2つは、Xperia 1 Professional Edition、ドコモ版Xperia 1)
●外観比較
左:Xperia 1(幅72mm×高さ167mm×厚さ8.2mm、重量178g)
右:Xperia 5(幅68mm×高さ158mm×厚さ8.2mm、重量164g)
見ての通り、Xperia 5のほうが、かなり縦方向が短いのがわかる。
Xperia 5を選ぶ人の大半は、このコンパクトさ、片手操作がしやすそうなところをメリットと考えてるんじゃないだろうか?
ところで、スペック上では同じとなっているが、、、
↑並べてみると、Xperia 5のほうが厚いことがわかる。実測すると、Xperia 5が、ほぼ8.3mmに違い8.2mmで、Xperia 1が、ほぼ8.1mmに近い8.2mmっていう感じ。持ったら、しっかりと差は感じられるが。
横幅は、Xperia 1が72mm、Xperia 5が68mmと、、、3mm。この差はでかい。
↑Xperia 1の上に、Xperia 5をのっけたみた。これが3mmの差。
↑Xperia 1
↑Xperia 5
握ると、相当な差を感じるんだよねー(写真じゃわからねー^^;)
普段、ドコモ版Xperia 1を使ってるだけに、Xperia 5のサイズ感は、超新鮮に感じる。
縦も短く、幅もコンパクト。確かに、より大きい画面のXperia 1は見やすいが、片手での操作はXperia 5にはかなわない。
↑同じスペックのカメラレンズが3種搭載されているが、位置が違うだけ。
また、SIMµSDトレイの位置も違う。
その他、Type-C端子、スピーカー、電源、指紋センサー、音量ボタンは、ほぼ同じ位置だ。
●文字入力比較
↑左:Xperia 1、右:Xperia 5
Xperiaユーザーにはおなじみの、文字入力ソフト「POBox Plus」。残念ながら、2019年10月以降発売の機種にはプリインストールされないと、事実上の終了宣言がされている。
Xperia 5が、POBox Plus非搭載機種第1号。ということで、Xperia 1にはあって、Xperia 5にはないものが、POBox Plusだ。
Xperiaを使ったことのないユーザーには、なんの違和感もないだろうが・・・。
(店長野田は、ATOKユーザーなので、実は困らない・・・)
長い間、Xperiaにプリインストールされていた、POBox Plusだけに、一応、Xperia 5を選ぶ人は、把握しとくべきだろう。
※ぐぐれば、POBox Plus非搭載Xperiaにも、インストールする方法は、出てくるけど、もちろん、自己責任で。
●スペック比較
★同一スペック
・Qualcomm Snapdragon 855
・6GB/128GB
・WiFi a/b/g/n/ac
・Bluetooth5.1
・NFC
・指紋センサー
・Dual SIM
・防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X)
・ワンセグ無し
・LTE対応バンド:1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 46, 66(詳細後述)
・カメラ
リア:
52mm(望遠):有効画素数約1220万画素/F値2.4
26mm(標準):有効画素数約1220万画素/F値1.6
16mm(超広角):有効画素数約1220万画素/F値2.4
フロント:
有効画素数約800万画素/F値2.0
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★異なるスペック
・画面サイズ
→Xperia 1:6.5型有機EL(4K HDR)、Xperia 5:6.1型有機EL(フルHD+ HDR)
・おサイフケータイ
→Xperia 1:なし、Xperia 5:あり
・バッテリー容量
→Xperia 1:3330mAh、Xperia 5:3140mAh
・カラー
→Xperia 1:ブラック、パープル、Xperia 5:ブラック、グレー、ブルー、レッド
・価格
→Xperia 1:79,000円+税、Xperia 5:69,000円+税
・文字入力ソフト
→Xperia 1:POBox Plus、Xperia 5:Gboard
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見た目サイズから、かなり違うスマホに思えるが、実は驚くほど共通スペックが多い。
が、人によっては、猛烈に気になるのが、おサイフケータイ対応だろう。国内キャリアモデルでは、両機種ともに、おサイフケータイ対応だが、SIMフリーモデルでは、Xperia 1だけが、おサイフケータイ非対応。残念。
おサイフケータイいらなくて、大画面がいい、POBox Plus必要!って人以外には、Xperia 5がおすすめということに。
価格差1万円というのも、Xperia 1にとってはちょっと厳しい。。。
なるほど、実際、当店経由でのソニーストア購入実績を見ても、圧倒的に、Xperia 5のほうの人気が高い。
●どのケータイ会社のSIMが使える?
SIMフリーモデル、、、いろんなケータイ会社のSIMを使える。。。
が、実際、ほんとにどこでも使えるのか?
日本では、3大キャリアと呼ばれる、ドコモ、au、ソフトバンクに加えて、楽天モバイル含めた、4キャリアだけが、ケータイの通信網を所有していて、それらの電波をレンタルして営業しているのが、LINEモバイルなどのMVNO。
ということで、4キャリアの電波を使えるかどうかを判断すればOK。
一応、注意しとくべき点。。。
例えば、楽天モバイルでは、回線接続検証を行っていないスマホについては、動作保証対象外としている。そういったスマホを使うのは、自己責任となる点は、覚えておくべし。今回のSIMフリーXperia3機種も、楽天モバイルでは、現在、動作保証対象外。。。
今回のSIMフリーXperia3機種すべて、ソニーさんのショップ向け資料にも明記されているが「3キャリア網対応」、つまり、ドコモ、au、ソフトバンク対応ってことだ。
さらに、もうひとつの目安として、LTE対応バンドを確認する方法がある。
今回の、Xperia 1、Xperia 5の対応バンドは、、、
LTE対応バンド:1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 46, 66
とまぁ、こんな風に、バンドは、数字で表示されていて、、、ぐぐればいくらでも情報が公開されているが、例えば、「1」や「19」がメインのドコモ、「1」「18」「26」がメインのau、「1」「3」「8」がメインのソフトバンク。
もひとつのキャリア、楽天モバイルは、「3」「18」「26」。(18、26は、auのローミング。3だけが楽天電波)
ややこしいが、、、
★要するに、4キャリアのバンドは、すべて、対応バンドに含まれているってこと。
(auの18が含まれてないが、18は、26に含まれているため、26でOK)
●実際に、各社SIMを使ってみた
↑デュアルSIM対応ってことで、ドコモ SIM、楽天SIMを入れて、はじめて電源いれた時の状態
すでに、アンテナピクトが表示されている時点で、どちらも使用できることがわかる。
ちなみに、楽天モバイルは、四国では、au電波のみになるため、この時点では、auローミングということになる。
※Xperia 1 Professional Editionを使って、楽天モバイル電波「3」を受信した話は、↓こちらのブログ
>楽天モバイルSIM契約してみた。。。<楽天電波を求めて・・・編>
もちろん、LINEモバイル SIM(ドコモ電波)でも、問題なく使えた。
ここで、、、APN設定を見てみたら・・・
※APN・・・アクセスポイントネームの略。データ通信時に必要な設定。
↑これだけの、APNが、予め登録されていた。
さすがに、これらのSIMは、問題なく使えるだろう。このリストにないSIMを使う場合は、そのSIMのAPN設定を入力すれば使えるはず。
ちなみに、、、今日現在、某MVNO情報サイトで調べてみたら、490を超える種類ののSIMが掲載されていた。こうなるとすべてのSIMの動作を確認することは不可能だよね^^;
確実なのは、各SIM会社での動作確認を待つ。。。
なお、、、楽天モバイルの、通話無料になるアプリ「Rakuten Link」アプリや、LINEモバイルの通話料が半額になる「いつでも電話」アプリも、問題なく使えた。
●デュアルSIM
今回のXperiaの大きな特徴の一つ、デュアルSIM対応。nanoSIMカードという、現在最も小さいサイズのSIMカードを2枚挿すことが可能。しかも、デュアルスタンバイという、2つの電話番号とも同時に待受できる。
↑SIMµSDトレイの比較だが、左がドコモのもので、右が今回のもの。
わかりづらいが、右のデュアルSIM対応のものは、SIM1、SIM2の文字が見える。
↑左:SIM+microSD、右:SIM1+SIM2
SIMµSDトレイには、SIM+microSD or SIM×2 の組み合わせでセットする。SIM×2+microSDは不可。
↑SIM2枚挿しは、OSレベルで対応しており、専用アプリなど不要で、OS標準の設定画面でいろいろいじれる。
SIMを挿した状態で、SIM使用未使用の、ON/OFFを切り替えできる。
モバイルデータ通信、通話、メッセージ、それぞれの優先して使用するSIMも選べる。
通話の項目だけ、「毎回確認する」を選べる。相手先電話番号を入れて、発信ボタンを押すと、どちらのSIMで発信するかを選ぶダイアログが表示される。もちろん、着信はどっちの番号でも、どの設定でも、可能。
ちなみに、通話時に専用アプリを使用する、楽天モバイルとLINEモバイルでは、挙動が違った。楽天モバイルでは、設定関係なく、WiFiもしくは、モバイルデータ通信で「Rakuten」が設定されて、ネットにつながっていればOK。通話設定には依存しない。LINEモバイルは、通話設定に依存。LINEモバイルの通話回線じゃないとだめ。
さて、実際の運用。
仕事用電話番号、プライベート用電話番号を、1台のスマホで使う。
メインSIMは4大キャリアで、データ専用に格安SIMで、コスト削減
国内SIMと、海外SIMで、利便性アップ
こんなところか。
2枚のSIMを挿すことで、microSDが使えなくなるが、その分、国内モデルよりも2倍のストレージを備えているのもうれしい。もちろん、SIM1枚、microSD運用で、さらにストレージを増強する使い方もアリだ。
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- SIMフリーとは
- SIMカード入れ替え&APN設定方法
- データ移行方法
など、わかりやすい動画が公開中
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