フラッグシップモデル「α1」実機レビュー

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デジタル一眼カメラ『α1』ILCE-1
3月19日(金)発売予定
市場推定価格800,000円前後+税

1月27日(水)10時から ソニーストア展示体験予約申し込み開始
1月29日(金)ソニーストア各店舗展示開始
2月2日(火)10時から予約販売開始予定

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α1、、、実際いくらで買えるのか?

いよいよ、明日2月2日(火)10時から、ソニーストア予約販売開始だ!!!

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ようやく登場した、フラッグシップミラーレス機。
非常に限られた時間とはいえ、実機にさわることができた。
取材時は、2月4日(木)の撮影データ持ち帰り解禁前だったため、残念ながら、作例掲載はできない。次に実機にさわれるのは、おそらく、発売日3月19日(金)。当店店頭展示機だ。それまで少々のガマンだ。

さて、今回の実機レビューでは、50Mピクセル30連写ブラックアウトフリーとか、120回毎秒のAF/AE演算とか、、、簡単に入手できるメジャー機能情報は置いといて、、、それ以外の進化点や注目機能などにスポットを当ててみようかと。

まずは、おさらいがてら、α1まとめテキストから、、、そして、最後は、恒例のトップ階層だけのメニュー一覧。。。

α1まとめ

「高解像と圧倒的スピードを高次元で両立する」プロフェッショナル機

・有効約5010万画素
・AF/AE追従最高30枚/秒のブラックアウトフリー高速連続撮影
・30枚/秒連写時、圧縮RAWで約155枚、JPEG形式で約165枚
・20枚/秒連写時、圧縮RAWで約238枚、JPEG形式で約400枚
・『α9 II』比2倍となる最大120回/秒のAF/AE演算
・急激な輝度の変化に対しても、最速0.033秒でAEが追従
・EVFは、大型0.64型有機ELディスプレイで、業界最高の広視野・解像度、240fpsのリフレッシュレート、約944万ドット(Quad-XGA)、0.90倍のファインダー倍率(対角視野角:約41度)やハイアイポイント(約25mm)
・撮像エリアの約92%をカバーした、759点の像面位相差AFセンサー
・動物瞳AFは、従来の犬や猫などに、鳥が追加。
・AIを用いて色や模様(輝度)、被写体距離(奥行)からなる空間情報をリアルタイムに高速処理し、動体を高精度に追従し続けるリアルタイムトラッキングにも対応し、リアルタイム瞳AFとシームレスに使用できます。
・無音・無振動の電子シャッター。『α9 II』比で約1.5倍、動体歪みを抑えた静止画撮影。最高1/32000秒のシャッタースピード。1/200秒の同調速によるフラッシュ撮影。世界初の電子シャッターでのフリッカーレス撮影。
・1/400秒 フラッシュ同調速度のデュアル駆動式シャッター
・有効約5010万画素の高解像ながら、低感度時は約15ストップの広いダイナミックレンジ
・計16枚の画像の持つ約7億9626万画素分の情報から、約1億9900万画素(17,280×11,520)の画像生成が可能なピクセルシフトマルチ撮影。1/200秒のフラッシュ同調速度の使用が可能。
・非圧縮RAWと同等の画質を保ったままファイルサイズが削減できるロスレス圧縮RAWに新たに対応。
・8k30p(30分連続撮影可能)、4k120p動画撮影。4:2:2 10bit対応。All-intra(XAVC S-Ⅰ撮影時)方式や、高効率圧縮コーデックのMPEG-H HEVC/H.265を採用したXAVC HSに対応
・S-Cinetone
・5.5段光学式5軸手ブレ補正
・WiFi ac対応。MIMO対応。
・有線&無線での、FTP転送対応
・type-C(USB3.2)搭載
・スマホとの、USBテザリング対応
・10-bit記録の静止画記録フォーマットHEIF対応
・CFexpress Type AカードとSDXC/ SDHCカード両方に対応したスロットを2基搭載。
・Zバッテリー2個を搭載可能な縦位置グリップ『VG-C4EM』対応
・USB PDで、給電、充電可能
・電源オフ時のシャッタークローズ機能

外観

握った感触は、α7シリーズ2世代目ボディである、α7RⅣやα7SⅢと同じと感じた。重量差も特に気になるほどでもなかった。レンズ装着すれば、なおさら。。。α9系、α7RⅣ系、α7SⅢ系すべての上位にあたるというだけに、それらのボタン、操作系のエッセンスが、ブラッシュアップされ、継承されている印象だ。

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↑いきなり細かいところだけど^^;冒頭にも使ったこの一枚。α1のロゴが、ゴールドっぽいというか、シャンパンゴールドだよね!これまでは、シルバーだったのに。フラッグシップモデルだからこそか?!

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↑ファインダー向かって左肩にある、ドライブモードダイヤル。これのロック方法が変更された。
そもそも、このドライブモードダイヤルは、α9系にのみ搭載されているダイヤルなので、なんのこっちゃ?って人のほうが多いとは思うけど。個人的には、α7RⅣには搭載してもよかったんじゃないかと。

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↑α9のドライブモードダイヤル。手前の丸い突起がロック解除スイッチで、これを押しながら、レンズ側の突起(レバー)でダイヤルモードを変更していた。両手、もしくは、最低2本指での操作が必要。

α1では、レバー自体が手前位置に変更となり、その先端にロックボタンが付き、親指1本での操作が可能に。プロカメラマンの声を反映したそうだ。

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↑動画Recボタン位置は、この位置に。α7SⅢはレリーズボタン隣だった。α7SⅢよりは、スチル撮影主体という判断だろうか。

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↑レンズ脇の白いやつ。可視光+IRセンサー。α7SⅢにも搭載。蛍光灯、LEDなど、色調整が難しい人工光源でも、より正確なAWB(オートホワイトバランス)が効くように。

気になった機能

α1で初実装となった機能や、これまでのαシリーズにも搭載されていたが、気になる機能をチェックしてみる。

●メカシャッター音

↑まずは、動画でどうぞ。

今回、メカシャッター音が大幅に変わった理由は、カーボンファイバー製シャッターブレードの採用による。
シャッターシステムを刷新し、「デュアル駆動式シャッター」を搭載。バネと電磁アクチュエーターによる駆動力アップと、、、軽量化&耐久性アップのカーボンファイバー製シャッターブレードで、幕速アップを実現。
かなりシャッター音は、上品になった印象。

●フラッシュ同調速度

幕速アップの新「デュアル駆動式シャッター」により、フラッシュ同調速度は、フルサイズ世界初の1/400秒となった。

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フラッシュ同調速度の範囲を拡張するかどうかの設定も可能。
AUTOでは、1/320~1/400秒に自動で拡張。
入では、1/320~1/400秒に常に拡張
切では、1/320秒から拡張しない

●ファインダー倍率と、フレームレート

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↑ファインダー倍率標準

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↑ファインダー倍率縮小

マクロレンズで、ファインダーにかぶりついて撮影したので少々画質が残念だけど^^;

業界最高解像度944万ドットのOLEDファインダーで、世界最大のファインダー倍率0.90倍だが、、、「メガネの人」「画面全体を瞬時に見渡したい人」など、、、縮小にすることで、見やすくなる。

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ファインダーフレームレートは、STD(60fps)、Hi(120fps)、Hi+(240fps)に設定可能。
のぞけば一瞬でわかる。STDから、Hiにした瞬間、、、残像が全くなくなることに。
※Hi+では、縮小サイズになる。

また、電子シャッターでのファインダー撮影時、「フレームレート低速制限を入」にすることで、流し撮り時のあの「画面表示がゆっくりになる」を、見やすく、被写体を追いやすくしてくれる。飛行機着陸時の流し撮りで苦労した経験が思い出される^^;

●RAWロスレス圧縮

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待望のロスレス圧縮RAWが選択できるようになった!

●サイレントモードの設定

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あらかじめ、サイレントモード時の設定をしておくことで、サイレント撮影時に、瞬時に目当ての設定で撮影が可能。
・AF時の絞り駆動:対象にしない、標準、サイレント優先
・電源OFF時のシャッター:対象にしない、切
・オートピクセルマッピング:対象にしない、切

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↑サイレントモードは、任意のカスタムボタンに割り当てることで、ワンプッシュで、あらかじめ設定したサイレントモードへ移行できる。

●瞳AF切替

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リアルタイム瞳AFは、人物や、犬や猫を中心とした動物、そして、鳥の瞳も認識可能になった。
その切替は、カスタムボタンに割り当てることで、1プッシュ毎に、トグル式で切り替わる。かなりの速さで割り当てたボタンを連打しても、遅れることなく切り替わった。

●モニター自動OFF設定

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モニター表示をOFFすることにより、バッテリーセーブできる。
Bluetoothオンにしておくと、パワーセーブモードに入らないが、モニター自動OFF設定と併用することで、節電可能。BTリモコン使う人にとっては、電源オフし忘れて、、、いざ撮影というときに、電池がぁああああああ。という悲劇を防げるかもしれないありがたい機能^^;
また、新たに、パワーセーブモードに入らない設定も可能になった。この時も、モニター自動OFFと併用することで、節電しつつも、瞬時に撮影に移行できるようになる。

●クイックフォーマット対応

クイックフォーマット

撮影現場で、急遽、カードの空きを確保したいときに活躍する機能だ。
最終段で、「ゴミ箱ボタン」プッシュで、従来通りのフルフォーマットに切替可能。

●ファイル名、フォルダ名変更、ファイル番号強制リセット

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ファイル名(先頭3文字)やフォルダ名(末尾5文字)を任意の文字に変更できる。
ファイル番号を強制リセットすることで、撮影現場ごとなど、0001からスタートでき、管理しやすく。

●ボディ内トリミング

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3:2、4:3、16:9、1:1、2:3、3:4、9:16でアスペクト比を選べて、トリミング可能。
※RAW画像や、動画はトリミング不可

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