<新モデル>15.6型ワイドオールインワンノートPC「VAIO S15」、最新CPU搭載などで、大幅パワーアップ
15.6型ワイドオールインワンノートPC
「VAIO S15」(カラー:ブラック/シルバー/ホワイト)ソニーストア価格159,800円(税込)~
「VAIO S15|ALL BLACK EDITION」ソニーストア価格296,800円(税込)~
先行予約販売開始:5月中旬以降
発売開始(最速お届け):5月下旬以降
ソニーストア直営店先行展示日:4月27日(水)
本日4月26日(火)9時、15.6型ワイドオールインワンノートPC「VAIO S15」の新モデルが発表された。
VAIOでは、非常に珍しいが、発表→即予約開始ではなく、先行予約販売開始は、5月中旬以降となっている。
モデルチェンジは、2020年10月発表以来。
VAIO S15(2022年4月)は、前モデルからは、外観は変わらないものの、最新第12世代CPU(通常電圧版)を搭載した、圧倒的ハイパフォーマンスモデルに仕上がっている。主な進化点は以下のとおり。
・第12世代インテル「Core Hシリーズ」CPU搭載した他、基本スペックの大幅進化
・VAIO SX14/SX12初搭載の「AIノイズキャンセリング機能」搭載
・VAIO Z初搭載の、2つの生体認証方式(指紋・顔)と新搭載の人感センサーとを組み合わせた「VAIO User Sensing」搭載
・6GHz帯の広域帯を利用する最新規格「Wi-Fi 6E」にVAIOでは、初対応
・内蔵カメラ単体で、自動フレーミング機能など新搭載(他アプリでも使える)
最新世代の通常電圧版CPU搭載ということで、現行VAIO Z、現行SX14/SX12を上回る処理速度。当面、VAIO最速モデルとなるのは確実だろう。
さらに、前モデル同様「ALL BLACK EDITION」がラインナップされ、唯一の「Core i9」搭載となっている。第11世代とはいえ、VAIO Zですら、i9搭載してないだけに、15.6型ワイドオールインワンノートPC「VAIO S15」は、VAIO史上最速モデルだ!!
基本スペックの大幅進化
第12世代インテル「Core Hシリーズ」CPUを搭載。
歴代のVAIO SX14/SX12など、一般的なノートPCには、バッテリー消費がより少ない「Uシリーズ」を搭載している。同じ最新第12世代CPUと比較しても、Hシリーズは、Uシリーズの約1.6倍の処理性能を誇る。
また、ALL BLACK EDITIONでは、Hシリーズ最上位の「i9」を搭載。VAIO史上最速モデルに仕上がっている。
SSDは、PCIe Gen.4接続の「第四世代 ハイスピードSSD」を採用。前モデルVAIO S15比、約2倍の性能。
メインメモリーは、DDR5。前モデルVAIO S15比、80%向上。最大64GBまで搭載可能。
2年以上の間があるとはいえ、前モデルVAIO S15と外観は変わらないものの、完全に別モノに進化している。
「AIノイズキャンセリング機能」
VAIO SX14/SX12に初搭載となった、「AIノイズキャンセリング機能」
「VAIOの設定」アプリで、機能設定ができ、なんと、マイクのノイキャンだけでなく、ノイズ交じりで届けられた、相手の音声にもノイキャンが効くという。テレワークなどには、最強の機能だ!
↑百聞は一見にしかず。非常に効果がわかりやすい動画を、VAIO社がアップしてくれていたので、是非見て欲しい!目、いや、耳を疑うほどの効果だ。救急車のサイレン音まで消されるとは!!!
↑ビームフォーミング技術で、PC正面の自分の声だけをクリアにする「プライベートモード(内蔵マイク、ステミニ端子のみに対応。外付マイク非対応)」、スピーカーからの相手の声もクリアにするノイキャンも可能。
「VAIOの設定」を使って設定するため、他アプリでも効果が得られるのがポイント。
「VAIO User Sensing」
VAIO User Sensingは、VAIO Zで初搭載となった、便利な機能。
指紋認証と内蔵カメラによる顔認証の、ダブル生体認証に対応しており、それらと人感センサーを組み合わせることで、強固なセキュリティを手軽に利用できる。それが、「VAIO User Sensing」。
PCの前に座ると、人感センサーで検知して、顔認証で、PCにさわることなくロック解除。
離席すると、人感センサーで検知し、自動でPCロック。
PC前にいる場合は、人感センサーが検知し、スリープやスクリーンセーバーに移行しない。
※指紋センサーは、電源ボタン一体型ではなく、独立しているため、電源操作と同時に指紋解除は不可。
「VAIOの設定」アプリで、離席時のロックまでの時間など細かい設定ができる。
自動フレーミング機能など新搭載の内蔵カメラ機能
- 自動フレーミング:顔が最適な大きさで中央に位置するようにフレーミング。
- 背景ぼかし:背景をぼかしてプライバシーや機密を保護。
- 顔優先AE機能:自動的に露出を制御し、顔の明るさを調整。
- ちらつき低減・逆光補正調節機能:蛍光灯やLED電球のちらつき・逆光を自動調整。
ビデオチャットでのカメラ映りを最適化する機能が追加され、アプリごとの機能に依存することなく、「VAIOの設定」から一貫した設定が可能。
外観、インターフェース
●インターフェース
・4K出力対応HDMI
・VGA(アナログRGB出力)
・有線LAN
・USB Type-C (Thunderbolt 4、Power Delivery対応)
・USB Type-A×3
・SDメモリーカードスロット
※Type-Cでの充電給電対応だが、現行モバイルVAIOとはちがい、Type-C充電器ではなく、電源端子を使う、ACアダプターが付属する。
まとめ
前モデルが、第9世代CPU搭載ながら、「コスパの良さ」から、根強い人気となってはいたものの、最新CPU搭載を希望する声が強かった。それだけに、今回の基本スペックの大幅刷新は、大歓迎だ。
が、Type-C端子が1つだけだったり、昔ながらのACアダプター付属、さらに、光学式ドライブなしが選択できないなど、フルモデルチェンジではないのが、惜しまれる。
それでも、159,800円という基本スペックでも十分な性能でありつつ、ALL BLACK EDITION選択なら「Core i9」搭載というVAIO最速性能も手に入るという、幅広いカスタム。モバイルPCでなくていいなら、非常に魅力的なVAIOだ。