店長の尿管結石体験記Part3
前回までのつづき・・・
激痛にところどころ記憶が飛びながらも、タクシーでなんとか病院までたどりついた店長のだ。
そこには、新たな試練がっ!
病院では、救急車で運び込まれた患者が優先されるのですっ。
目の前で、次々に急患の人が先に診察室に・・・
それでは、「診察ベッドの上は、不思議時空」の巻スタートっ
どれくらい待たされたかすらわからないまま、ようやく診察の順番が。
どうやって診察ベッドの上にはいあがったか、またもや記憶が飛んでしまっているが・・・
とにかく、「あこがれの」診察室。当直の先生がようやく、登場。
もちろん、その先生は「天使」に見えました(^^;
「野田さん。どうしましたか?」
「ううう。突然、右腰に激痛がはしって・・・」
症状を説明しかける店長のだ・・・すると・・・
「あれ?ぇ?・・・???」
突然、放心状態におちいる、店長のだ・・・
「の、野田さん。ど、どうしましたか?しっかりしてください。」
「せ、先生。なおりました。」
「の、野田さん。しっかりっ。落ち着いてっ。」
そりゃそうです。さっきまで、顔面蒼白。大暴れしたり、気を失いそうになったりして、
大変だった患者が、突然、意味不明なことを言い出したんです。
先生も、わけわかりません。
「せ、先生。痛みがなくなりました。ベッドにあがって、先生に説明しようとしたら・・・」
「は?野田さん本当にもう、なんともないんですか?」
「は、はい・・・」
店長のだ嫁はもちろん、まわりの看護婦さんたちも、呆然。
悟りました。この診察ベッドは、万病に効く、幻のベッドなんだと・・・
「野田さん。最初から、落ち着いて説明してください。これでは診察できませんから(苦笑」
店長のだは、痛み出した最初っから説明する。途中、店長のだ嫁が補足しながら・・・
「なるほど。多分、野田さんが言うように、結石でしょう」
やはり、思ったとおりでした。
でも、最終判断は、造影剤かなんかを打って?飲んで?レントゲン?かなんかで、
確認してからとのこと。
「野田さん、専門の医師がいないので、明日また出直してください。診察は以上です」
って、おいおい。まじで、このまま帰るんですか?また痛くなったらどうするんですか?(泣
とりあえず、言われるがままにおとなしく、帰宅する。。。
帰宅したころには、空が明るくなりつつあった・・・
不安でろくに眠れないまま、翌日、会社を休み、朝イチで、再度、病院へ。
レントゲン?かなんかを撮影して、その写真を見ると・・・
「野田さん、ここです。腎臓と膀胱をつなぐ、尿管。
ほら、ぷくっとふくらんでますね。これは、明らかに尿管結石です。」
「!!! やっぱりそうですか。」
「結石は、痛いですよ」
もしもし?そんなこともう十分、というか、嫌っちゅうくらいわかってますってば(苦笑
「しっかりと水分をとって、どんどんおしっこをしてくださいね。特にビールとか・・・(笑」
私、アルコール全くだめなんですが?(^^;
「利尿作用のあるお薬だしときますね。診察は以上です。お大事に」
「ぇ? 薬ですか? あの、石を超音波でくだくとか・・・?」
「いやいや(すごい鼻ふくらまして、あきれたような顔で) ほんの小さな石ですから」
なんだとぉ!先生、わかってんですか?あの激痛を。おしっこして、石だすのはわかりますが、
それまでに、またまた激痛来たらどうすんですか?(`Д´)キーーー
なんか、すぱっと、どかーんと、このにっくき石野郎をくだきまくってくださいよ。
っていうか、こっぱみじんに、見えないくらいに、永遠に消し去ってくださいよ・・・
はぁ。
腰に、超特大の爆弾を抱えたまま、生活するんですか。
いつ爆発するかもしれない爆弾を。しかも、何回爆発するかわからないやっかいな爆弾を。
ちなみに、石がひっかかってる場所は、尿管の上4分の1くらい。
膀胱までの道のりは、残り4分の3。銀河系の端から端くらいまでの距離です・・・
つづく・・・
次回、「スリリングな生活もたまには素敵???」に乞うご期待!!!