VAIOフラッグシップ typeRぷちレビュー(外観編)
純粋なタワー型で、拡張性が高くて・・・
そんな新型typeRを期待してたら、予想を大きく裏切る、ボードPCスタイルとは・・・。正直かなり驚き。
あまりの変貌ぶりに、ぷちレビューを書こうにも、とても1回じゃぁ納まりきらないっす。
ってことで、何回かにわけて、ぷちレビューお届け。今回は外観を中心に見ていこうかなと。
今回のぷちレビューは、先日の東京品川での、VAIO発表前勉強会に加えて、某秘密基地での勉強会のおかげで、写真たっぷり。もちろん、プチ分解写真も!
ってことで、はじまりはじまり。。。
typeR・・・言わずとしれた、VAIO最高峰モデル。デスクトップ、ノート含めて、常に、最先端の技術を投入された、ハイスペックマシン。
だからこそ、筐体は、拡張性も考慮され、でっかくてアタリマエ。
ところが・・・今回の新typeR。まさか、まさかの、一体型スタイル。
しかも、typeLの上位モデルと思わせるような、ボードPCスタイル。
だれが予想しただろう。。。
↑見ての通り、マウスとの対比でもわかるとおり、とにかく、大画面。
↓店長野田の手も結構でかいんだが・・・
さて、そんなtypeR、今回、一般店頭モデルでは、フォトエディションと、ビデオエディションというふうに、用途別にラインナップされ、上位下位のラインナップではないところが、ミソ。
写真加工と、ビデオ編集という用途にあわせて、付属ソフトや、テレビチューナーなどの有無、といった違い。
が、我らがソニスタのVAIO・OWNER・MADEモデルでは、用途別のラインナップはなく、1ラインナップのみ。
もちろん、VOMは、カスタマイズできるのがウリなわけで、用途での分類は無意味。好きなパーツを組み合わせてやれば、ビデオ&フォトエディションみたいな、全部盛りに近い、セレブなモデルに仕上げることも可能。
(typeAは、同様にエディションごとの分類となっているが、 液晶ディスプレイ自体が、ベツモノというだけあって、VOMでも、 別モデル扱いになってる。)
ということで、VOMモデルに限定して、見ていこうかなと。
●外観をチェック!
25.5型(1920×1200)という大きなフルHD液晶が、本体と一体になり、しかも、、、薄い。実際見ても、本当に動作するのか?と。。。(笑
実際に横からの眺めは、これが、typeRなのか?と疑ってしまうほど、デザインは大きく変更となってる。
その薄い画面は、上下に6cm動き、-5度~15度まで傾く。
さらに、左右へ-45度~45度首振りができる。
ところで、一体型には、意外なメリットがある。画面両サイドに、スピーカーが配置されているため、画面を上下左右回転させると、当然、スピーカーの向きも一緒に変わり、自然と音も最適ポジションで聞けるってところ。もちろん、スピーカーの位置関係が決まってるからこそ、ソフト類も、それを計算して作られてるらしい。
また、薄いボディ側面に、スイッチ類や、インターフェース類が配置されていることで、非常にアクセスしやすい。本体セパレートタイプで、本体を、机の下なんかに置いてたりすると、USBなどのインターフェースへアクセするのが一苦労。一体型のメリットの一つは、意外にも、手の届く範囲にすべてのものがあることだったり。。。
側面左右のそれぞれに配置されるスイッチ&インターフェース類は、次の通り。
右側面(上から)
・電源(LED)
・ディスプレイOFFボタン
・光学式ドライブ(BDorDVD)
・HDMIセレクトボタン
・HDMIファンクションボタン
・USB×2
・無線LANスイッチ(←ボードPCならでは)
・CONNECTボタン(キーボード、マウス用)
左側面(上から)
・Express Cardスロット
・CFスロット
・メモステスロット(標準/Duo兼用)
・SDスロット
・i.LINK(6ピン)
・USB
・eSATA
・ヘッドホン
・ステレオマイク
・オーディオライン入力
一体型で省スペースなだけじゃなく、収納も考えられている。
キーボード、マウスがすっぽり納まるスペースが設けられてる。これって、ものすごく大きい。 いくら省スペースでも、キーボードマウスが、机の上からなくなると、一気に机が、ひろーくなる。
また、HDMI入力搭載だから、フツーのモニターとしても使用できるから、そんなときにも、この収納力はありがたいはず。
↑すっきり。
そして、気が利いているのが、このΣ(シグマ)デザインと呼ばれる、ナナメってるところ。見た目以外にも、実はかなり実用的なデザイン。
↑上からみたところ
手前の黒いところは、液晶画面のベゼル部。奥側の金属部分に、スイッチ、インターフェース類が配置されてる。このナナメのおかげで、でかい画面を見ながら、ひょいっと左右へのぞくだけで、各スイッチ類の位置が確認できる。だいたいの位置だけでも、わかれば、全体を視認できなくても、多少の手探りで十分なはず。
また、こんなこだわり、ものすごく好きっす。
この緑のランプ。実は、typeRの液晶面では、唯一のランプらしい。HDDなどのアクセスランプ類も一切液晶面にはないとのこと。とにかく、編集作業に没頭してもらうために、排除したらしい。
これだけ、薄いと、後ろ姿だって、不細工なのはいただけない。
ちゃんと、VAIOロゴも、きらきら反射してくれます♪
そして、この背面パネル、写真では、すこしはずし気味だが、工具もなにもなしで、サクッと上へスライドすれば、はずれる。
背面パネルをはずすと、向かって右側には、縦にインターフェース類が並ぶ。上から、光OUT、LAN、USB×2、HDMI OUT、HDMI IN。
USBは、本体の左右側面に合計3個あるから、このUSBは、あまり抜き差しする必要のない、プリンターなどを使うといいかも。
これらインターフェース類は、カバーで完全に隠れるから、見た目もすっきりして、美しい。
横にあるカバーを明けると、メモリスロットが4基ある。VOMモデルでは、標準で4GB(2GB×2)搭載。OSでは、3GBまでしか認識しないものの、最大8GBまで搭載可能。自己責任のもと、64bitOSを入れたりということを想定してのことだろう。
向かって左側は、AC端子。ノートや、typeLのようなACアダプターは、不要で、ACケーブルを直接差し込める。
また、配線も考えられていて、2つのフックに引っかけることで、ダラーンとなることもなし。
また、AC端子下のカバーを開けると、HDDにアクセスできる。
(AC端子の上に少しだけ見えるのは、B-CASカードスロットのカバー)
そのACケーブルは、カバーとスタンドの溝から出てきて、スタンド背面のケーブルホルダーに納まる。同様に右側のHDMIケーブル類も納めることで、すっきり。
ちなみに、ケーブルホルダー下のまん丸ボタンを押すことで、スタンドが昇降できる。写真は一番低くした状態。最大6cm伸びる。
↑HDD
HDDは2基搭載できるが、もうひとつは、本体上部に。
カバーをスライドするだけで、簡単にアクセス可能。
↑もちろん、搭載されるのは、SATA7200回転
↑下から見たところ。このスリットより空気を吸い込み、
空気の流れを整える「アンチサーキュレーション構造」
の上部スリットよりはき出す。「吹き抜け構造」に
なってるわけ。
ということで、外観編おわり・・・
しかし・・・typeRがフルモデルチェンジとなると、見所が多すぎて、まとめるのが大変なくらい。。。