サイバーショット”DSC-W300”実機プチレビュー

やっぱりマニュアル撮影できるのっていいなぁ。と思う今日この頃。

気になる、サイバーショットWシリーズ、フラッグシップモデルの
DSC-W300を、弟分DSC-W170と比較しながら、見てみよう。

いつものように、レビュー記事は、長い長い長ぁぁいっす。

20080516w30001.jpg

さて、いつもなら、開梱作業からお伝えするが、他にも書きたい
こといっぱいあるし、「基本的」にDSC-W170と同じなんで、
省略!

サイバーショット”DSC-W170”実機プチレビュー

こちらをご参考に・・・

 

「基本的」に同じだけど、基本的じゃないところ・・・

20080516w30002.JPG
↑ストラップ。上が、DSC-W170付属ので、下が、DSC-W300
 黒いほうが高級感があるってわけじゃなくて、白いというか
 グレーなストラップの方が安っぽいから嫌。こんなところで
 ビミョウに特別扱いされてるのが、DSC-W300。。。

●外観を見てみよう

とりあえず・・・キレイ。ゴージャス♪
「ラグジュアリーカメラ」という名にふさわしい雰囲気。
ステンレスボディの表面に、イオン化したチタン化合物を
薄膜コーティング した、W300専用特製ボディ。

20080516w30004.jpg
↑沈胴式レンズもブラック塗装。ボディカラーとぴったり♪

このチタンコートのおかげで、指紋汚れは非常につきにくい。
普通、黒系塗装の場合、ちょっとさわるだけでべったり指紋跡が
つくが、W300は、まったくといっていいほどつかない。
W170の4色のカラバリ中、ブラックはさすがにしっかりと指紋跡が
ついてしまうのに。他のカラーは比較的わかりにくいが。

20080516w30006.jpg
↑照明のあてかたでコロコロ表情を変えるから、撮影
 大変だった^^;(CGっぽいが、店長野田の撮影っす)

20080516w30007.jpg 
左:W300 右:W170

特に、レンズリングあたりは、かなり高級感。
W170とは、ものすごく光沢が違う。
これは、陶器の一種「ジルコニアセラミックス」をレンズリングに
採用しているため。セレブ感たっぷり(笑
シャッターボタンにも採用されてる。シャッター押すたびに、右手
の人差し指が、ブルジョワ感に喜んでいる???

20080516w30005.jpg

そして・・・実際に手でホールドしてすぐ気づいたのが、
明らかに、W170よりも薄いボディ。
実際に手にするまでは、カタログなんかでは、あまりわからない
が、かなり薄い。 (特にカタログ数値は全く当てにならず!!)

20080516w30008.jpg
左:W170 右:W300

20080516w30009.jpg
上:W170 下:W300

見ての通り、厚みがかなり違うのがよくわかる。
こういう比較をしてみると、W170がボッテリしてるのに対して、
W300は、かなりシャープな印象。
携帯性については、いつも言ってるけど、幅や高さではなく、
やはり「厚み」。

また、薄けりゃいいってもんでもないのが、デジタルカメラ。
コンデジなんだから、右手だけでしっかりホールドして、シャッター
も押せないとね。だから、薄すぎるのは×。
W300は、その絶妙の厚みと思う。(単に店長野田の手の大きさに
フィットしているだけかも^^;)

ということで、W300は、眺めて良し、さわって良し、持って良し、
携帯して良し・・・スゲーカメラだな。

こうなると・・・、「W300 vs W170」、ここまでは、W300の圧勝。

次は、カメラの基本性能を見てみよう。
(W170ユーザーの店長野田は、ここからに期待!)

●基本スペック比較

・光学ズームと焦点距離

W300は3倍35-105mm、W170は5倍28-140mm。
正直この違いは、でかすぎるほどでかい。
W170のほうが、広角ヨリで、さらに望遠ヨリ。ってことになる。

タブン、W300にしようか、W170にしようか、迷っている人の大半は、
この焦点距離の差だろうね。

実際に撮影して比べてみよう。(撮影場所は当店裏^^;)

20080516w30003.jpg

やはり、広角も望遠もかなり違いが見られる。 せめて、W300に5倍
ズームが搭載になってれば・・。(ひょっとすると、先に書いた、薄さを
求めるためか? 実際W170のほうがジャバラの沈胴レンズが、
長くニョキっと飛び出る。)

ちなみに、店長野田は、ズームでなく、広角側28mmという理由だけで、
迷わず、W170を購入しました。。。

・ボケ

とつっこみのボケじゃないのは、言うまでもなく。。。(スイマセン)

20080516w30010.jpg
↑DSC-W300 F2.8 1/500

20080516w30011.jpg
↑DSC-W170 F3.3 1/320

少し画角が違うものの、両機種ともに、開放F値(W300は2.8 W170は
3.3)で、撮影しているから、ボケ撮影としては、これが限界だろう。

やはり、F値どおりに、W300のほうが、ボケが効いてるのがよくわかる。
(横400ドットにトリミングしてるから、少々わかりにくくなってるが)

そして・・・ポイントなのが、、、W300はマニュアルモードがあるから、
確実にボケを狙って撮影できるが、W170にはマニュアルモードがない
ため、カメラまかせになるってところ。
マニュアルといっても、わかりやすい操作のため、初心者でも簡単に
ボケ撮影できてしまう。
早速、ボケ撮影手順を。

20080516w30012.jpg
↑マニュアルモードでの、W300の液晶画面

その前に、画面下の数値のお勉強を!

 ※画面下の黄色文字で、「25」、「F2.8」、そして、+2.0EVは
  順に、現在のシャッタースピード、F値、明るさを表示
  明るさは、+になってれば、露出オーバー(明るすぎ)
  -になってれば、暗いってこと。

1.マニュアルモードにする
2.上下左右ボタン真ん中の決定ボタン押す。
  (画面は、↑の状態になる)
3.上下左右ボタンの左右ボタンを操作して、F値を最小にする。
4.明るさ表示が、0EVになるように、シャッタースピードを、
  上下ボタンで調整する。

以上。勘に頼ることなく、シャッタースピードを調整できるのが
便利。(絞り優先モードがあればもっと楽なんだけど^^;)

ちなみに、焦点距離(ズーム)ごとに、F値は、3段階のみ。
(焦点距離35mmで、F値は、2.8、5.6、8.0)

被写体が引き立つボケ写真を撮影するには、やはりマニュアル
モードと、より小さな開放値が必須。W170と比較して、W300の
もっとも大きな強みだろう。

ということで、ここまでで、W300、W170迷ってる人は、余計に
悩みはじめたんじゃないだろうか・・・

●まとめ

W300は、存在感たっぷりのラグジュアリーな高級感がポイント。
また、マニュアルモードと、明るいレンズ(F値が小さい)の組み合わせで
コンデジながら、自由にボケ撮影を楽しめる。

W170は、このサイズのコンデジにしては、贅沢な5倍ズーム。
そして、もっとも特徴的な、28mmという、ワイドな広角レンズを搭載。
ヒキ撮影から、ヨリ撮影まで、広いエリアをカバーしてくれる。
28mm広角を使って、綺麗な景色全体を欲張って1枚に納めたいところ。

というところか。

(↓に比較表掲載してるんで、そちらもどうぞ)

 

店長ブログ
DSC-W300発表時のブログはこちら
サイバーショット”DSC-W170”実機プチレビュー

banner_w300.jpg
サイバーショット DSC-W300については、こちらから

top_bnn_w170.jpg
サイバーショット DSC-W170については、こちらから

 

●ご参考までに・・・主な違いをピックアップした比較表をどうぞ

両機種共通の機能などは、省略。
赤文字は、ブログのほうで、とりあげた項目。

  DSC-W300 DSC-W170
光学ズーム 3倍 5倍
開放F値 2.8-5.5 3.3-5.2
焦点距離 35-105mm 28-140mm
マクロ 約5cm 約10cm
CCD 1360万画素
1/1.7型
1010万画素
1/2.3型
シャッター
速度(秒)
自動(1/4-1/2,000)/
Pオート(1-1/2,000)/
マニュアル
  (30-1/1,000)
自動(1/4-1/1,600)
Pオート(1-1/1,600)
手動WB あり なし
画質設定 シャープネス
コントラスト
彩度
なし
ISO 自動/80/100/200/
400/800/1600/3200/
6400(EX高感度モード)
自動/80/100/200/
400/800/1600/3200
撮影モード オート
かんたん撮影
プログラムオート
マニュアル
シーンセレクション
 夜景
 夜景&人物
 風景
 スノー
 ビーチ
 打ち上げ花火
 ソフトスナップ
 高感度
 EX高感度
 EX高速連写
 スマイルシャッター
 水中
オート
かんたん撮影
プログラムオート
シーンセレクション
 夜景
 夜景&人物
 風景
 スノー
 ビーチ
 打ち上げ花火
 ソフトスナップ
 高感度
 スマイルシャッター
 水中
カラーモード 標準
ビビッド
モノトーン
セピア
リアル
標準
ビビッド
モノトーン
セピア
外形寸法 94.3×59.0×26.8 93.7×58.0×24.0
総重量 約187g 約175g
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