2008年春モデル VAIO typeAプチレビュー
VAIOノートフラッグシップモデルのtypeA。45nmプロセス技術採用の
新インテルCPUを搭載となって新登場。
typeAプレミアムブラック VGN-AR95
ソニースタイル価格 264,800円~
●ベーススペックでも、かなりスゴイ
VAIO typeAは、ベーススペックの価格から想像できるが、素の状態
でも、ソートーハイスペック。
17型ワイドっていうでかさで、しかもWUXGA(1920×1200)っていう、
フルHD以上の高解像度。地デジチューナー標準搭載だから、この
大画面&高解像度で、地デジハイビジョン番組を楽しめるし。
ちょっと大きめのHDDを搭載しておけば、HDDレコーダーとしても使える。
●光学式ドライブは、BDリードドライブが、ねらい目か?
光学式ドライブは、+20,000円でBDリード、+40,000円でBDリード&ライト
ドライブが選択できるのも、魅力。もちろん、DVDのリードライトは
どっちも対応。
+40,000円で、BD/HDDレコーダーとして使えるようになるのも、すごい。
地デジハイビジョン番組をHDDへ録画、永久保存番組は、BDへ、
ダビングできる。
●ポータブルBD/HDDレコーダーライクな、typeA
また、録り貯めたハイビジョンコンテンツや、BDの映画ソフトは、
標準装備のHDMI端子で、BRAVIAなど、ハイビジョンテレビへ
接続すれば、より大きな画面で再生できるってのも、魅力。
typeAは、もちろん、持ち運びできるから、ポータブルBD/HDD
レコーダーとして使えてしまうのも、面白い。
●CPU
搭載できるCPUは次のとおり。 すべて、新インテルCPUになってる
ところが、ポイント。
この新インテルCPUの一番の特徴は、従来の「65nm」に対し、
「45nm」という極小プロセスを実現したところ。
従来より、25%の縮小化となり、集積密度が向上された。
これにより、より一層の高速化、省電力化が実現。
また、同面積に2倍のトランジスターを集積することができ、
従来の2MB、もしくは、4MBの2次キャッシュに対して、3MB、
もしくは、6MBの2次キャッシュが搭載可能となり、処理性能が
向上となった。
新インテルCPU | クロック | 2次キャッシュ | 価格 |
Core 2 Duo T8100 | 2.10GHz | 3MB | |
Core 2 Duo T8300 | 2.40GHz | 3MB | +5,000円 |
Core 2 Duo T9300 | 2.50GHz | 6MB | +20,000円 |
Core 2 Duo T9500 | 2.60GHz | 6MB | +50,000円 |
(上記、価格は、1/29現在のもの)
価格を考えると、最低限、2番目のT8300にはしておきたいところ。
また、2次キャッシュが、6MBになるT9300も、全体の予算とのバランス
を考えながら、検討したいところ。
ちなみに、店長野田がこよなく愛する「typeSプレミアムバージョン」
にも、2番目をのぞく、新インテルCPUが搭載できる。
●HDD
VAIOノートフラッグシップモデルだけに、HDDも大容量。
ベーススペックのHDDが、320GBに、さらに、最大容量の
HDDも、500GBと640GBに増量。
そして、typeAの特長の一つ、HDD2基搭載可能。
HDDを2台搭載するメリットは、単純に大容量になるだけではなく、
RAID設定が可能になるというメリットもある。
容量 | 構成 | 回転数 | 価格 |
320GB | 160GB×2 | 5400回転/分 | |
400GB | 200GB×2 | 5400回転/分 | +10,000円 |
400GB | 200GB×2 | 7200回転/分 | +30,000円 |
500GB | 240GB×2 | 5400回転/分 | +20,000円 |
640GB | 320GB×2 | 5400回転/分 | +35,000円 |
工場出荷状態では、「RAID 0」に設定されている。
このRAID 0の特長は、1つのデータを記録する際、2台のHDD
が手分けして、データを半分ずつ記録するというところ。
単純に半分のデータを記録する時間でいいから、処理速度は
単純計算で2倍ってことになる。実際には、データ分散処理の
関係で、約50%アップ程度になるらしい。それでも、早いね。
記録だけでなく、読み取りも早くなるため、処理速度の向上に
なる。
ところが、RAID 0にも、弱点はある。。。
RAID 0を組んでる2台のHDDのうち、片方のHDDがクラッシュしたら・・・
当然、片方のデータは生きているものの、AとBがそろって
はじめて、一つのデータ。。。
RAID 0は、どちらか片方のHDDがクラッシュしても、データは
すべて失われる
ということで、RAID 0の最大の弱点、耐故障性のなさ・・・。
故障率は、通常の約2倍と考えた方がいいだろう。
RAID 0は速度最優先のしくみってこと。このあたり、気にする人は、
RAIDは組まずに、フツーに2台のHDDを、C、Dドライブとして使う方が、
精神的にいいのかも?
ということで、店長野田的には、HDDは速度最優先の、400GBの
高速7200回転を選び、RAIDを組まずに、フツーにCとDとして、
使いたい。。。
●付属ソフト
店長野田もかなり欲しい、「Adobe Photoshop Lightroom」が、標準
搭載っていうのも、さすが、typeAって感じ。
この、Photoshop Lightroomは、α700など、撮影したRAWデータを
画質の劣化なしで編集可能。
●まとめ
個人的には、typeSプレミアムバージョンに迫る勢いで、物欲を
そそられてしまうのが、このtypeA。
↑これで、442,300円。ん~、これだけのスペックだと、どうしても、ハイビジョン
編集&BDへの保存したくなるしねぇ。そうなると、CPUもメモリも、MAXが
いいしぃ。これ以上削るところが・・・^^;
ということで、まとめにならないまま、おしまい。。。