VAIO、DSD、PS3、そして、目玉スピーカー
昨日の目玉スピーカー記事のつづき。スゲー長いかも^^;
ソニーショップのブログ記事としては、やや的外れで、しかもマニアックだったにもかかわらず、いつも以上のアクセスがあって、ちょっと驚き。。。調子に乗って、その続きを書いちゃう!
とはいえ、やっぱりこの時期、VAIOをからめないとね?ってことで、typeR masterなどの、オーディオデバイス Sound Reality搭載機種で作成できる、DSDディスクを、目玉スピーカーで聞いてみよう!
↑SACD(スーパーオーディオCD)だけでなく、DSDディスクまで再生可能な、優秀なプレーヤーでもあるPS3を、ソニーのピュアオーディオアンプ:TA-FA1200ES(ソニスタ価格142,000円)につないで、目玉スピーカーこと、Celica Creations製CC25TWXで鳴らしちゃおう!
●そもそも、「DSD」ってなにさ?
DSD Direct Stream Digitalの略。超高音質なSACD(スーパーオーディオCD)で採用された音声フォーマット。音楽CDの約5倍もの情報量を駆使し、自然界に存在するすべての音を記録できるっていう、なんだか、とんでもないシロモノ。。。
●DSDとVAIOの関係
VAIOで、SACDが再生できるわけではない。SACDに採用されているDSD方式をもとに、VAIO内の音声データをDSDデータに変換し、高音質で楽しもうっていうわけだ。なんと、音楽CDまでも、DSD変換するだけで、高音質になるらしい。。。(なんか怪しいが・・・)
従来、DSDデータは、VAIOでしか再生できなかったわけだが、3月22日公開のファームウェア1.6へバージョンアップすることで、なんと、PS3でDSDディスクを再生できるようになった!これで、ちょっといいオーディオアンプを持っているなら、PS3でDSDディスクを再生することで、本格的に、DSD音質を楽しめることになる。
パソコンも高音質化しているとはいえ、どうせなら、オーディオ機器で楽しみたいもんだ。
(TASCAMから、DSDレコーダーなんてもんが発売されているらしいが・・・)
●VAIOで、DSDディスクを作ろう!
正直、簡単。。。
↑DSD Direct というソフトを使えば、操作は簡単。。。操作は・・・・・・
まず、音楽CDから直接、もしくは、VAIO内の音声データから、DSDファイルを作る。
それぞれ、変換したい音楽CD、もしくは、音声データを指定し、変換ボタンを押すだけ。。。
ただし、ヒジョーに時間がかかる。。。
↑typeR masterをもってしても・・・CPU使用率が100%! 1枚のアルバムを変換するのに、約2時間超!!
100%じゃぁ、他の作業はやめときましょう。コーヒーでもどうぞ・・・
↑変換後のDSDデータは・・・2.4GBだった!!! もちろん、DSDディスクは、DVDメディアを使用することになる。。。データが完成すれば、あとは、DVDへ焼くだけ。もちろん、このソフトで焼ける。時間はかかるものの、作業自体はとってもシンプル。
●DSDデータをVAIOで再生するには?
↑ 意外にも、Windows Media Playerで再生できる。これは、DSDソフトに、メディアプレイヤー用のプラグインが付属しているため。
で、VAIOで、音楽CDと聞き比べてみるものの、、、ぶっちゃけあまり感動はない。パソコンのアクティブスピーカーではねぇ・・・
●ということで、PS3+オーディオアンプで、DSDを楽しもう!
かなり前置きが長くなってしまったが、こんな理由で、VAIOでDSDディスクを作成し、目玉スピーカーで鳴らすということになったわけだ。
・音楽CD vs DSDディスク
↑使用したソースは、鈴木雅之 MartiniⅡ
個人的に思うことは、いくら変換したところで、元の音よりどの程度良くなるのか?(やや疑いの目^^;)
ところが・・・
音楽CDに比べると、DSDディスクの音は、ややクリアな印象。ボーカルの高音部分も明瞭感が増した。また、楽器一つ一つが、クッキリというほどではないが、やや聞き分けができるようになった。ただ、だれが聞いても、はっきりわかるというほどではない。弦楽器やピアノなんかだと、もう少し違いがはっきりとわかるかなと思える。
・音楽CD vs SACD
もう、これは言うまでもない。全く別の音源かと思えるほど。透明感、高音の伸び、低音のキレ。どれをとっても、SACDがダントツ。収録現場の「無音」までが聞こえてきそうだった。
↑同じく、鈴木雅之のSACDアルバム MartiniⅡと同じ曲が収録されていた。明らかにSACDのほうが、いい音がする。 が、同じマスターからではなさそう。リマスターでもない。収録しなおした可能性大。
↑ソニーさんからいただいた、SACDとCDのハイブリッド盤。有名どころのポップス系アーティストも、結構ハイブリッドを出してる。手持ちのCDの中にも、知らず知らずのうちに、ハイブリッド盤が紛れているかも?
比較するには、ハイブリッド盤がベストだろう。全く同じマスターテープだろうから、比較しやすいはず。
●まとめ
当店、展示のスピーカーでは、今回のような結果にはならない。。。目玉スピーカーで試聴して、はじめて、SACDのすばらしさを実感できた。それほど目玉スピーカーの解像感が高いということだろうか。ただし、この目玉スピーカー、万能ではなさそう。スタッフ所有のB’zのアルバムは・・・ソートー物足りない。。。迫力がないってことだ。ただ、昨日ご成約いただいたお客様もおっしゃっていたが、弦楽器系やピアノなどでは、バツグンの威力を発揮してくれそうな印象を受ける。
●ちょっとおまけ アナログ音源→DSDはどうなんだろう?
今回は、音楽CDのDSD変換を試したわけだが、アナログ音源、レコードやカセットテープを、DSD録音したらどうなるんだろう?一度試してみたい・・・
おしまい。。。