VAIO typePで、ちょっと古いBluetoothヘッドホンを使う
お客様からのご依頼で、お買い上げいただいた
VAIO typePに、旧型のBluetoothヘッドホンを接続してる
時に、ちょっとしたトラブルが。
↑店長野田のtypePと、旧型のBluetoothヘッドホン
ささっと(といってもWindows&VAIO Updateはすごく
時間かかるが)初期設定を済まし、お客様お持ちの
Bluetoothヘッドホンとペアリング設定を。
ペアリングする、ヘッドホンは、すでに生産完了となってる、
DR-BT30Q。。。
マウスなんかと同様に、右下タスクバーのBluetooth
アイコンから、Bluetoothデバイスの追加を選び、
ささっと・・・。ま、どうってことない作業。。。
ところが・・・
ぉ? なんじゃこりゃ?
散々悩んで、、、原因が・・・Bluetoothのプロファイルにあることが。
●Bluetoothのプロファイルのお話
ちょっと、お勉強を。
Bluetoothといっても、様々なデバイスと通信するわけだが、
そのデバイスごとに通信の決まりがある。
その決まりのことをプロファイルって言う。。。
今回のことで関係しそうなプロファイルをまとめてみる。
>ソニーサイトよりの抜粋っす
★A2DP (Advanced AudioDistribution Profile)
高音質な音楽コンテンツを送受信する
これが、ウォークマンやiPhoneでヘッドホンとして使える規格。
iPhoneは、、、OS3.0で対応。ってことで、今は、Bluetooth
アダプター使わないと使用できない;
★AVRCP (Audio Video Remote Cotrol Profile)
再生、一時停止、停止、ボリューム調節など、AV機器を操作する
リモコン操作するための規格。これに対応していないと、
ワイヤレスで音楽を聴いたりできても、再生ストップなどの操作は
結局、再生機本体を操作することになる。。。
★HFP (Hands-free Profile)
ハンズフリーで通話/携帯電話を操作する
リモコンはできない。
★HSP (Headset Profile)
通話/携帯電話を操作する
↑のHFPの規格にリモコン機能を追加したもの。
これらプロファイルの対応をよーく確認して、購入しないと、
使えないなんてことになる。要注意!
で・・・当然、DR-BT30Qは、これらすべてに対応してるが・・・
今回の原因はこれでなく・・・。
●SCMS-Tってなんなのさ?
「SCMS-T」(Serial Copy Management System)
携帯やPCのワンセグの音声や一部の携帯の音楽の、コンテンツ
保護方式。
VAIO typePは、デフォルトで、SCMS-T対応のヘッドホン以外は
接続しない・・・なんて設定になってる!
んで、DR-BT30Qは、SCMS-Tには非対応;
だから、つながらなかったってわけだね。
設定画面で、↑チェックをはずすと、あっさりつながった・・・。
ややこしやぁ。
●パソコンでは、ワンセグ音声は、、、デジタル出力禁止!?
SCMS-Tの話まで持ち出しておきながら・・・
「パソコンでは、ワンセグの音声を、Bluetoothや、USBで接続する
スピーカーや、ヘッドホンへ、出力はできない」
なんていう決まりがあったりする・・・著作権保護の目的だろうけど。
カタログにも書かれてはいるけど、一般のお客様は、こんなの知る
わけもないだろうし、理解できないだろうし。
※これは、あくまでパソコンに限ってのことなんで、ケータイは関係なし。
ケータイもヘッドホンもSCMS-Tに対応していれば、音楽も、ワンセグ
の音声も問題なく、聞くことができる。
もうね、じゃ、なんで、typePでは、SCMS-Tなんぞに対応してるのか、
理解できない。。。どっちにしたって、ワンセグの音声は出力できない
んだから。
なにより、、、接続しようとしたtypePは、
「ワンセグ非搭載」ですが?
少し前に、typeTでは、出力できたけど・・・そのときの名残なんだろうか。。。
それにしたって・・・
※※ワイヤレスオーディオレシーバー DRC-BT15とかの、SCMS-T
対応機器・・・ワンセグ対応って書いてあるけど・・・パソコンはだめよ!
って書かないと!お客様間違うでしょ?>ソニーさん