『NV-U37』の進化した点まとめ
サイクリングや徒歩中にも使えて人気の高い「NV-U35」に、さらにいくつかの新機能が追加され、液晶画面の見やすさやバッテリーの持ち時間が改良された新型nav-u(ナブ・ユー)、「NV-U37」が発表されました。
発売したらすぐ購入出来るように、今のうちに進化したポイントを把握して、じっくり検討しておきましょう。
★液晶ディスプレイが見やすくなった
画面サイズと画素数は従来モデルと変わらず、3.5型(320×240)ですが、半透過型液晶を採用する事で見やすさがアップ。半透過型液晶は、画面の表示に太陽光等の反射光も利用して表示させるため、視認性が良くなりつつ、日中は画面輝度を落としていても、反射光を利用して見やすい画面を維持してくれるとのこと。画面輝度を下げたまま利用出来るので、バッテリーにもやさしかったり。
★サイズはほぼ同じだけど若干厚みが増して、約8gだけ重くなった
ほとんど誤差みたいなものですが、少しだけ大きく、重くなっています。と言っても本当に少しだけなので、モバイル性が損なわれた、という事にはなってないかなと思います。
- 『NV-U35』約112×79×17.8mm → 『NV-U37』約112×79×19.7mm
- 『NV-U35』約176g → 『NV-U37』約182g
★GPSログ機能の記録可能時間が1時間から12時間に増えた
走行軌跡を記録して「PetaMap」にアップロードして共有したり、専用アプリケーションで閲覧したりと、旅の思い出を残せる、GPSログの記録機能。従来はひとつのデータにつき1時間分の走行軌跡しか記録出来なかったのが、約12時間まで記録可能となっていて、データの管理がしやすくなっています。
★バッテリーの持ちがさらに良くなった
カーナビとして使用する時はシガーソケットからバッテリー供給されるので特に気になりませんが、このモデルの場合、自転車用として使ったり、徒歩用として使ったり、バッテリー駆動させる事が多くなりがち。そんな時は持ちが気になるところ。
旧型に比べて、通常モードで約1時間アップ、スタミナモードで約3時間アップと、気になるバッテリーの持ち時間がアップしています。
- ノーマル時:『NV-U35』約4時間 → 『NV-U37』約5時間
- スタミナ時:『NV-U35』約6時間 → 『NV-U37』約9時間
- スーパースタミナ時:『NV-U35』約11時間 → 『NV-U37』約11時間
★11種類の人気サイクリングロード地図が収録された
人気の高い11種類のサイクリングロードが収録され、現在地からのルートやサイクリングロード経由の目的地までのルートなどが探索出来るようになっています。
★収録されている人気のサイクリングロード一覧
- (1)多摩川サイクリングロード
- (2)多摩湖自転車道
- (3)江戸川自転車道
- (4)花見川サイクリングロード
- (5)荒川自転車道
- (6)境川自転車道
- (7)浜名湖周遊自転車道
- (8)びわ湖レイクサイド自転車道
- (9)北大阪サイクルライン
- (10)瀬戸内海横断自転車道(しまなみ海道)
- (11)メイプル耶馬サイクリングロード
★ルートインポート機能が搭載された
ルート作成アプリケーションやWEBサイトで作成したKML形式・GPX形式のファイルをメモリースティックから取り込んで、地図上に表示出来るようになっています。登山やサイクリングの際の参考ルートとして。ただし、ルート案内としては利用出来ないとのことです。
★オービス案内が搭載された
車で走行中、オービスが近づいてきたら音声で知らせてくれます。もちろん、オービスをかいくぐりスピード違反を免れるための機能ではなく、安全運転の促進に、、、という機能です。
★日時指定ルート検索
出発日時や到着日時を入力してルートを検索すると、その時間帯における渋滞情報の統計データから所要時間を算出してくれるという便利な機能。ルートインポート機能と合わせて、これも旅の計画に役立ちそう。
★アウトドアGPS/地図が搭載された
ゼンリン提供の全国地図の他に、国土地理院が提供する地形図データの表示が可能になっています。山や海辺など通常の地図では場所がつかみにくい時に、地図表示をアウトドア用に切り替える事で、現在地がより把握しやすくなるという機能。また、方角や目的地までの直線距離がわかるようになっています。
ただし、通常の地図で使えるルートガイド等は使えなくなるとのこと。ともかく、アウトドアする人向けの機能です。
★8種類のルート選択
自転車モード用の機能。何を優先したルートで走行するかを気分や目的に応じて選べる、8種類のルート探索機能。例えばちょっとトレーニングしたいから、坂道のキツい通りを優先したルート探索をして欲しいとか、いつもと違う気分で走りたいから、あまり通ったことがない道を探索して欲しいとか、とにかく速く目的地に着きたいから、距離優先で探索して欲しいとか。
いつもと違う道のルート探索なんて面白そう。使いまくってそのうち通ったことがない道がありません!って事になったら、どんなルートが探索されるのでしょうか。
★走行ルートの標高変化をグラフ表示してくれる
自転車モード用の機能。ルートの探索中や自転車走行中に、標高の変化をグラフ化して表示してくれるという機能。このルートで走れば坂道が緩いから楽そうだとか、反対に軽くトレーニングしたいから坂道のキツい道を通りたいという時に、ナビ上でそういった道を探せるから便利。8種類のルート探索機能にも活用されているようです。
★まとめのまとめ
カーナビというよりはポータブルナビなnav-u『NV-U37』。車用ナビとしての基本機能はもちろん、旧型に比べて、新たに自転車用や徒歩用に便利な機能、アウトドア向けの機能などがかなり充実したようです。
8種類のルート探索機能にある、あまり通らない道探索を使えば、いつも新鮮な気持ちでサイクリングを楽しめそう。坂道を避けてくれる機能も、便利そうです。
またアウトドア機能も充実してきているので、山登りなどのお供に持ち歩くのもいいかも?バッテリーは最長約11時間の長時間駆動。別売の『CP-AH2R』等を使用すれば、出先でも充電出来るので、バッテリーの持ち時間もわりと安心です。