VAIO印のVAIO、、、なんやらかやらと、まとめてみる。
●ざっくりなあらすじ
ソニー印のVAIOは、売り上げ不振を理由に、新会社VAIO株式会社へ引き継がれ、去る7月1日、VAIO印のVAIOとして、新たに誕生。
まずは、ソニー時代に好評だった、VAIO Pro11/13、VAIO Fit15Eの、3機種のみで、スタートする(機種詳細などは後日、別記事にて)。発売日は8月13日。
当面は(?)、個人向けVAIOに関しては、ソニーストアの独占販売となる。(コール徳島店店頭注文、コール徳島店Web、blogなどからのリンクでの購入も可能。また、コール徳島店店頭には、実機の展示も予定)
VAIO印のオリジナルVAIOは、「年度内には一点突破のVAIOらしい製品」として投入されるそうだ(副社長談)
●240名のVAIO株式会社
社長の関取高行氏を筆頭に、社員240名という、ソニー時代のVAIOに携わる人数からすると、超小規模化となる。
VAIOの里「安曇野」工場を本社に据え、東京オフィスにはマーケティング等の機能を。
また、販売計画も2014年度で30~35万台と、ソニー時代の560万台(2013年度)と比較すると、わずか5%少々に縮小。
とまぁ、大幅に事業縮小となった、VAIO事業。
が、小さいからこそできること。
240名と、小回りがきく組織だからこそできる思い切りの良い「選択と集中」
大企業のしがらみや思い込みから解放された、思い切った判断。
小規模を逆に武器に。
●安曇野「FINISH」
VAIOの聖地である、安曇野にて、設計製造一体となったものづくり。
VAIO印のVAIOは、ODM(生産だけじゃなく、設計も委託する方式。生産だけの委託はOEM)も利用するが、そのODM製品も含めて、最終仕上げを行ない完成させるのは安曇野工場。これを、安曇野「FINISH」という。
●思い切ってスリム化した販路
ソニーマーケティング(以下、SMOJ)の独占契約販売での船出。
しかも、SMOJは、卸をしない。つまり、ソニーストアでの独占販売のみとする。
が、従来通り、ソニーストアとの業務提携により、一部の量販店、、、そして、、、我々、e-ソニーショップは、店頭での注文受け付け、Web、blogなどでのソニーストアページへのリンクによる紹介は、変わらず。もちろん、ソニーストア、銀座、大阪、名古屋の直営店も従来通りの取り扱いとなる。
当店では、VAIO印のVAIOも、店頭展示を行なう予定。
販路のスリム化により、お客様との接点がより近くなり、商品作りに生かしやすい。
●コンセプト
「本質+α」
PCの本質はなにか?
ちょっとしたことなら、スマホやタブレットでいいじゃないか?
でも、真剣に向き合う作業、生産性を上げていく作業、これから何かを生み出す作業、、、PCの領域じゃないか?
そんなPCの本質を追究する姿勢を貫いた、商品作り。でも、これまで培ったVAIOのDNAは、きちっと継承する。そして、お客様の心に満足を与える配慮や美しさを加えた商品づくり。
コーポレートカラーは、勝色。理性(青)、感性(紫)の融合のカラー。
●VAIO.COM
独自ドメインは、、、直球勝負!
「VAIO.COM」
●店長野田が思うこと
贅沢言えば、、、
なぁんだ、今まであったモデルの中から3機種だけ発売なのか。
全くの新筐体の製品開発がどれくらい大変なのかは、想像することもできないが。2月のあの発表から、半年足らず。帳尻あわせの突貫新製品とか、中途半端なモン出すくらいなら、地味だけど、こっちのほうがまだいいよね。
っていうか、2月の発表や、新会社設立をもっと後に伸ばして、年明けに予定されてるという、新VAIOに合わせられなかったのか?って素朴に思ってしまう。きっと、大人の事情だったんだろう。
実は、7月1日の発表から、今日までブログ書かなかったのは、いろーんな人の意見を聞きたかったから。
まず、数字的な話をしてしまうと、7月1日以降の新VAIOの売れ行きは、非常に厳しい。そりゃぁそうだろう。世の中そんなに甘くはない。目の肥えた、ソニーファン、VAIOファンは、そう簡単には納得してくれない。
ただ、関取社長のプレゼンに関しては、好意的な感想が多く、今後発売されるであろうVAIOに、多くの期待が込められているのをすごく感じた。(ちょっとほっとした)
もちろん、多くの方は、もろもろの判断をするのは、時期尚早と。うなづける。おそらく、オリジナルの新VAIOの登場が予定される、年明けあたりに、審判が下されるのだろう。
7月1日のブログでも書いたが、個人的にすごく期待してるのが、日本人が日本人のために設計したVAIOの登場。ソニーという、世界規模の会社ともなれば、日本人だけの好みを反映したVAIOは、できないだろう。北米の意見、アジアの意見、欧州の意見、、、日本の意見。。。ぜーんぶをたして、4で割った平均的なVAIO。極端に言えば、こうやって製品作ってたんじゃないだろうか?それが、今後は、日本人にウケルVAIOがどんどん出てくるはずなんだから。
本当は、ここで、関取社長に熱い想い、設計者のこだわり、、、気持ちの部分について、書こうかと思ったりしたが、、、(なんせ、3つのVAIOは、すでにみなさんご存知だから、あまり書くことがないし汗)
ここは、心を鬼にして、、、
「ソニーファン、VAIOファンをうならせる、VAIOを出して見ろ!」
と、厳しいエールを送りたい!
「VAIOが好きなんじゃない、ソニーが好きなんだ!」
と、言ってるソニーファンに(←店長野田だったり^^;)、VAIO印のVAIOを買わせてみろ!
なんて書きつつ、やっぱり、日本人のためのVAIOっていう、自分が書いたフレーズに、とてつもない期待をしてしまっている、今日この頃・・・。
やっぱり、モバイルだよなぁ。Zっぽいやつとか、Pっぽいやつとか・・・。
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