最上位ウォークマンNW-ZX2、音質面のうんちく情報をかきあつめてみた。。。すごいわ。
最上位ウォークマン NW-ZX2 ソニーストア価格119,880円+税 2月14日発売
(↑ソニーストア限定のイニシャル刻印サービス)
NW-ZX1の後継ではない!上位モデルなのだっ!
ZX2が、ウォークマン最上位であるための、ポイントは、↓これだっ!
・さらなる高音質のための、こだわりパーツを投入
・大容量バッテリーにより、ZX1比2倍の連続再生時間
・microSD対応により、内蔵128GB+microSD128GB=最大256GBのストレージ
・ソニー新開発の高音質コーデック「LDAC」搭載により、Bluetooth再生時でもハイレゾクオリティが楽しめる
っていうか、やっぱり、なんといっても、ウォークマンと呼ぶことが許されるこのサイズ感で、どこまで音を追求できるか?音はいいけどでかいんじゃぁ、ウォークマンのロゴはつけてほしくないと思うし。サイズ重量というしばりの中でどこまで音を追求できるか?ウォークマン開発陣の腕の見せどころ、技術の結晶、、、それが、最上位ウォークマンNW-ZX2なのだっ!
●さらなる高音質をめざして。。。
●従来からの技術を継承
NW-ZX1から引き続き、ソニーオリジナルのハイレゾに最適化したフルデジタルアンプ「S-master HX」や、圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケールする「DSEE HX」を搭載。
DSD音源は、ZX1同様、リニアPCM変換再生ながら、DSD64(2.8MHz)に加え、DSD128(5.6MHz)再生にも対応。
リニアPCMへの変換時に、ある帯域以上のノイズをカットするため、フィルターを用いる。当然、このフィルターの特性で、音色が変化する。ZX2では2種類のフィルターを好みにあわせて、選択ができる。
工場出荷時のフィルターとしてチョイスされているのが、「スローロールオフ」。DSD特有の柔らかく温かみのある音で、ボーカルの息づかいや弦楽器などの繊細な表現が楽しめる。
もう一つのフィルターは、「シャープロールオフ」。明瞭なアタック感やパワー感のあるエネルギッシュな音を再現。
開発時は、6つのフィルターを作ったそうで、最終的に、2種類まで絞り込んだという。
ロック系のようなスピード感のある音の方が合うものには、シャープロールオフフィルターを使ったりと、再生する楽曲のジャンルや、その時の気分にあわせて楽しめる。
●こだわり抜いたパーツたち
↑銅板とアルミニウム総削り出しフレームによる新開発ハイブリッドシャーシ
モバイルプレーヤーのシャーシーにも、高剛性と低電気抵抗率が求められる。
実際、ZX1では、電気抵抗率が低く合成が高い、アルミの削り出しボディが使われている。
ZX2では、「抵抗値の低さと比重の大きさ」が音質に貢献するということで、銅よりも高剛性のアルミニウムの総削り出しのフレームに、アルミよりも電気抵抗率の低い銅板を重ね合わせた新開発のハイブリッドシャーシ構造を採用。
さらに、銅板に金メッキコーティングを施すことで、酸化防止や、フレームやオーディオ基板との間の接触抵抗を最小化。
高域の伸び、力強い低音域再生を、ノイズ少なく安定して実現。
※個人的には、、、是非、その美しいと思われる、内部に隠された、金メッキを拝みたい^^;
↑電源部を大幅に強化すべく、ZX1に搭載のものの数千倍の容量を持ち、瞬間的に大電力を供給できる「電気二重層キャパシタ」を、バッテリーとアンプ間に追加。第2のバッテリーの役目を果たす。
大量の電力を蓄えることが可能で、低音をドカンと再生した後の電圧低下時にも安定した電源供給を可能に。
ボーカルの艶や伸びがアップし、力強い低音域を実現。さらに、ステレオ感も向上。
このキャパシタ、、、でっかいくせに、柔らかくてもろい。実は、本体背面のふくらんでいる場所に収められてるそうだ。
↑大型コンデンサー「OS-CON」を7基搭載。(ZX1は、4基がOS-CON、3基のチャージポンプ電源には、「POSCAP」を採用。)
ステレオ出力するため、L/R、そして、+/-と、合計4つの電源を搭載。各電源への負荷が軽減され、左右の音の干渉も低減、そして、ステレオ感が増す。
それら、4つの電源に、周波数特性が良く、ノイズの少ない電気を供給する「OS-CON」を採用。さらに、3基のチャージポンプ電源にも「OS-CON」を搭載し、そのフライングコンデンサーにはフィルムコンデンサーを採用。(ZX1ではセラミックコンデンサーを使用)引き締まった量感のある低音とクリアなボーカル、力強い中高域を再生可能に。
※このZX2搭載の「OS-CON」。エージングにより、本来の特性が出るそうだ。買ったすぐの音質をしっかりと記憶し、エージングによる音の変化も楽しもう!
↑アンプ性能を大きく左右するはんだには、ハイエンドオーディオ機器にも採用されている、ソニー独自の高純度無鉛高音質はんだを採用。低域、中域、高域の自然なバランスを実現。
↑ヘッドホン出力のLCフィルターに、低歪み・低抵抗化を実現する大型コイルを採用。通常、スピーカー出力用に使うサイズで、ヘッドホンアンプ用には使わない大きさ。低域の豊かさや、高音の伸びやかさが変わってくる。
熱雑音を抑えノイズレベルを低減する高品質
メルフ抵抗を採用。据え置き型アンプにも使われるような高性能部品。すべての周波数帯域に渡って、音の解像度感が向上。
↑S-Master HXの音声出力段のフィルターと電源回路に、温度特性の良いフィルムコンデンサーを採用。弦楽器・ボーカルの声の艶などの細かいニュアンスや、管楽器の倍音成分を自然な響きで再現可能。
↑ハイレゾ用48kHz系に加え、CD/DSD用44.1kHz系専用のクロックを追加搭載。これにより、CDもDSDも大きく音質が向上。
サンプリング周波数に合わせて2個のクロックを切り替えることで、ハイレゾ系、CD/DSD系のいずれの信号にも完全に同期。ベールが取れたような透明感のあるサウンドを実現します。
●大容量バッテリー搭載が、実は、高音質化にも貢献!
バッテリー容量が約2倍に。
ZX1では、ハイレゾ再生時間が16時間だったが、ZX2では、33時間に。非Android機であるウォークマンA10シリーズをも凌ぐロング再生が可能に。
ところで、バッテリー容量が2倍、、、実は、高音質化にも大きく貢献している。
容量が増えることで、電池の内部抵抗値が下がり、音質向上となる。実際、このバッテリーをZX1に搭載するだけでも音はぐんと良くなるそうだ。
●microSD対応は、ハード対応だけじゃ、使い勝手が良くないのさっ!
Androidウォークマンでは、初となるmicroSD対応。
が、、、実は、ただ、ハード的に対応するだけでは、使い勝手が非常に悪いのだ。
内蔵メモリー128GBは、OS制限により、当然、SDカード領域として捉えられる。そこへ、さらにmicroSDが出てくると、、、もうひとつ、SDカード領域が登場してくるわけだ。
そこで、OS+アプリの工夫で、シームレスに扱えるように。
「W.ミュージック」や「ビデオプレーヤー」といったアプリでは、SDカードのコンテンツと本体内蔵メモリーのコンテンツが、分け隔てなく一律に見える。もちろん、SDカード内だけを表示することも可能だそうだ。
●まとめ
「モバイルオーディオとして、NW-ZX1の上をいく究極の音質へ」
ZX2が目指したのは、上品でなめらかな高音質。
ZX1は、どちらかというと、「エッジのきいた元気で楽しいサウンド」。だれもが、そういった印象を持ってるはず。少し厳しい言い方をすると「音が硬い」といったイメージか。これに対して、ZX2では、ZX1をベースとしながらも、「キレがあるのに、耳に刺さらない」を狙ったそうだ。
とことんこだわりぬいた、開発陣の熱い想いが、どこまで形となっているんだろうか?現実的な話、、、ZX1の2倍に跳ね上がった販売価格。。。明日、1月16日、ソニーストア大阪にて実機展示が始まるのにあわせて、突撃取材に行ってくる!
しっかりと「音質」と「価格」を見極めてきたいと思う。。。
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