α7SⅢがやってきた!<その2 どの記録メディア使う?>
●当店ブログ
<その1 開梱と外観チェック>
CFexpress Type A「CEA-G80T」と、CFexpress Type A / SDカードリーダー「MRW-G2」、実機レビュー
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α7SⅢ実機レビューその2のお題目は、、、「α7SⅢには、どの記録メディアを使えばいいのか?」
連写や、4K&ハイフレームレート動画撮影と、、、ますます高速書き込み性能が重要になってきた記録メディア。
α7SⅢは、特に、動画撮影時の記録方式で、高速書き込み性能が求められる。
今回は、様々な動画記録モードでの、記録メディア使用可否について、調べてみる。
※静止画連写や、記録メディアのベンチマークについては、
CFexpress Type A「CEA-G80T」と、CFexpress Type A / SDカードリーダー「MRW-G2」、実機レビュー
とまぁ、ぶっちゃけ、2K 240p撮影したいときは、どの記録メディアがあればOKなのか?とか。取説読んでもわかりづらい。っていうか、細かいことはわからんから、調べようと!
そりゃぁ、CF expressカードにすりゃぁ、オールOKなのはわかるけど、できれば、必要最低限のスペックのメディアにして、おサイフ負担を軽くしたい・・・。
調査に使用したメディア
CFexpress Type Aメモリーカード CEA-GシリーズCEA-G80T(80GB)ソニーストア価格24,000円+税
※便宜上、、、以下、「CF」と呼ぶ
>製品情報
SDXC/SDHC UHS-II メモリーカード(Class10) 【TOUGH(タフ)】SF-Gシリーズ タフ仕様SF-G64T(64GB)ソニーストア価格16,880円+税
※ちなみに、このカードは、表記でもわかるけど、UHS-Ⅰ V90。
※便宜上、、、以下「UHS-Ⅱ V90カード」と呼ぶ
>製品情報
SDHC UHS-I メモリーカードSF-UXシリーズSF-64UX(64GB)
※ちなみに、このカードは、表記でもわかるけど、UHS-Ⅰ U1。
※便宜上、、、以下「UHS-Ⅰ U1カード」と呼ぶ
>製品情報
フツーの、クラス10も測定してみようとも思ったけど、α7SⅢ使うなら、さすがに、UHS-Ⅰカード以上を使うだろうと思い、以上、手持ちの3種類に決定。
上記3種の記録メディアのベンチマークなどは、
CFexpress Type A「CEA-G80T」と、CFexpress Type A / SDカードリーダー「MRW-G2」、実機レビュー
↑こちらを参照のこと。。。よろしくどーぞ。
チェック方法
動画の記録設定で、挿入した記録メディアが撮影できるかどうかは、カメラが判断してくれる。
撮影できないものは、↑ちゃんとアラート表示が出るし、、、撮影ボタン押しても撮影開始しない。
また、どのスペックの記録メディアを使えばいいのかも表示してくれるから、それに従って、まとめてみる。
その前に、α7SⅢの、動画記録設定たちを、確認。
●記録方式
2K2種、4K3種、合計5種類の記録方式がある。
・XAVC HS 4K・・・圧縮効率の高いHEVCを使用。XAVC Sと同容量で、より高画質。Long GOP圧縮方式(※)
・XAVC S 4K/HD・・・Long GOP圧縮方式
・XAVC S-I 4K/HD・・・Intra圧縮方式(※)
(※)Long GOP圧縮方式・・・映像複数フレームにまたがって圧縮。圧縮率高い。
Intra圧縮方式・・・映像1フレーム毎に圧縮。より高画質で、動体にも強く、編集にも適している。
画質、容量、、、被写体に応じて、チョイスすべし。
●記録設定
★通常記録(等倍記録)
上記記録方式毎に、フレームレート、転送レートなどがあり、、、等倍での記録設定は、以下の通り、総合計38種類ある。
★スロー&クイックでの記録
この撮影モードはとにかく記録設定の数が、恐ろしいほど多い。
↑の表のとおり、再生速度だけで見れば、36種類だが、、、36種すべてがそれぞれXAVCの記録方式が設定できたり、転送レートも選べたり、、、実に、300種類以上の設定が可能!!!!さすがに、掲載しきれない^^;
結果
★通常速度での記録
すべての動画設定で、1つ1つ記録メディアを挿入し、アラート表示の有無を確認した。
やはり、転送レートとフレームレートで、対応メディアを判断できることがわかった。
転送レート60Mまで・・・UHS-ⅠでOK
転送レート200M60p&100M120pまで・・・UHS-ⅠU3/V30以上
転送レート200M120p以上・・・UHS-Ⅱ V60以上
XAVC S-I(2K、4Kとも)・・・UHS-Ⅱ V90以上
★スロー&クイックでの記録
あまりにも数が多いので、あくまで目安として。
倍率の高いスロー記録ほど、高速記録メディアが必要。
一番スローな、10倍スロー撮影(2Kのみ)でも、XAVC S HDであれば、UHS-Ⅱ V90でOK。XAVC S-I HD 10倍スローは、CFが必要。
また、4Kの場合は、上限120fpsまでなので、5倍スローが限界。このときでも、UHS-Ⅱ V90でOK。
ということで、XAVC S-Iでのスロー記録ならCF必須。それ以外は、UHS-Ⅱ V90があればOK。
まとめ
正直、、、もう少しわかりやすいと思って、調査にかかったが。
これほどややこしいとは思わなかった。取説にも↓このとおり、ざっくりになるのも、しょうがないか。
↑これみると、通常速度の2K記録ですら、UHS-Ⅱじゃなきゃだめ。って感じだが、実際には、60Mまでなら、UHS-Ⅰ U1でもアラート表示は出ない。
が、、、α7SⅢで、4K撮影や、スロー撮影を楽しまない手はないから、やはり、ここは、無難に、UHS-Ⅱ V90おさえておきたいところ。
ということで、
SDXC/SDHC UHS-II メモリーカード(Class10) 【TOUGH(タフ)】SF-Gシリーズ タフ仕様SF-G64T(64GB)ソニーストア価格16,880円+税
>製品情報
↑α7SⅢ使用時、静止画無限連写できるし、動画撮影はほぼほぼ対応できて、かつ、頑丈で、信頼性も高く、長い付き合いができそうな、TOUGHが、イチオシっすね。
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<その1 開梱と外観チェック>
CFexpress Type A「CEA-G80T」と、CFexpress Type A / SDカードリーダー「MRW-G2」、実機レビュー
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α7SⅢ(ILCE-7SM3)ソニーストア価格409,000円+税
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