＜TAMRONレンズレビュー＞28-75mm F/2.8 Di III RXD（Model A036）
2018年発売当初より、話題になっていた、TAMRON「28-75mm F/2.8 Di III RXD（Model A036）」。話題というか、ぶっちゃけ、ものすごく評判いいよねー。
28mm-75mmの標準ズームレンズ。全域でF2.8。そして、、、今日現在amazonで80,980円という、ソニーレンズユーザーじゃなくても、衝撃的プライス。標準ズームレンズF2.8通しレンズが、8万円。すごいインパクト。
ソニー純正レンズで、焦点距離、F値が近いレンズといえば、、、
・FE 24-70mm F2.8 GM 244,450円
・Vario-Tessar T＊ FE 24-70mm F4 ZA OSS 115,093円
・FE 24-105mm F4 G OSS 164,593円
※価格は、ソニーストア価格（税込）
広角側24mmスタートだと、コストかかると言われてるから、ソニーレンズとの単純比較というわけにはいかないけど、、、それでも、8万円のインパクトはすごい！しかも、安かろう悪かろうじゃなく、発売当初より非常に評判が高い。とはいえ、安いのには安いなりの理由があるはずで。。。
スペック
↑解説するところもないほど、、、シンプル。ズーム＆フォーカスリングのみ。
焦点距離：28-75m
明るさ：F2.8（最小絞りF22）
レンズ構成：12群15枚
絞り羽根：9枚（円形絞り）
最短撮影距離：0.19m（広角）／0.39m（望遠）
最大撮影倍率：0.34倍（広角）／0.25倍（望遠）
フィルター径：67mm
サイズ：73mm（最大径）×117.8mm（長さ）、550g
撮影してみて
中心部は、十分な解像力。カリカリではなく、少し柔らかめの描写。周辺部は甘めか。
きもーち色のりが強めだが、これは、好みだよねー。
前後ぼけが、きつく感じる。。。これも後ほどチェックしてみる。
↑望遠端での繰り出し量はこれくらい。
撮影中思ったこと。
フォーカスが少し迷うことがあった。気になったから、ソニーレンズと比較してみた。後述。
ズームレンズが少々固い。動画撮影中でのズーミングは厳しいんじゃないかと。
えと、、、一応、ダメダシっぽいこと書いたけど、、、値段考えなくても、すげーいい感じなんですけど・・・
オートフォーカス
↑ボディはα7Ⅲ。
比較用レンズに、以下のソニーレンズを使用。
・FE 24-70mm F2.8 GM 244,450円
・Vario-Tessar T＊ FE 24-70mm F4 ZA OSS 115,093円
タッチフォーカスを駆使して、手前と、奥の合焦ポイントを行ったり来たりさせてみて、、、
それを動画で別カメラで撮影。動画編集ソフト（DaVinci）を使って、合焦する時間を測定。
・FE 24-70mm F2.8 GM 244,450円・・・約8/30秒
・Vario-Tessar T＊ FE 24-70mm F4 ZA OSS 115,093円・・・約8/30秒
・28-75mm F/2.8 Di III RXD（Model A036）・・・約23/30秒
この条件では、ソニーレンズのほうが約3倍AF速度が早いという結果となった。
ソニーレンズは、シュパッっていう感じで、TAMRONのほうは、すーーー。っていう感じ。が、迷うような動きはなかった。単純に、フォーカスモーター速度の差だろうか。
動体撮影、特に、連写時には、もろに影響が出た。極端だが、α1の「30連写」では、さすがに、AFが追いつかない。歩留まり悪し。
静止物の撮影や、動画撮影では、そんなには気にならないか。
あ、一応、、、AF駆動音は、純正よりは少しだけ気になるけど、シグマの2470よりは静かとのこと（プロのお客様談）
ぼけ
まずは、口径食。ラグビーボール状ではなく、外側が極端に欠ける。が、かなり外側にならないと、欠けない。
が、、、端っこ限定なので、把握さえしてれば、問題ないか。
それより、気になるのは、二線ぼけ、年輪ぼけ。特に、輪郭がちょっと強めになってるのは、ぼけ全体に影響しそうで。
↑別のシーンで撮影したのを2倍くらいに拡大。（細かい点は、、、センサー汚れです＾＾；後で、センサークリーニングしました。お金は払ってません。自前のカメラくらいは、無料でいいでしょ笑）
やっぱり、ぼけ輪郭が、きつめに出る感じだねー。
まとめ
高性能AFいらないし、ぼけもそんなに気にしないし、色味もOK。筐体がめっちゃプラスチッキーだけど無問題。
広角側が、24mmじゃなくて、28mmでもいいし。
そんな人、もう、このレンズ買いましょう（笑）
十分な解像してるし、色のり（こればっかりは好みだけど）もいいし。2.8通し大三元が、この価格とは・・・。
全部盛り（価格以外＾
＾；）はソニーさんにまかせて、ある程度割り切りつつ、押さえるところは押さえて、コストも抑えて、、、そんなレンズ。
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