<実機レビュー>大きく進化した、全部盛り完全ワイヤレスノイキャン「WF-1000XM4」をチェック!
完全ワイヤレスノイキャン WF-1000XM4(B/S)ソニーストア価格33,000円(税込)
ノイズアイソレーションイヤーピース EP-NI1000(S/M/L)ソニーストア価格1,980円(税込)
6月9日(水)10時発表
ソニーストア各店舗先行展示
6月25日(金)発売
つい2時間少々前に発表された、大注目の完全ワイヤレス「WF-1000XM4」。
フルモデルチェンジどころか、軽く1世代分以上の進化を遂げ、これ、M4じゃなく、M5だろ?と思うほどの仕上がり。
今回のブログは、ありがたいことに、実機をお借りしての、実機レビューブログ。
先の、発表直後の当店ブログで、↓のとおり、まとめたが、その内容に沿って、さらに深掘りしてみよう!
- 【サイズ】イヤホン本体の小型軽量化&ケースの「劇的超小型軽量化」
- 【音質】LDAC(ハイレゾ)対応だけじゃない!AACでも、先代WF-1000XM3(以下M3)と比較しても、高音質化がすんごい
- 【イヤーピース】ソニー独自の新開発「ノイズアイソレーションイヤーピース」採用!!!遮音感、フィット感GOOD!!!!!
- 【マイク】よりクリアに、より高感度に。リモートはかどる!
- 【ノイキャン】M3より大幅にノイキャン性能アップ。某Pods Proもびっくり!
- 【防滴】IPX4。雨、汗OK。外音取り込みとも相まって、スポーツ最適!
- 【ワイヤレス充電】Qi対応。ケースをQi充電器の載っけるだけで充電可
このまとめだけで、物欲メーター振りきった人は、発売日ゲッツすべく、↓ポチッと♪どうぞ
では、いってみよう!
おっとその前に、「開梱」してから!
【開梱】
※実機は、発売日前、かつ、開封済みのもののため、実際の製品とは異なることもあるので。
↑エコパッケージ!これまでの、パッケージとはがらっと変更。本体小型化も相まって、パッケージ自体も大幅コンパクト化。
↑くるっと覆っている紙のラベルをはずすと、、、これまた、さわった感、プラスチックでもなく、明らかに紙っぽい外箱。
↑本体をやさしく支えている、固定材(?)も、同じ素材っぽい。
↑改めて、紙のラベルを見てみると、、、やっぱり!箱から、フックから、なにからなにまで、パッケージすべて「紙」!
分別も不要!っていうか、ソニー製品のパッケージ捨てない人多いよね?^^;
↑注目!!!このコンパクトさ。ケースは、やっぱり持ち運ぶよね!そのケースが、握りこぶしにここまで納まる小ささ!
某Pods Proよりは大きいけど・・・。
↑2段目。
↑クイックスタートできるイラスト。
開封品なのでなかったが、1.のなにか保護シート的なものを引き抜いてから、使用開始するっぽい?
↑2段目の中には、紙モノ類。
↑取説や、保証書など。。。
↑3段目。一目瞭然っすね。イヤーピースと、ケーブルが入ってるらしい。
↑イヤーピースは、S、M、Lが同梱。Mはイヤホンに装着して出荷される。
新開発のノイズアイソレーションイヤーピース EP-NI1000(ソニーストア価格1,980円)だ。
1,980円は、1サイズ1セットの価格だから、3サイズ同梱=約6,000円分が同梱されるという計算。なにげにお得。
↑Type-Cケーブル。長さは、20cm。
確かに、フラッグシップモデルにしては、高級感漂う・・・とは言えないパッケージだが、このエコパッケージで、全く問題ないよね。
【サイズ】と、バッテリー
モバイル機器で、コンパクトサイズとロングバッテリーは、正義だ!!!小さけりゃ小さいほど、長持ちすればするほど、うれしい!!!
↑先代WF-1000XM3とのケース比較。(M3は逆さにしないと自立しないので、M4のパッケージで支えて・・・)約40%小型化!!
完全ワイヤレスのケースは、収納する役割だけでなく、充電するという重要な役割もこなすため、セットで持ち歩くはず。そのため、ケースといえど、小さいにこしたことなし。さらに、収納時に、ケーブルレスで、イヤホン本体への充電もできるよう、バッテリーが内蔵されている。ケースの大きさと、バッテリー容量はトレードオフ。どっちを優先するか、どうバランス取るか。
実際、M3のケースは、18時間分のバッテリー容量だが、M4では、コンパクトになった分、16時間と短くなってしまっている。しかし、、、M4のイヤホン本体自体のバッテリー持ちがよくなっており、M3では6時間、M4では8時間。つまり、
●バッテリー持ち比較
M3:イヤホン本体6時間+ケース18時間=合計24時間(ノイキャンON)
M4:イヤホン本体8時間+ケース16時間=合計24時間(ノイキャンON)
トータルでは、使用可能時間が変わらない!ソニーさん、うまいねー。
当然、本体時間が長いM4のほうが充電回数も少なくて済むため、使い勝手がいい。
※ケースのバッテリー容量は、M3の場合、本体3回分。M4の場合、本体2回分。M4のほうが満充電可能回数が1回少ないのに、使用可能時間が変わらないってこと。
Type-Cケーブルでの充電の場合、クイック充電に対応で、5分で60分使用可能。(M3では、10分で90分)
↑本体時間が長くなっているにもかかわらず、M4が軽い!
M3:8.5g、M4:7.3g(わかりづらいが、サイズとしては、約10%小型化)
ということを踏まえて、、、
↑改めて、ケースサイズの比較をしてみると・・・
↑M4の進化っぷりに、感心する。。。
↑しっかりと自立するケース。
↑マグネット式の収納。放り込むだけで、しっかりと、充電接点と接触し、充電してくれる。
↑充電ランプの視認性もイイ。
↑背面に唯一の端子、Type-C。
【音質】
ハイレゾ対応だし、AACで接続しても高音質
元々、音質に定評のあるソニーの完全ワイヤレス。
M4では、遂に、完全ワイヤレスで、LDAC対応だ!完全ワイヤレスで、ハイレゾ音質が楽しめるのだ!
LDACといえば、ソニーが開発した、ハイレゾ対応のBluetoothコーデック。そのため、「Xperiaとかウォークマンしか使えないんでしょうぉ?」という誤解が未だにあるが。実際、Android OS自体が、LDACをサポートしているため、想像以上にLDAC対応機種は多い。贅沢言えば、もう一つのハイレゾ対応コーデック「aptX-HD」にも対応してほしいところだが、実は、LDAC非対応かつaptX-HD対応というスマホが少ないというのも、ポイント。
↑ハイレゾ接続するには、LDAC対応プレーヤー(スマホなど)が必要なのはもちろんだが、スマホアプリ「Sony |Headphones Connect」で、「音質優先」という設定にする必要があるので、要注意。スマホアプリが使えないプレーヤーの場合は、いったん、スマホに接続して、設定した後、再度、接続すればOK。
ハイレゾ音源を試聴してみると・・・。やはり、ハイレゾ。完全ワイヤレスでは聴いたことのないクオリティ!
もちろん、M3と比較するのは酷といもの・・・。伸びやかな高音、全域にわたってのクリア感。いいねぇ。
↑特別に開発した統合プロセッサーV1による効果も大きい。
ところで、世の中の多くのスマホは、iPhone。未だに、Bluetoothコーデックは、AACどまり。また、Androidでも、LDAC非対応のモノも少なくない。
「AACでの音質も重要だ!」
ってことで、今度は、M3と、AAC接続での比較試聴。
・・・。
あぁ、、、比べるまでもない。M3と比較すると、M4は、ハイレゾに近い印象を持てる。クリア、すっきりという音色。これなら、AAC対応どまりのiPhoneでも、十分高音質を楽しめるだろう。
非ハイレゾ音源でも、M3の「DSEE HX」に対して、M4の「DSEE Extreme」は、より音源を高音質へとアップグレードしてくれてることが、よくわかる。
そして、試聴するまでは、防滴による音質低下を心配してたが、無問題!
【イヤーピース】
音質を語る上で忘れちゃいけないのが、イヤーピースだ。
WF-1000XM4では、ソニーが新たに独自開発した、ポリウレタンフォーム素材の「ノイズアイソレーションイヤーピース EP-NI1000」を搭載。より高い遮音性と装着安定性を実現。
↑素材は、低反発系のもの。指でグシュッとつぶすと、じわーっと形状が復旧する感じ。
取説にも、耳に装着後、約10秒待って。と書かれてる。とはいえ、某イヤーピースのように、指で潰して装着する必要なく、すっと装着できる感じ。
自分に合ったイヤーピース探しはとても重要。合ってないイヤーピースでは、低音がスカスカしたり、高音がこもったり、、、また、耳が痛くなったり、ノイキャン効果が薄れたりと、いいことがない。
今回の「ノイズアイソレーションイヤーピース EP-NI1000」では、たった3サイズしか用意されてない。従来のモノより弾力性があるため、1サイズでカバーできる耳の形状、大きさの幅が広いんだろう。
そのイヤーピースのサイズ選びをサポートする機能が、スマホアプリ「Sony |Headphones Connect」に搭載されている。
↑ちゃちゃっと測定して、結果を教えてくれる。これは、適正なイヤーピースってこと。
↑これは左が合ってないらしい。
※試しに、店長野田の耳にあった「Lサイズ」で、ちょっとずらしてみて再測定すると、、、合ってないと怒られる。かなり、高精度に測定してくれる。
慣れると測定しなくてもわかるが、要するに、イヤーピースがしっかりと耳栓として働いてるかどうか。もちろん、痛いのは論外。
ソニーさん、自信の現れか、、、「ノイズアイソレーションイヤーピース EP-NI1000」を、製品として販売。
【マイク】
M3では、マイク音が小さいという声も少なくなかった。
M4では、声だけを収集する「ビームフォーミングマイク」に加え、声を骨振動によって収集する「骨伝導センサー」による、「高精度ボイスピックアップテクノロジー」を搭載。相手にしっかりと、声を届けられる!
【ノイキャン】と、外音取り込み
当店シアタールームのオーディオセットで「騒音」音源を再生して、ノイキャン性能をチェック。
まぁまぁ、騒音ボリュームを上げて、、、音楽はなにも再生せずに、WF-1000XM4のノイキャンONすると、、、笑ってしまうほど、騒音レベルが下がる。もちろん、ゼロにはならないが、これに音楽を再生すると、ノイズはさっぱりと気にならなくなる。
↑専用アプリで、ノイキャン、外音取り込みの切替は、ワンタップで可能。外音取り込みの音量操作もできる。ボイスフォーカス音にすると、人間の声を優先して取り込む。
つづいて、同じくオーディオセットで、「空港アナウンス」音源を再生して、外音取り込み性能をチェック。
いやいやいや、、、M3より明らかに、外音ボリュームでかい!「クイックアテンションモード」搭載で、音楽を一時的に音量ダウンして、外音を聞き取りやすくしてくれる。ありがたい。
↑自分の発声にあわせて、音楽の音量をダウンする「スピーク・トッ・チャット」。発声時の声の振動を判別して動作する仕組み。が、設定項目もあるが、個人的には、それでも少し遅めのレスポンスのため、しゃべり出しすぐは、違和感はあるかも。慣れるべし。それより、、、よくありがちな、音楽聴いてると、「声がでかくなるあるある」にはご注意を^^;
【防滴】
防滴性能IPX4対応。
※IPX4・・・いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響をうけない。
さすがに、水にどっぷりつけるような使い方はNG。また、もちろん、ケースは防滴じゃない。。。
これで、ちょっとした雨や、スポーツ時の汗を気にせず、音楽を楽しめる!
が、、、公式にも、「本機の音導管(音出口の筒部)、通気孔、マイク穴(2か所)を除く」と書かれているので、水ザブザブといったお手入れはNG。
【ワイヤレス充電】
ワイヤレス充電「Qi(チー)」に対応。
Xperiaでは、XZ3や、1 Ⅲが対応している、非接触充電。
↑Qi対応充電器に、載っけるだけで充電がスタートする。Type-Cケーブルを接続する必要がないのだ。
Xperia 1 Ⅲでは、おすそわけ充電対応なので、Xperiaの上に載っけて充電。ってことも可能。
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【操作性】
最後に、、、操作性について、チェックしてみる。
↑本体操作部は、この左右のタッチセンサーのみ。
・ペアリング
残念ながら、NFC非対応。ソニーファンにとっては、慣れないペアリング操作を強いられることに。。。
ペアリングモードは、左右の耳に装着して、左右のタッチセンサーを同時に、アナウンスが流れるまで(約5秒)長押し。
Google Fast Pairに対応しているので、本体ペアリング操作して、スマホに近づけると、
↑セットアップ画面がポップアップされるので、簡単。Bluetoothの接続画面を開く必要なし。
まぁ、NFCなくても、簡単だし、最初だけだし。許せる。。。
また、Windows10でも、同様に、ポップアップが表示され、Bluetooth設定画面開かずとも、簡単に接続できる。
・専用アプリ「Headphones Connect」
完全ワイヤレスイヤホンだからこそ、操作ボタンをたくさん配置するわけにもいかない。左右のタッチセンサーだけで操作するにも限界がある。そこで、スマホにインストールした、専用アプリ「Headphones Connect」の出番。Google Playストアか、Apps Storeから、無料ダウンロードできる。
↑最初の画面「ステータス」
LDACの文字を見たときは、さすがに、テンション上がった^^完全ワイヤレスで、はじめて見る文字なもので。。。
↑ここで、左側だけ、ケースに収めてみる。右だけ接続が維持されているのがわかる。
左右同時伝送方式のため、片側だけ、左だけでも右だけでも、使用可能。
統合プロセッサーV1が、通信アルゴリズムを最適化し、M3よりもさらに接続が安定し、低遅延。
↑ステータス画面から、スワイプすると、サウンド画面に。ここで、音質or接続有線設定を切り替える。LDACは、音質有線のときに選択される。DSEE Extreme ONOFFも。
↑さらにスワイプして、システム画面。ここでは、左右のタッチセンサーの機能割り当てや、外音コントロールなどを設定。
↑特に、タッチセンサーの割り当ては、しっかりと検討しよう。なにせ、左右各1つしかないんだから。
タッチセンサーは、1タップ、2タップ、3タップ、長押しの4つの操作方法。左右で計8個の動作を割り当てられる。
WF-1000XM4|最後のまとめ
- 【サイズ】イヤホン本体の小型軽量化&ケースの「劇的超小型軽量化」
- 【音質】LDAC(ハイレゾ)対応だけじゃない!AACでも、先代WF-1000XM3(以下M3)と比較しても、高音質化がすんごい
- 【イヤーピース】ソニー独自の新開発「ノイズアイソレーションイヤーピース」採用!!!遮音感、フィット感GOOD!!!!!
- 【マイク】よりクリアに、より高感度に。リモートはかどる!
- 【ノイキャン】M3より大幅にノイキャン性能アップ。某Pods Proもびっくり!
- 【防滴】IPX4。雨、汗OK。外音取り込みとも相まって、スポーツ最適!
- 【ワイヤレス充電】Qi対応。ケースをQi充電器の載っけるだけで充電可
よーできてるわぁ。まさに、全部盛り完全ワイヤレスイヤホンだよねぇ。発売日が待ち遠しいぞぉ。
ちなみに、店長野田がポチッと♪したのは、ブラック。当店店頭展示は、シルバー。色迷ってる方は、発売日以降なら、比較できるよぉ。
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完全ワイヤレスノイキャン WF-1000XM4(B/S)ソニーストア価格33,000円(税込)
ノイズアイソレーションイヤーピース EP-NI1000(S/M/L)ソニーストア価格1,980円(税込)
6月9日(水)10時発表
6月9日(水)ソニーストア各店舗先行展示
6月25日(金)発売