<実機レビュー>ワイヤレスノイキャンヘッドホン「WH-XB910N」は、大きく進化した!
ワイヤレスノイキャンヘッドホン「WH-XB910N ブラック/ブルー」ソニーストア価格26,400円(税込)
10月8日(金)発売
発売前だが、実機をチェックすることができたので、レビューしていこう!
※発売前なので、実際の製品版とは異なる点があるかもしれないので。。。
開梱
↑パッケージは、「プラ」未使用の、全て「紙」。
前モデル「WH-XB900N」は、巾着ポーチだったが、ハードキャリングケース付属へと変更されたこともあり、梱包材が不要に。こんなところでも、環境配慮へつながっているんだねー。
↑紙モノ類
↑本体カラーブラック、ブルーともに、ハードキャリングケースは同じものが付属。
やはり、「SONY」ロゴは、うれしいよねぇ。
↑開けてびっくり。イヤーパッドが上になって収納されてる。これまでのソニー製オーバーヘッドホンは、下に向いてたんだけど。なにぶん、発売前実機のため、製品版と違う場合もあるので、ご理解を。確かにこっちのほうが、イヤーパッドに負担かからないねぇ。
↑付属の、USB Type-Cケーブルと、ヘッドホンケーブル。
↑ソニー歴代のキャリングケースを踏襲してケーブルしきりが。ごちゃごちゃしなくていいよね!
ヘッドホンケーブルで、有線接続時は、バッテリー切れでも、使用可能。
ケーブル両端は、どちらも、3極3.5mmプラグ。いわゆる、一般的なステレオミニプラグだ。ってことで、ヘッドホン本体側も、グラウンド分離ではないってこと。リケーブルしても、バランス接続はできないってことだね。MDR-1A系みたいにグラウンド分離になってたら、玄人層も飛びつきそうだけどねぇ^^;
↑左右どちらも、ハウジングをスイーベルできて、収納時にかさばらない。
外観
開梱して、いきなり細かいところに目がいってしまった、店長野田・・・^^;
↑ハウジングとヘッドバンドが、分離したところを、ガン見してしまう^^;
わかりづらいよねぇ^^;解説せねばなるまい!
↑新型「WH-XB910N」
↑旧型「WH-XB900N」
新旧比較。この違いわっかるかなぁ???旧型は、ハウジングとヘッドバンドがよく言えば一体感があるが、そのせいで、ちょっと重い、重厚感のあるデザインに感じる。新型では、分離され、かつ、ヘッドバンド終端が丸みを帯びたデザインになり、ライトな印象で、軽快感すら。ブルーの明るさも微妙に変更され、「若年世代に響くようなデザイン」を意識したという。。。
わかる人だけわかればいい的な、、、このデザイン変更、好きです!!
↑操作周りは、左ハウジングに集約。左から、ヘッドホンケーブル用端子、Type-C(充電用)、電源(ペアリング)ボタン、NC/AMBボタン。
↑ヘッドホンケーブル用端子のさらに左側、装着時でいうと、前寄りに、「全指向性通話専用マイク」が新搭載された。通話用マイクが専用で、しかも、口元に近い位置に配置されたことで、よりクリアな通話を実現。
↑ヘッドホンケーブルを接続したところ。一般的なステミニジャックなので、リケーブルはしやすいはず。
Bluetooth接続してみよう
使用するには、ペアリングが必要だが、Androidなら「Fast Pair」、Windows10なら「Swift Pair」対応で、イヤホン側の操作は不要。これまでどおりのペアリングなら、電源(ペアリング)ボタン長押しで。
Android、iOSデバイスとの接続なら、専用アプリ「Headphones Connect」を是非とも利用しよう!
特に、ノイキャン&外音取り込みの設定(調整)は、専用アプリ必須。専用アプリで設定後は、本体にメモリーされるみたいなので、専用アプリ非対応デバイスと接続してもOK。本体ソフトウェアアップデートは、専用アプリ必須。
↑アプリトップの、ステータス画面。
上部のヘッドホン表示エリアは、固定表示。
ヘッドホン本体のバッテリー残量、接続コーデック(SBC or AAC or LDAC)、電源ボタンが常時表示される。
また、アダプティブサウンドコントロールにより、止まっている、歩いている、走っている、乗り物、、、の4パターンを検出し、さらに、予め設定した、よく行く場所に合わせた設定を、GPSにより、自動切り替えしてくれる。
左右スワイプか、タブタップで、サウンド、システムそれぞれの画面へ遷移。
サウンドでは、イコライザー、ノイキャン(風ノイズ低減)、外音取り込み(レベル1~20)(ボイスフォーカス)の切替設定。
システムでは、タッチセンサー入切、NC/AMBボタン割り当て(ノイキャン、外音取り込み、オフを割り当てるかどうか)、自動電源オフ時間を設定。また、2台の機器と同時に接続するかどうかの切替も。
↑2台同時接続モードにすると表示される画面。LDACは使えない。
↑Xperia 1 ⅡとVAIOを同時接続。VAIOで音楽再生し、、、Xperiaに着信があると、自動で切り替わり、通話できる。
タッチセンサーの使い心地
↑ソニー得意のタッチセンサー。右側ハウジングのみに搭載されている。
上下左右で、音量と曲操作。
手のひらで、ガバッと覆うと、音がぐっと絞られて、外音が聞こえる「クイックアテンション」機能。
ボタンのように手探りする必要がなく、瞬時にぱっと操作できるのがいい。操作感度も良好。
試聴してみよう!
やはり、全部盛り完全ワイヤレスノイキャン「WH-1000XM4」と比較してしまうが。
そもそも、音色作りが根本的に違う。XBシリーズらしい、重低音が特長だ。ずっしりとした音作り。もちろん、高域が犠牲になることはなく、伸びやか。WF-1000XM4でモノ足りないと感じた人は、一度試聴してみては?
そして、、、有線接続。付属のヘッドホンケーブルを使用してみた。
やはり、Bluetooth接続と違って、顕著にプレーヤーの性能がわかるね。
Xperia 1 Ⅱとの有線接続では、え?あの低音はどこいった?と、おとなしい音色になったが、比較対象が極端だが、NW-WM1Zとの接続ではがらっと印象が変わる。低音は、Bluetooth接続時よりかなりキレを増した!いいぞこれ!でも、惜しいな。これ、バランスで接続できれば・・・と、欲が出てしまうほど。ヘッドホン自体のクオリティが高いからか。
そして、期待していたノイキャン性能。
旧型「WH-XB900N」は、シングルノイキャン(フィードフォワードマイクという、外側マイクが、2本)だったのに対し、新型「WH-XB910N」は、デュアルノイキャン(フィードフォワードマイク×2と、フィードバックマイクという内側マイクが2本の、計4本)を搭載。当時、旧型「WH-XB900N」のノイキャン性能については、ほぼ触れたことがなかったが、それは、中低音がなんか上手にキャンセルされてないなぁと感じてたからで。新型「WH-XB910N」では、大幅にノイキャン性能が向上していることがわかる。低域はほぼ抑えられた。すごい進化だ。
散々試聴してから気づいたが・・・^^;
WH-1000XM4ばりの、装着性。同様の立体縫製のイヤーパッドを採用することで、密閉性の向上とともに、装着性能自体も向上していると実感できる。まぁ、暑がりの人には、オーバーヘッドホンはまだ厳しい気候だが・・・。
まとめ
旧型からの進化点
・デュアルノイズセンサーテクノロジーによる、高性能ノイキャン
・バッテリー、30時間(ノイキャンON)、50時間(ノイキャンOFF)、クイック充電10分で4.5時間
・通話専用マイク搭載で、よりクリアな通話
・イヤーパッド刷新により、さらなる快適な装着性
・ヘッドバンドデザイン変更で、より軽快な印象に
・通話用と音楽用の別々のデバイスを2台同時接続可能
・ハードキャリングケース付属
・2g軽量化
特長
・SBC、AAC、LDAC(aptX系が非対応)
・タッチセンサー
・クイックアテンションモード
・「Headphones Connect」アプリ対応
ほぼお値段据え置きで、この進化。さらに、重くなるどころか、わずかながら2gだけど、軽量化。
900→910・・・という、型番命名が、疑問に感じるほど、変貌を遂げた印象だ。
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ワイヤレスノイキャンヘッドホン「WH-XB910N ブラック/ブルー」ソニーストア価格26,400円(税込)
10月8日(金)発売