ソニーのイヤホンおすすめどれですか？と聞かれたら、今はヒジョーに困る。。。

2023年1月8日

今日現在、ソニー公式サイトに掲載されている、ハイレゾ有線イヤホンのすべてが、↑これ。
が、下段の3モデルは、すでに販売終了されており、購入できるのは、上段4モデルのみ。
完全ワイヤレスイヤホンは次々と投入されているが、有線のほうはすっかり元気なし；

ここで、↑この一覧を見つつ、ラインナップを整理してみる。

現行モデル（上段）

・IER-Z1R（2019年3月23日発売）：231,000円
→ソニーインイヤーフラッグシップモデル。低中高域担当の12mmダイナミック×1、高音域担当のBA×1、超高音域担当の5mmダイナミック×1という、珍しい構成のトリプルドライバーを組み合わせた「HDハイブリッドドライバーシステム」採用。高級感のある外観だが、少し重め。しかし、その重量ボディが、どっしりとした低音を支えていると思える。3つのドライバーは、下から上まで自然に繋がっていると感じられ、見た目通りに、豪華な音を鳴らしてくれる。
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・IER-M9（2018年10月6日発売）：149,600円／IER-M7（2018年10月6日発売）：86,900円
→ステージモニターイヤホン。M9は「フルレンジ×2＋ウーファー＋トゥイーター＋スーパートゥイーター」の5BA、M7は「フルレンジ×2＋ウーファー＋トゥイーター」の4BAという、マルチBAシステムだ。M9、M7ともに、4.4mm5極プラグのバランスケーブルが付属しているのもうれしい。
個人的なインプレッションとしては、意外にも低音の違いを感じた。M9のほうがよりふくよかな低音。マルチBAらしからぬ、下から上までの自然なつながり。モニター系はあまり得意じゃない店長野田だが、Z1Rよりも、M9のほうが好みだったりする。

＞開発者インタビュー
＞当ブログ製品解説（IER-M9/M7）
＞当ブログ実機レビュー（IER-M9/M7）

・XBA-Z5（2014年10月18日発売）：74,800円
→フルレンジBAユニット+スーパーツイーターBAユニット+16mm径ダイナミックユニットの、ハイブリッド3ウェイ構造。
8年以上ものロングセールスモデル。改めて聴いてみたが、こんなに豊かな低音出てたっけ？と驚いた。ずんどこ低音がきくぜ！的なやつではなく、質感のあるやつ。スピーカーのウーハーでも聞いてるような。今のイヤホンではちょっと見かけないような。見直した。

生産完了モデル（下段）

・XBA-N3BP（2017年10月5日発売）：2022年6月1日生産完了。最終価格39,600円
→XBA-N3付属のアンバランスケーブルを、バランスケーブルに変更したモデル。

・XBA-N3（2016年10月29日発売）：2022年4月14日生産完了。最終価格37,400円
→BAドライバーとダイナミックドライバーの2ウェイ構成。軽量コンパクトと高音質を実現したモデル。
濃密な低音に、透明感のある中高域が特徴。N1のダイナミックドライバーには採用されていない、LCP振動板が、中高域のクリアさに貢献。

・XBA-N1（2016年10月29日発売）：2022年6月1日生産完了。最終価格23,100円
→上位モデルのN3同様、BAドライバーとダイナミックドライバーの2ウェイ構成。

音質だけなら、個人的におすすめするイヤホン

＞プロフェッショナル仕様イヤホン「MDR-EX800ST」買った。
＞プロフェッショナル仕様イヤホン「MDR-EX800ST」を、MMCX化して、バランスで堪能。

現行4モデルに加えて、もう1モデル、イヤホンが販売されている。業務用モニターヘッドホンという別枠扱いのイヤホン、スタジオインナーイヤーモニター「MDR-EX800ST」だ。2010年発売と猛烈にロングセールスモデルだ。販売元がソニーミュージックソリューションズ。業務用ということで、保証期間もなし。パッケージも簡素そのもの。
やはり、これが価格含めてもっともおすすめなイヤホン。
ただし、、、リケーブルが非常にやりづらい。↑MMCX化したブログをご参照。
あのJust earの松尾氏が音響設計担当であることでも有名なやつ。
モニターヘッドホンといえば、オーバーヘッドタイプの「MDR-CD900ST」があまりにも有名。世界で最も有名なヘッドホンといっても過言ではない。その、イヤホン版ということで開発されたのが、MDR-EX800ST。CD900STとはちがい、「イヤーピースが適正なものを使っているなら」、意外にも低音がしっかりなるから、店長野田も購入し、愛用している。

MMCX版を是非出して欲しいところ。