「米ソニー」AVアンプ5種発表だが・・・。あくまで、日本の話ではない。
いつもお世話になっている、ホームシアターファイルの「PHILE WEB」さんの記事で知ったんだが。
米ソニー・エレクトロニクスが、現地時間2月1日に、なんと、AVアンプ新製品を一挙5モデルも発表したのだ!!!
すでに、ホームシアター界隈では、ぷち祭り状態になっているのは、当然だが。。。
が、ちょっと待て、、、世界最大のホームシアターマーケットである、米国での発表が、そのまま、日本にもあてはまるとはいえない。いや、むしろ、ありえない。過去何度も、特にAVアンプに関しては、肩透かしとなったことが。(初Atmos対応モデルでは、見事に期待を裏切られた・・・;)
とまぁ、一瞬心躍るが、今はすっかり冷静だ。話半分、、、いや、半値八掛け二割引程度と思い、ラインナップを見てみることにする。
※商品型番のリンクは、すべて、米ソニーのサイト
※円は、本日レートにより計算
●ESシリーズ
・13.2chモデル「STR-AZ7000ES」:3,299.99ドル(424,357円)
・11.2chモデル「STR-AZ5000ES」:2,099.99ドル(270,035円)
・9.2chモデル「STR-AZ3000ES」:1,699.99ドル(218,600円)
・7.2chモデル「STR-AZ1000ES」:1,099.99ドル(141,446円)
●店頭向け
・7.2chモデル「STR-AN1000」:899.99ドル(115,728円)
↑対応チャンネル、型番、価格はこのとおり。
「店頭向け」という言葉に、疑問を持つ人も多いだろうが。
まず、ESシリーズの位置付けを理解せねばなるまい。ESシリーズは、カスタム市場向けとされており、スマホなどを使ってのタッチ操作で、一括制御できる、いわゆる「オートメーション」での利用がしやすい設計になっている。もちろん、オートメーション系は、「ホームシアターインストーラー」という本職の中の、さらに一部の人じゃないとシステムアップは難しい。とても、一般の人では、太刀打ちできない。そのため、カスタムインストーラー向けと呼ばれたりもする、玄人向けのモデルなのだ。ESと言われると、オーディオ機器の高級モデルというイメージが強いが、AVアンプでは、ちょっとニュアンスが違うモデルなのだ。おそらく、販路なんかも違うのかもしれない。
ということで、「店頭向け」は、だれでもが買える、だれでもが使えるモデルという理解でいいかと。
以上をふまえて。。。
過去、日本市場に、カスタム市場向けという意味での「ESシリーズ」は投入されたことはない(汗)
あまり、がっかりしたくないから、店頭向け7.2chモデル「STR-AN1000」中心に見てみよう。
価格、7.2ch、HDMI OUT×2というのをみると、最終モデルのSTR-DN1080の後継機種と思える。
そのため、プリアウトは非対応。新たに、フロントLRだけでも搭載してくれれば、それ用にピュアオーディオ用プリメインアンプをつないで、全体の音質底上げが出来たり、ピュアオーディオ利用もしやすくなるんだが。
と思ったものの、米ソニーサイトの背面写真を見る限り、なんと、プリアウト対応は、上位2モデルのみのようだ。んー、ちょっとこれは・・・。
AVアンプは、映像、音声、デジタルなど規格が変わるたびに、即買い替えるぜ!音質は、プリアウトからのオーディオアンプに依存するぜ!という、音質優先ユーザーも少なからずいらっしゃるから、なるべく幅広くプリアウトは搭載してほしかったところ。
他社との差別化になる、面白い機能が、ソニー製ワイヤレスサブウーファー「SA-SW5」「SA-SW3」、ワイヤレスリアスピーカー「SA-RS5」「SA-RS3S」対応だろう。これは、全モデル対応のようだ。
AVアンプまで構えてシアター組むなら、ワイヤレススピーカーはないでしょ。という人の気持ちもわからなくもないが。サウンドバーや、シアターセットではモノ足りないけど(HDMI端子数などなど)、そこまでごりごりに組みたいわけではないという、AVアンプを使ったシアターシステムライト層からは歓喜の声が聞こえてきそう。
そりゃぁ、全モデル日本市場投入が理想だけど、、、
STR-AN1000は必須で、プリアウト対応のSTR-AZ5000ESの日本発売も是非お願いしますm(_ _)m