<LE Audio対応アップデート>LinkBuds S本体ソフトウェアアップデートで、ベータ版ながら、待望のLE Audio対応!
ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「LinkBuds S」ホワイト/ブラック/エクリュ/新色アースブルー
ソニーストア価格26,400円(税込)
><実機レビュー>世界に一つだけのマーブル模様は本当か?LinkBuds S アースブルーがやって来た!
本日5月30日(火)、LinkBuds S本体ソフトウェアアップデートが配信開始した。アップデート後のソフトウェアバージョンは、3.0.5。
アップデートにかかる時間は約40分。
アップデートは、スマホアプリ「Sony|HeadphoneConnect」で。
アップデート内容は以下のとおり。
[1]ゲーム等に最適なベータ版LE Audioに対応しました。
[2]EndelのQuick Access設定がより簡単になりました。
今回、ベータ版ながら、待望の「LE Audio」に対応となった!
「LE Audio」での接続時の注意事項
・今日現在、LE Audio接続するには、Xperia 1 Ⅳ/Xperia 5 Ⅳが必要。
・スマホで、いったんBluetooth接続情報を削除して、再ペアリングする。
・今回追加するLE Audio機能は、お使いいただいたお客様からのフィードバックをいただいて、より使いやすいものに改善することを目指しています。そのため、今回のLE Audioはベータ版と位置づけています。お客様には、この旨をご理解いただいた上でお使いいただき、お使いいただいた後はSony |Headphones Connect上に表示されるアンケートへの回答にご協力をお願いします。
(公式サイトより)
・左側のタッチセンサーが使えないと、アプリに表記されている→店長野田のLinkBuds Sでは普通に使えるんだが???
実際に使ってみた感想は、後日あらためて。
次世代Bluetooth規格「LE Audio」とは?おさらい。
あらためて、LE Audioについて。とにかく、Bluetooth規格において、大きな出来事なのだ。なにせ、Bluetooth誕生以降、はじめての、新規格誕生なんだから。
以下、Bluetooth公式サイトを元に、解説していこー
↑新規格「LE Audio」以前の、これまでのBluetooth規格は、「Classic Audio」と改めて命名。クラシックっすよ!まるで、「旧」とつけられたような?今後発売される機器は、すべてLE Audio対応になっていくと思われる。もちろん、下位互換はある。それほど、大きな変化が起きるのだよ!
LE AudioのLE・・・Low Energyの略。単なる、省エネだけが特徴と思えるが、違う!!
特徴
・SBCに変わる新コーデック「LC3」採用
・複数デバイス(イヤホンなど)へ、同時伝送可能(Auracastという名称)
・左右チャンネル独立伝送
・補聴器対応
我々、イヤホン好きにとっては、「LC3」と、「左右チャンネル独立伝送」が、注目ポイント。
「左右チャンネル独立伝送」は、ソニーのイヤホンでは当たり前となってる機能だが、それが、Bluetooth規格側で標準対応となった。
「LC3」については、もう少し、深掘りする必要があるだろう。
新コーデック「LC3」
LC3 は、「Low Complexity Communications Codec」(低複雑性コミ ュニケーションコーデック)の略。や、ややこしい^^;
Bluetooth登場以降、標準コーデック(絶対対応しないといけないコーデック)は、SBC。昔よりは音はよくなったものの、音楽用としては、やはり、SBCではモノ足りない。オプションコーデックとして、AAC、aptX、LDACなどなどが、登場したが、「標準」ではないため、機器ごとにどのコーデックが対応しているかの確認が必要だった。買おうとしている機器の対応コーデックを調べて、一喜一憂しているよねー^^;
LE Audioでは、標準コーデック「LC3」を搭載。「LC3」は、SBCより超高性能。SBC比2倍の圧縮性能=省エネ。SBCより多様なビットレートに対応=高音質伝送可能。まとめると、省エネにするか、高音質にするか、、、設計者が自由に選択できるのだ。気になる音質は、、、LDACのほうがLC3より高くなる可能性が大きい。(AV Watch「次世代Bluetooth「LE Audio」で何が変わる? ソニーキーマンに聞いた」より)「Bluetooth標準コーデック」のくせに、LDACと比較できるレベルらしいから、今後、Classic Audio版LDACが、LE Audio版にでもなれば、ハイレゾロスレス伝送?も期待してしまう。すでに、「LC3plus」という、LE Audio版コーデックが登場し、今月頭に、早速ハイレゾ認証を取得している。音質面でも、猛烈に期待できるのだ!!!!
LE Audio対応機器
まず、ハード条件は、Bluetooth5.2必須。あとは、ファームウェア。
また、Android13が、LE Audio対応となっている。
LinkBuds Sは、発売時より、ファームウェアアップデートによる対応を予告。そのアップデートが2022年内が、2023年春へと延期され、今日、ベータ版ながら対応となった。
Xperiaも、Xperia 1 Ⅳ、Xperia 5 Ⅳは、対応済み。
LE Audio対応については明言されてないが、Android 13アップデート予定と、Bluetooth5.2を満たすXperiaを含めて、まとめると。
Xperia 1 Ⅲ
Xperia 5 Ⅲ
Xperia PRO-I
Xperia 1 Ⅳ(対応済み)
Xperia 5 Ⅳ(対応済み)
まとめ
音質面でもヒジョーに期待できる、次世代Bluetooth規格「LE Audio」。キモは、標準コーデックLC3。
送る側受ける側、双方のLE Audio対応が必須なので、もう少し普及には時間が必要だろう。
今後は、機器購入検討の際「LE Audio」対応か、アップデート対応かを、気にすべきだろう。