<実機レビュー>ソニーストアで買える、SIMフリー「Xperia 5 V(XQ-DE44)」<その2 カメラ Part1。。。2レンズだけど・・・>

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SIMフリー「Xperia 5 V(XQ-DE44)」(プラチナシルバー/ブルー/ブラック)ソニーストア価格139,700円(税込)
10月27日(金)発売

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実機レビューその1「外観、基本スペック、ベンチマーク」
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SIMフリー「Xperia 5 V(XQ-DE44)」実機レビュー、今回は、その2。
カメラについて、見ていってみよう。が、、、カメラ機能は、盛りだくさんなので、今回Part1、次回Part2の2部構成になってしまった。
今回のPart1では、、、

Xperia 5 Ⅴって、先代Xperia 5 Ⅳの3レンズから、2レンズへ減っちゃったけど・・・グレードダウンなの?

と、多くの方が、第一印象として感じた点を、新旧比較して、重点的に解明していくのだ。

目次

結論

小難しいこといいから、結論だけ言えよって人のために。。。

・全く問題なし。
・3レンズのXperia 5 Ⅳと比較しても、劣るところはなし!むしろ・・・。
・寄れる!

2レンズによるダウングレードイメージは、間違い。
24mmレンズのセンサーに採用している、「Exmor T for mobile」は、高画質化に大きく貢献している!

作例条件

Xperia 5 Ⅴと、Xperia 5 Ⅳで比較。カメラモードはBASIC。JPEG撮影。作例は解像度変更のみ。
十分な光量のある、「通常環境」や、「暗所環境」(Xperia 5 ⅣのAFが作動するぎりぎりの暗さ。つまり、Xperia 5 Ⅴのほうが、より暗いところで、AFが作動するのだ)で撮影。

レンズ焦点距離まとめ

・Xperia 5 V
16mmF2.2(超広角):1200万画素
24mmF1.9(広角):4800万画素→1200万画素記録
48mmF1.9(広角):1200万画素
※全てレンズは、ZEISS T*コーティング

・Xperia 5 IV
16mmF2.2(超広角):1200万画素
24mmF1.7(広角):1200万画素
60mmF2.4(望遠):1200万画素
※全てレンズは、ZEISS T*コーティング

16mm(通常環境)作例比較

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↑Xperia 5 Ⅴ F2.2 1/100 ISO64

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↑Xperia 5 Ⅳ F2.2 /125 IS64

ほとんど差は感じられない。

24mm(通常環境)作例比較

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↑Xperia 5 Ⅴ F1.9 1/100 ISO40

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↑Xperia 5 Ⅳ F1.7 1/250 ISO64

Xperia 5 Ⅳが、やや暗めの傾向。
Xperia 5 Ⅴのうほうが、明らかに、解像感が高い。発色もいい。

48mm(通常環境)作例比較

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↑Xperia 5 Ⅴ F1.9 1/100 ISO40(4800万画素→1200万画素クロップ)

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↑Xperia 5 Ⅳ F1.7 1/250 ISO64(24mm1200万画素デジタルズーム)

48mm焦点距離での比較はなかなかややこしい。

まず、Xperia 5 Ⅴは、そもそも、48mmレンズは搭載しておらず、24mmレンズ(4800万画素)を1200万画素にクロップし、48mm画角として保存する。つまり、48mm1200万画素光学式撮影に近いといえる。(24mmの場合は、4800万画素をピクセルビニングにより1200万画素として保存。詳しくは、実機レビューその1を参照。)

一方、Xperia 5 Ⅳは、48mmレンズは非搭載のため、24mmレンズ1200万画素での、2倍デジタルズームとなり、画質としては、猛烈に不利。

実際、拡大してみると、、、

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↑どっちがどっちかは、言うまでもなし。

60mm(通常環境)作例比較

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↑Xperia 5 Ⅴ F1.9 1/100 ISO40(24mmレンズ2.5倍AI超解像ズーム)

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↑Xperia 5 Ⅳ F2.4 1/100 ISO50

Xperia 5 Ⅴは、24mmレンズ4800万画素までしか搭載しておらず、Xperia 5 Ⅳの60mm望遠レンズと同画角撮影するには、2.5倍デジタルズーム(AI超解像ズーム)となる。が、Xperia 5 Ⅳと比較しても、劣ってない。

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↑拡大して、さらに、驚いた。左がXperia 5 Ⅴ。

光学式ではないものの、「Exmor T for mobile」の威力だろう。

16mm(最短撮影距離、通常環境)作例比較

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↑Xperia 5 Ⅴ F2.2 1/100 ISO64

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↑Xperia 5 Ⅳ F2.2 1/100 ISO80

特に、差はなし。

24mm(最短撮影距離、通常環境)作例比較

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↑Xperia 5 Ⅴ F1.9 1/100 ISO64

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↑Xperia 5 Ⅳ F1.7 1/125 ISO64

特に、差はなし。

48mm(最短撮影距離、通常環境)作例比較

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↑Xperia 5 Ⅴ F1.9 1/100 ISO64

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↑Xperia 5 Ⅳ 1/100 F1.7 ISO64

同等距離まで寄れるが、Xperia 5 Ⅴのほうが、画質、、、解像度は優れる。

60mm(最短撮影距離、通常環境)作例比較

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↑Xperia 5 Ⅴ F1.9 1/100 ISO64

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↑Xperia 5 Ⅳ F2.4 1/100 ISO80

Xperia 5 Ⅴは、60mm撮影でも、画質がいいのは、上述のとおり。24mmレンズから、そのままデジタルズーム(AI超解像ズーム)するわけで、24mm撮影よりも寄れるのは当たり前。

一方、Xperia 5 Ⅳの60mmレンズは、24mmレンズほどは近接撮影が得意ではないようだ。

16mm(暗所環境)作例比較

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↑Xperia 5 Ⅴ F2.2 1/50 ISO3200

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↑Xperia 5 Ⅳ F2.2 1/30 ISO3200

特に差はないものの、、、暗所でのAF性能では、Xperia 5 Ⅴのほうがかなり優れている。Xperia 5 ⅣのAFのふらつきが気になった。。。

24mm(暗所環境)作例比較

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↑Xperia 5 Ⅴ F1.9 1/50 ISO2000

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↑Xperia 5 Ⅳ F1.7 1/50 ISO2000

作例では大きな違いは感じられないが、特に、AF性能では、Xperia 5 Ⅴが圧倒的に早くて正確。
が、Xperia 5 Ⅴのほうが少し暗めの傾向、ノイズも少ない。

48mm(暗所環境)作例比較

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↑Xperia 5 Ⅴ F1.9 1/40 ISO1600

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↑Xperia 5 Ⅳ F1.7 1/50 ISO2500

24mm同様に、48mmでも、Xperia 5 Ⅴのほうが暗めだが、ノイズは少ない。

60mm(暗所環境)作例比較

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↑Xperia 5 Ⅴ F1.9 1/20 ISO1600

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↑Xperia 5 Ⅳ F2.4 1/25 ISO1600

Xperia 5 Ⅴのほうが暗めで、ノイズは少ない。

番外編:24mm(極暗所環境)

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↑Xperia 5 Ⅴ F1.9 1/8 ISO3200

Xperia 5 Ⅳでは、3レンズともにAFが効かないような、極暗所。
Xperia 5 Ⅴでは、AFがしっかり作動するも、今回の撮影条件では、どうやら、ISOが3200以上上がらないようで、シャッタースピードが1/8秒となり、手ブレが気になった。48mmも同じレンズセンサーだからか、AFは同様に作動する。16mmレンズでは、AFがうまく作動せず、撮影困難だった。

まとめ

先代3レンズから、2レンズへ変更となった「Xperia 5 Ⅴ」だが、カメラ性能が劣るということはないと判断できた。
24mmレンズ用センサーとして搭載されている、4800万画素「Exmor T for mobile」が、非常にいい仕事をしてくれる。24mm画角としては、ピクセルビニングによる1200万画素記録。48mm画角では、1200万画素クロップにより、デジタルズームではなく、光学式と同等の撮影が可能。同じレンズ同じセンサーなので、基本的に画質は、24mmも48mmも同等というのも大きなメリットだ。
さらに、60mm画角では、デジタルズームとはなるものの、AI超解像ズームにより、先代光学式60mmに負けないクオリティだ。

また、暗所撮影では、AF性能向上と、60mm含めて、低ノイズと、快適だ。ただ、先代にはない、ナイト撮影モード搭載ながら、先代比較で暗めとなるのが気になる。ソニーさんの意図だろうか。

スマホでは、複数レンズが主流だが、最大のデメリットは、レンズごとに、性能が異なる点。いいセンサーをすべてのレンズ用に搭載するのはコスト面など、難しい。Xperia 5 Ⅴでは、4800万画素というスマホカメラではオーバースペック画素数とすることで、24mmではピクセルビニング、48mmではクロップとし、どちらも、1つの高性能センサーながら、1200万画素記録を可能としている。グッドアイデアだ。レンズが減る分コストカットもできるだろうし。また、ズーミング操作では、レンズが切り替わるタイミングで、かくっとなるのも、複数レンズの避けようがないデメリット。レンズ数が多ければ多いほど、「カクッ」の頻度が上がる。特に動画撮影時のズーミングは気を遣う。理想は、1レンズ&光学ズームなんだろうが・・・さすがに、スマホでは厳しい・・・。

ということで、Xperia 5 Ⅴは、2レンズながら、カメラ性能は申し分なし!

次回、Part2では、カメラアプリについて、見ていってみよう!

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