怒濤のオーディオ新製品レビュー!<MDR-1A編>
↑ステレオヘッドホン MDR-1A ブラック/シルバー ソニーストア価格27,750円+税
大ヒットモデルMDR-1Rの正統後継機種。
いきなり、個人的見解を。
1Rのデザイン、コンセプトを踏襲しつつ、ものの見事に高音質化が図られている。明らかに、音が良くなっている!
では、開梱していこう。
フック展示用のハンガー横に保証書があるんで間違って捨てないように。っていうか、このクラスのヘッドホンは箱ごととっとくよね。。。
↑フタ裏に、キャリングケースと取説が収納されている。
↑キャリングケースには、内ポケットがついてて、ケーブル類を収納できるようになっている。
↑ケーブルをここまでアップして載せてるにはわけがある。
よく見て欲しい。L字プラグがプレーヤー側。これはよくみるステレオミニ(3極)端子。ストレート端子のほうがヘッドホン側で、、、なんと4極端子!
L字ステレオミニ端子までは、普通のプレーヤーを接続してアンバランス伝送だが、、、ここからは4芯で、プチバランス伝送する。だから、ヘッドホン側はバランス接続用に4極になってるわけだ。
ということで、プレーヤーがバランス非対応でも、ケーブル内ではバランス伝送し、少しでもクロストークを抑え、高音質で楽しめるはず!
当然、プレーヤー側がバランス対応なら、バランス用ケーブルを買って、フルバランスでごきげんなナイスミュージックが楽しめちゃうんだぜぃ!
バランスってすごい?
ふふふ。音質面に関しては、後ほど。。。
↑ケーブルは、もう1種類同梱されてる。スマホ用のマイク&リモコン付ケーブル。
スマホに「Smart Keyアプリ(Android4.0以上のXperia専用)」をインストールしておけば、通話&再生のスタート&ストップ以外にも、トラックコントロールや音量調整もできるようになる。
↑同梱品一式。
↑ヘッドホンケーブル端子。ゴールドがアクセントに。
↑ポート(通気孔)重低音のリズムを性格に再現するビートレスポンスコンとロー-ル!
↑これが新開発40mmドライバーユニットだ!最上位ヘッドホンMDR-Z7にも採用されている、あの液晶ポリマー振動板にアルミニウム薄膜コーティングを施した、「アルミニウムコートLCP振動板」を採用。
↑左:新製品MDR-1A、右:MDR-1R
よく見ると、ヘッドホンケーブルが、それぞれ向かって右側、左側と、逆になっているが。。。実は、1Rのほうは、そのまま、手にとって、頭に装着できる。対して、1Aは、写真向かって、右が左耳。左が右耳用と、持ち替えないといけない。これ、MDR-10Rからこうなってしまってて、めんどくさいなぁって思ってたが・・・。
↑MDR-1Rでは、ヘッドホンケーブル端子がしこまれているフレームが、反対側と干渉しないように、硬質ゴムでカバーしているが。それでも、少々取り回しに気を遣ったが。
↑MDR-1Rでは、あえて、たたむ方向を逆にして、装着時は持ち直さないといけない不便さはあるものの、左右のフレームの干渉がなくなるように配慮した。と、、、店長野田は勝手に思ってる^^;いや、ほんとに、1Rは、キャリングケースにしまうときなんかに、間に緩衝材をはさんだりしてる人も珍しくないくらいだから。
↑左:1A、右:1R
イヤーパッドは、大きく進化している。
エルゴノミック立体縫製。。。人間工学に基づいた立体縫製。
1Rのものより厚め、そして、耳の後ろの部分にフィットするように、その部分だけより厚めに。確かに、装着性は格段に向上している。
—————————————————–
では、、、軽く、聴いてみよう!
より客観性を持たせるため、やはりここは、先代MDR-1Rと比較試聴してみる。
プレーヤーは、もちろん、ウォークマンZX1。
そして、今回のハイレゾ製品ラッシュにあわせて、試聴用統一曲として選んだのは、
SHANTIのアルバム「Romance with me」から、1曲目に収録されている、「Don’t Let Me Be Lonely Tonight」
美しい女性ボーカル。試聴時に評価しやすい少なめの楽器。左右の分解能がわかりやすい、楽器が左右に配置。とまぁ、だれでも聞き分けしやすい、シンプルで高音質楽曲。
MDR-1Aは、やはり基本的なコンセプトは、1Rのままという印象。1Rで評価された、味付けをしてない自然な音は、健在。
大きく進化したところは、、、まず、最初に気づく、輪郭がしっかりとした低音。女性ボーカルは、より透き通って心地よい。さらに、左右に分けて配置されていると思われる楽器の定位もわかりやすい。これは、アンバランス駆動ながら、伝送がバランスによるものなんだろうか?
全体的に、解像感が大きく進化しており、ピントがぴしっとあった写真。っていう感じ?α7が発売当初、「パッキパキの解像感」なんて表現をよく耳にしたが、まさにそんな印象。
まとめ。
MDR-1Rとは、ベツモノ。マイナーチェンジではなく、上位モデルといっても過言じゃない。改めて、PHA-3のレビューでバランス駆動時のインプレッションもお伝えするが、バランス駆動対応というのも、非常に大きなポイント。
これは、完全に個人的見解だが、これほどバランス駆動による効果が大きいとわかると、、、いずれは、バランス対応のウォークマンが出てくると、断言してもいい。
ってことで、MDR-1Rユーザーで音好きな方!PHA-3を筆頭に、目移りするハイレゾ製品目白押しなのはわかるが、、、まずは、MDR-1Aに買い換えましょう!自信を持ってオススメするっ!
まだまだ、怒濤のオーディオ新製品レビュー!はつづく。。。
—————————————————–
—————————————————–
当店ブログ「怒濤のオーディオレビューシリーズ」
>怒濤のオーディオ新製品レビュー!<MDR-1A専用バランスケーブルMUC-S20BL1編>
>怒濤のオーディオ新製品レビュー!<最上位ヘッドホンMDR-Z7編 まずは、付属ケーブルでアンバラ試聴から>