<実機レビュー>SIMフリー「Xperia 1 Ⅵ(XQ-EC44)」<その4 内蔵ROM vs microSD どう違う?どう使い分ける?>
SIMフリー「Xperia 1 Ⅵ(XQ-EC44)」ブラック/プラチナシルバー/カーキグリーン(SIMフリー限定)/スカーレット(SIMフリー限定)
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番外編含め、通算5回目となる、Xperia 1 Ⅵ実機レビュー。
今回は、内蔵ストレージと、microSDについて。
Xperiaユーザーさんなら意外と思うかもしれないが、実は、、、Androidスマホでも、コストカットなのか、最近は、microSDスロット非搭載モデルが激増。
店頭で「このXperiaは、microSD使えますか?」というご質問がヒジョーに多い。
写真、音楽やってるなら、microSDなしは、考えられないはず。スマホのストレージ増量のために、クラウドサービス契約とか、ちょっとしんどい。。。
さて、、、今回のXperia 1 Ⅵでは、内蔵ストレージが、256GBモデル、512GBモデルがある。当店集計では512GBモデルが圧倒的に人気だが・・・microSDスロットあるんだし、256GBモデルでいいよね?という質問も多い。
店長野田的には、内蔵ストレージより、外部ストレージ(今回はmicroSD)のほうが、読み書き速度が圧倒的に遅い。という認識だし、内蔵ストレージはでかいほうがうれしい気もする。
ということで、ベンチマーク測定しながら、チェックしていってみる。
Xperia 1 Ⅵの推奨microSDスペックとは?
ほんとわかりづらいんだよねー。
そもそも、microSDって、理解不能なくらい、いろんな規格があって。その上、公式でも、Xperiaが対応しているmicroSDの規格が明確に公表されてなくて。最近だと、UHS-I、UHS-IIとか、、、そこらへんを気にするよねー。
唯一、Xperiaが、公式というか、、、カメラアプリで、推奨しているのが、↑これ。カメラアプリのセットアップ内の保存先に、「V30以上推奨」と。RAW、4K、スロー撮影するには。と。
※V30・・・ビデオスピードクラスっていう規格で、最大V90まで。データ書き込みの最低保証速度。V30は、30MB/sが保証という意味。
ちなみに、このV30以上推奨っていうのは、Xperia 1 Ⅳには記載がなく、Xperia 1 Ⅴのカメラアプリから、記載されはじめた模様。
ということで、
Xperia 1 Ⅵは、microSDカード「V30以上」がイイ!
V60とかだと、もっと高速になる?そこらへんも調べてみよう。
ベンチマークと、その考察
先日、PCでのベンチマーク測定で使用した、3種類のmicroSDを使用する。
・「Nextorage NM1A Gシリーズ(1TB)(UHS-I U3 V30 A2)」
・「SanDisk Ultra 1TB(UHS-I U1 A1)」
・「ProGrade Digital 512GB(UHS-Ⅱ U3 V60)」
Android用のストレージベンチマークソフトは、なとかウォッチさんとか、ITなんとかさんとか、、、各メディアさんがよくお使いの「CPDT」を使うことにした。
↑この結果から、、、
・内蔵ストレージは、爆発的に速く、桁が違う。microSDより、30倍速い!
・V30のNextorage、V60のPROGRADEは、同程度→V60はオーバースペック!→Xperia 1 ⅥのmicroSDスロット自体がV30までの対応っぽい
・ビデオスピードクラス表記がない、SanDiskは遅め。
ということで、やはり、ベンチマークからも、Xperia 1 Ⅵでは、V30のmicroSDが、最適と言えそう。それ以上の高速タイプは使えるが、V30以上の速度は期待できない。V30などのビデオスピードクラス表記がないのも、買ってみないと速度がわからず、避けた方がいいかも。
microSD、実使用での注意点は?
カメラの連写
さすがに、連写時には、相当違いが出るんじゃないかと思ったら、、、「連続撮影画像は、内部ストレージに保存されました」と。。。カメラデータ保存場所を、microSDに設定していても、連写時には、強制的に変更される。。。
ということで、単写モードで、指による手動連写してどうなるか。。。そ、そんな使い方するのか?^^;
と、とりあえず、検証してみた。
細かい数値は置いておいて、、、
・JPEG→RAW→RAW+JPEG
・内蔵ストレージ→V30(V60)microSD→V無microSD
上記の順で、連写可能枚数(それ以上は撮影ストップする)減っていき、連写後の書込待ち時間が長くなる。
例えば、RAW撮影の場合、
内蔵:永遠に連写ができ、連写後は瞬時書込完了
V30(V60):約20枚連写でストップ、書込10秒
V無:約15枚連写でストップ、書込15秒
といった感じ。
明らかに、速度差はあるものの、、、指による手動連写、しかも、10連写級の撮影をすることがどれほどあるのか?
音楽のジャケ写、写真データのサムネ
ジャケ写も、写真サムネも、枚数が多いと、スクロール時に、データ読み込み待ちが発生し、その間は、表示されない。データ読み込みが速度次第で、待ち時間が発生しないのだ。
↑「ミュージック」アプリで、アルバム一覧を、高速スクロールして、ジャケ写の読み込みタイムラグを調べたが、、、
内蔵ストレージでは、全くラグがない。さらに、どのmicroSDでも、「ほぼ」ラグはなく、実用上全く問題ない。
↑Xperia 1 Ⅵで、JPEG撮影した写真データを、「フォト」アプリで、そのサムネイルを高速スクロールしたが、、、
音楽データの方と全く同じ結果。問題ない。
ただし、、、
JPEG撮影データは約2MB、RAW撮影データは約25MB。この差は大きく、、、
JPEG撮影データのサムネイルは、瞬時に出るものの、RAW撮影データのサムネイルは、少し待ち時間が。これも、V30、V無しでは差が顕著。
ファイル(データ)管理
写真データなどなど、ファイルの一括削除、一括コピーなど、、、
ベンチマークの結果どおり、それぞれのストレージで、顕著に差が出る。
が、、、一括削除も100ファイル単位でも、イライラするほど待たされるわけでもないし、、、一括コピーを頻繁にするのか?っていう・・・。
問題点ある?
音楽データについて、特に、違和感、不便は感じない。
個人的なことだが、microSDには800GBくらい音楽データが入っているものの、ジャケ写表示が、最近、遅いと感じたことがない。が、、、猛烈に古い=遅い、クラス4のmicroSDでは、表示のタイムラグは体感できる。。。
写真データは、やはり、RAW、JPEGの、microSD種ごとの速度差は、十分体感できてしまう。
猛烈に古い=遅い、クラス4のmicroSDで試してみたが、、、使わない方がいい。。。
が、、、RAW、JPEG問わず、通常の撮影では、V30なら、違和感はないだろう。
また、内蔵ストレージが足りなくて、microSDへ、アプリを移動したりしていた時代もあった。移動したアプリは起動が遅かった。今では、Xperiaではその機能は使えなくなっているから、アプリへの影響はない。
まとめ
- Xperia 1 Ⅵは、microSD規格V30に対応していると思われる。それ以上の規格のものでも、高速にはならなかった。V30がベスト。V60以上は、もったいない。
- 極端に遅い規格のmicroSD(クラス4で試した)の場合は、なにかと、時間待ちが。使わない方がいい。
- 音楽データ保存なら、microSDでいい。当然、V30がおすすめ。
- カメラの連写モードは強制的に内蔵ストレージ保存。microSD保存するには、単写モードでの指での物理連写。その際は、読み書き速度による遅延は感じられる。が、、、そんな指連写するシーンが頻繁にあるのか?
- V30以上でも、内蔵ストレージのほうが30倍以上高速なのは間違いない。どうしても、速度が必要なデータのみ、内蔵ストレージに保存し、それ以外のデータは、microSDへ保存すればいい。
- 内蔵ストレージが足りない場合、クラウド契約による月額出費をするくらいなら、microSDで補完したほうが長い目で見て、安上がり。
最後に、、、256GBモデルがいい?512GBモデルがいい?は、、、使い方次第。今のスマホのストレージ使用容量と相談するのがいいのでは?