<ソニーストア大阪取材>レンズ交換式VLOGCAM「ZV-E10 Ⅱ」。ハンディカムは、もう・・・。

昨日7月13日(土)、ソニーストア大阪にて、レンズ交換式VLOGCAM「ZV-E10 Ⅱ」を取材させてもらった。
7月12日(金)に先行展示開始されたばかり、、、そして、最初の週末。そりゃぁ、来客多いよねー。店舗内、ZV-E10 Ⅱのところが、最も賑わってたね。

ということで、お客様のお邪魔にならないように、合間をぬいながらの取材となったのだ。

目次

ボディカラーホワイトを見てみよう

ボディカラーブラックの反対側に、ホワイトが展示されていたが。残念ながら、新レンズ「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II」シルバーは見ることができなかった。

さて、ボディカラーホワイト。カメラは黒じゃないとだめだろ?という人も多いが、やはり、ハンディカムに限らず、カメラ全般、白がいいという人も少なくない。特にライトユーザーには、少なからず、根強い人気がある。黒はどうしても、ごっつく見えてしまうしね。

とことん純白。ここまで、見事な白だと、動画RECボタンの赤も、SONYロゴの黒も、いっそ、白にしてしまってもいいんじゃないかと。
基本、レンズは黒で、、、一部、望遠レンズが白レンズと呼ばれるように、白だけど、まぁ、基本お高いレンズなので。

↑現実的な価格のレンズとしては、やはり、新標準パワーズームレンズ「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II」は持っておきたい。が、ホワイトボディに合う「シルバーカラー」は、単品売りがなく、レンズキットしか用意されてないので、要注意。

操作ボタン、スイッチ、端子

↑使い勝手がよくなったと感じたのが、電源スイッチと、静止画 / 動画 / S&Q切換スイッチだ。
先代は、スライドスイッチだった。今回よりレバータイプの電源スイッチとして、レリーズ周りに、ズームレバーと並んで配置された。レバータイプはαユーザーにはお馴染み。
静止画 / 動画 / S&Q切換スイッチも、左右スライドスイッチになった。

ZV-E10

↑先代ZV-E10では、電源スイッチはスライド式、静止画 / 動画 / S&Q切換は、ボタンによるトグル式。
おそらく、こっちのほうがコストが安いんだろうけど、どうしても、瞬時の操作には、不向きだった。

↑圧倒的によくなったのが、グリップだ。深くなったことで、安心して、片手持ちができるようになった。電動ズームレバーもあるため、片手持ちでもズーミング操作しながの撮影もしやすい。

バッテリーは、グリップ内収納で、ボトム部からアクセス

↑バッテリーは、α同様に大容量のZバッテリーへと進化。
一回り大きいZバッテリーを収納するために、グリップが深くなったのか?
グリップを深くした結果、Zバッテリーを装着できるようになったのか?

↑メモリーカードスロットは、左側面になり、アクセス性が大幅向上。従来は、バッテリーと同じところだった。
「HDMI+イヤホン」、「メモリーカード(先代はUHS-I、本機はUHS-II対応)」、「Type-C+マイク」という、3グループにまとまり、それぞれ、開閉カバーで保護。
Type-Cといえば、ついに、USB PDになり、満充電に2時間少々となった。急速充電のためだけに、チャージャーを買わなくてもよくなった。

操作性

↑VLOGCAMフラッグシップフルサイズ「ZV-E1」ライクな操作性になった。操作は、タッチパネル式モニター主導ということだ。ファインダーもないだけに、モニタリング、操作と、タッチパネル式モニタに集約されている。
確かに、α上位モデルと比べると、カスタムボタン、ダイヤルも少ないが、それを、タッチパネル操作に重きを置き、カバーする形だ。例えば、↑このように、「F5.0」という絞りをタッチすると、白色から、橙色に変わり、トップのダイヤルで操作すると、絞り値が変わる。もちろん、ダイヤル操作なしで、タッチパネル上でのスワイプ操作でも同様のことができるが。
タッチして、ダイヤル。という組合せで、ほぼすべての操作を網羅している。

↑これが見たかった。ソニーのカメラ初の、「縦位置対応のレイアウト」。見ての通り、縦位置にすると、UIもそれにあわせて回転。

↑Fnメニューもしっかりと、縦位置対応。

↑表層だけじゃなく、各設定項目内も、縦位置対応。
残念ながら、「MENU」画面は、縦位置非対応だった。
三脚で、縦位置撮影時、、、カメラ設定変更は、自然と顔を横に向けたりしてたが・・・これなら、操作しやすい。是非、既存αシリーズにも、アップデート対応を!!

新標準ズームレンズ『SELP16502 E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II』

前モデルと比較し、AF性能向上、ブリージング補正対応、連写中のズーム操作対応。

↑操作系は、唯一、パワーズームレバーのみ。

↑インナーズームではなく、望遠端、広角端ほぼ繰り出し量は同じ。撮影時は、ほぼこの状態。

広角←→望遠 ズーミング

↑広角~望遠の中間は少し引っ込む程度。

撮影してみた

新標準ズームレンズ『SELP16502 E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II』 16mm F3.5
新標準ズームレンズ『SELP16502 E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II』 50mm F5.6
ダブルズームレンズキット 付属レンズ『E 55-210mm F4.5-6.3 OSS』 55mm F4.5
ダブルズームレンズキット 付属レンズ『E 55-210mm F4.5-6.3 OSS』 210mm F6.3

まとめ

「ZV-E10 Ⅱ」は、併売される、先代「ZV-E10」から、多くの点で、進化、改善されているという印象。
特に進化点が多すぎて、後継機種とは言い難く、上位モデルのような位置づけと感じる。

センサー進化、グリップ持ちやすく、バッテリー持ち向上、新キットレンズ(SELP16502)AF性能向上。
光学式手ブレ補正は非搭載のため、アクティブ式手ブレ補正による1.4倍クロップは発生するが、前モデルよりもさらに進化。

気になる点としては、EVF非搭載、光学式手ブレ補正非搭載、メカシャッター非搭載。

ダブルズームレンズキット同梱 望遠ズームレンズ「E 55-210mm F4.5-6.3 OSS」

総合して、初心者~中級者くらいの、動画メイン層には、ビデオカメラ代替としても、十二分な働きをしてくれると思う。むしろ、画作り含めて、映像としてのクオリティは、優れているだろう。↑の気になる点も、その層であれば、気にする必要もなさそう。
また、一眼カメラは、一般的なビデオカメラより、レンズ径が大きく、映像クオリティ面でも有利な反面、1本のレンズで、広角~望遠まで幅広くカバーというわけにはいかない。ダブルズームレンズキットでカバーするべし。

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『VLOGCAM ZV-E10 II』ブラック/ホワイト 153,000円前後
『VLOGCAM
ZV-E10 II+E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II パワーズームレンズキット(K kit)』ブラック/ホワイト 164,000円前後
『VLOGCAM ZV-E10 II+E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II+E 55-210mm F4.5-6.3 OSS ダブルズームレンズキット(X kit)』ブラック/ホワイト 186,000円前後
標準ズームレンズ『SELP16502 E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II』ブラックのみ 35,000円前後

※価格は、市場推定価格(税込)
先行予約販売開始:7月17日(水)10時予定
発売日:8月2日(金)


プレスリリース
製品ページ(ZV-E10)
製品ページ(SELP16502 E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II)
スペシャルサイト

キャンペーン特設サイト

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