<検証企画>プロジェクター用スクリーンは本当に必要?白い壁へ直接映すんじゃだめ?<後編> 壁全面にポスタータイプスクリーン「パペルマット」を施工した、和室シアターが遂に完成!

前後編、しかも、長期間にわたっての、検証企画。今回は、その後編。完結編だ。
前編は、、、2023年12月2日。。。もう、忘れ去られたと思われる今回の検証企画。

↑前編はこちら。
そもそも、当社建築部門「コールスペースデザイン」施工のセレブリティハウスに、スクリーンを使わない、プロジェクターシアターを設置したい。という、施主様からのオファー。ただし、映像は、スクリーン投影に匹敵するクオリティで。という、ムチャブリ。お世話になってるスクリーンメーカーの「オーエス」さんへ相談したところ、


↑こういう、スペックのパペルマットをすすめられる。

↑ポスタータイプスクリーンというやつで、住宅壁紙と同様の施工が可能という。つまり、見た目スクリーンじゃなくて、フツーの壁紙だけど、クオリティはスクリーン相当という。。。

↑実際に、施主様に、比較視聴していただき、OKをいただいた。
ここまでが、2023年末の話。。。そこから、建築着工し、1年がかりで、ようやく、竣工。先週、ようやく、シアターインストールの出番だったのだ。

↑設置場所は、畳の和室。
下地はフツーの壁紙貼るのと同じ。
壁全面に貼り付けるので、採寸はしっかりと。

↑貼り付けは、「水張り」。もちろん、プロの職人さんじゃないと難しい。
霧吹きでほどほどに湿らせたところ。

↑貼り付け後、余分をカット。

↑ということで、冒頭の画像を再掲。
天井、壁は、目一杯。下側は、スピーカー分余白あり。実測で、約112インチスクリーンとなる。
天井は背面からスクリーンへ向かって下がり傾斜しており、仕上げも特殊。
通常の巻き上げ式スクリーンを設置する場合は、天井埋込もできないから、収納ボックス分の高さも必要となり、90インチくらいが限界。
それが、パペルマットを使用することで、112インチサイズを実現。
しかも、未使用時は、巻き取る必要もないし、両側面の塗り壁とほとんど見分けもつかないほどで、スクリーンとは思えない自然さ。水張りができる、プロの職人さん必須という、施工面のハードルの高さはあるものの、トータルで考えると、ヒジョーに魅力的なポスタータイプスクリーンだ。
遮光カーテンなどはこれから設置なので、少々白けた映像になってるが、日中でも十分楽しめるくらいの性能は発揮してくれている。日が沈めば、十二分な画質を楽しめるはずだ。このパペルマットいいぞ!

サラウンド環境は、5.0.4ch。プロジェクターは、ソニーの「VPL-XW7000」。
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